1ヶ月以上に渡り、名古屋市営地下鉄の生活環境・子育て世帯ランキングをやってきましたが、いよいよまとめです。
前回はスーパーマーケット数等の”生活環境”にフォーカスしたまとめでしたが、今回は、名古屋市営地下鉄全路線全駅徒歩10分以内にある
- 公文式教室数
- 大手高校受験塾教室数
- 幼稚園・保育園・こども園施設数
- 小児科がある病院数
- 規模の大きな(1,000㎡以上)の公園数
のランキングを作り、
子育て環境が整っている名古屋市内の地下鉄駅はどこなのか?
というのを見ていこうと思います。
“徒歩圏内”をどう考えるかは難しいところですが、今回は
駅徒歩10分以内=半径800m
の施設数をピックアップしています。
各路線ごとの詳細分析は以下からどうぞ。




なお、”駅”ではなく、”学区”にフォーカスした環境比較記事は以下のPart1の記事から各ランキングに飛べるのでご興味があればどうぞ。

人気学区のおさらい
当サイトの名古屋の人気学区の考え方はこちらの記事を見ていただければと思いますが、
「そもそも人気学区と駅の関係ってどうなの?」
というところをおさらいしましょう。
以前、人気学区からの通勤・通学時間を調べた際にもご紹介しましたが、名古屋市内で人気学区とされる小学校から最寄り駅までの所要時間は以下のようになっています。
なお、上記記事における分析の関係から、徒歩分数には「駅に到着してからホームまでの時間(概ね3分程度)」も含まれている事にご留意ください。
上図の通り、人気学区とされる小学校は駅に近い場所にあるところは少なく、駅の出入口まで10分(上の表における13分以内)に小学校があるのは半分程度。
逆の見方をすると、
“人気学区の小学校が近い駅=駅チカに住んで人気の小学校への通学が楽な駅”
は結構限定されてくる、という事です。
具体的な地下鉄駅をリストアップすると、
- 栄駅
- 高岳駅
- 本山駅
- 覚王山駅
- 星ヶ丘駅
- 上社駅
- 御器所駅
- 荒畑駅
- 八事日赤駅
- いりなか駅
- 桜山駅
- 総合リハビリセンター駅
- 瑞穂運動場東駅
- 瑞穂運動場西駅
- 塩釜口駅
という感じ。
(もちろん、駅が学区の境界付近にあるケースも多いので、これらの駅付近に住めば確実に人気学区のエリアである保証はありません。)
つまり、上でピックアップした駅が、今回のランキング上位に入っていると、
「小学校への通学が楽&人気学区であり、子育て環境も整っている」
という駅になるわけです。
このあたりを頭に入れて、今回のランキングを見ると面白いと思います。
名古屋市営地下鉄全駅の公文式教室数ランキング
まず、名古屋市営地下鉄各駅の徒歩10分の範囲(半径800m)と公文式教室をプロットすると以下のようになります。
これを各駅ごとに何店舗あるのかカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
なお、全駅のランキングは載せきれないので概ねトップ30駅程度を抜粋し、複数路線が通っている駅は、最も数が多い結果を使用しています。
公文はいわゆる”早期教育”として利用されるケースが多く、傾向としては、
「公文式教室が多いエリア=教育意識の高いエリア」
という図式が成り立ちます。
(需要がないと教室は成り立たないですからね)
今回の結果を見ると、本山駅・一社駅・御器所駅という最初のパートで紹介した人気学区が近い駅がトップに入っています。
その他にも、グラフに入るような上位には人気学区が近い駅が多数ランクイン。
一方で、(失礼ながら)そこまで子育て視点で話題にならない学区が近い駅もランクインしています。
例えば、当サイトでも紹介した大規模マンションが近い志賀本通駅がランクインしていたり、デラデザインで”子育て視点では人を選ぶかも”と書いた今池駅もあります。
データから判断すると、これらの駅周辺でも”少なくとも早期教育の需要はある”という可能性が高そうです。
もちろん、単純に子どもの数が多いという可能性も否定できないですが、こういう意外な結果が出てくると面白いですね。
名古屋市営地下鉄全駅の大手高校受験塾教室数ランキング
教育環境を見る際には公文と並び「塾」という要素は外せません。
ということで、名古屋市営地下鉄各駅の徒歩10分の範囲(半径800m)と大手高校受験塾の教室を見てみましょう。
まず、マップは以下のようになりました。
なお、今回対象としたのは以下の塾で、これら塾だけでも名古屋市内に240程度の教室があります。
- 河合塾
- 河合塾wings
- 野田塾
- 名進研
- 秀英予備校
- 明倫ゼミナール
- 明光義塾
- スクールIE
- 佐鳴予備校
- サンライズ
- 京進の個別指導スクール・ワン
これを各駅ごとに何店舗あるのかカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
またしても御器所駅がトップに入っていますが、それ以外のトップ集団には比較的東山線の駅が多め。
このあたりは、例外はありますが、千種区の一部や名東区は転勤族が多く中学受験志向が弱い事も関係していそうですね。
余談ですが、今回ランクインしている駅のうち、
- 御器所駅
- 本山駅
- 植田駅
- 千種駅
- 名古屋駅
などは中学受験塾の大手(日能研・名進研・浜学園・馬渕教室)が3つ以上あったりするので、高校受験だけでなく中学受験にも対応できます。
子どもはどのような進路になるか分からないので、色々な選択肢があるのは大事なポイントです。
名古屋市営地下鉄全駅の幼稚園・こども園施設数ランキング
次に、未就学児向けの施設として、幼稚園+こども園の状況を見てみましょう。
幼稚園の場合は園バスがあるケースが多いので、必ずしも徒歩圏内にある必要性は高くないですが、、発熱など、不測の事態が起こった際には、親が行く必要があるので近所にあると便利です。
中には「徒歩通園しか認めない」といった園もありますからね…
これを各駅ごとカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
意外、と言っては失礼ですが、トップは妙音通駅でした。
それ以外の上位層を見ると、車道・高岳周辺など。いわゆる”良いところ”と言われているところも入ってはいますが、そうではない駅もかなり多いです。
やはり”車社会”がベースの名古屋としては、安全性含めて「駅チカに幼稚園」という需要は高くないのかもしれません。
名古屋市営地下鉄全駅の保育所・こども園施設数ランキング
次に保育所+こども園を見てみましょう。
保育所の場合は園バスの運行がないケースも多く、やはり近所&駅チカにあった方が何かと便利です。
これを各駅ごとカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
トップは東別院で9施設、次に志賀本通と続きます。
意外にも東山線沿線の駅が少なく、幼稚園のランキングに東山線の駅が多かった事とあわせて考えると、路線としての傾向が少し見える気がしますね。
もちろん、桜山駅や御器所駅といった人気学区が近い駅も多数ランクインしており、共働き世帯も問題なく対応できていますね。
名古屋市営地下鉄全駅の小児科数ランキング
名古屋市営地下鉄各駅の徒歩10分の範囲(半径800m)と小児科がある病院をプロットすると以下のようになります。
子どもが熱を出した場合に、近所に小児科の選択肢が多いと嬉しいところ。
特に、転勤族等で車がない環境の場合、小児科へのアクセスの良さは意外と重要です。
各駅ごとカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
ラストは1,000㎡以上の公園数です。
公園は未就学児~小学生ぐらいまでは意外と大事。
特に乳幼児期は、なんとなく思いついた
「今日は公園に行こうか~」
みたいなお出かけを通じて、ママ友との出会いといった地元のコミュニティに入っていくという流れも大事ですよね。
ランキングは以下の通り。
トップはデラデザインで公園が多すぎて半泣きになった徳重駅で、次に植田駅、茶屋ヶ坂駅と続きます。
やはり比較的郊外の駅が多めですが、上前津、亀島、浅間町といった都心に近い駅もランクインしているのも見逃せません。
デラデザインの記事で色々なエリアの公園を見ていますが、意外と都心部も公園が多かったりするんですよね。
ちなみに、(前フリになっていましたが)、これまで上位が多かった御器所駅・桜山駅の弱点はここで、マップを見ても新瑞橋~御器所あたりは本当に公園が少ないです。
もちろん、このあたりは
「うちにはもう中学生以上しかいない」
というケースでは懸念点になり得ないですし、状況によって評価は異なってくるポイントですが、意外と”公園の有無”は住居選びから抜けてしまいがちなところなので、忘れずチェックしたいところです。
名古屋市営地下鉄全駅の子育て環境ランキング
さて、ただ単に各項目毎にランキングを作っても目新しいものではないので、今回の項目の順位の平均値が高い順に並べてみました。
「順位の平均値に何の意味があるのか?」と問われると苦しいところですが、何らかの方法で順位付けをしなくてはならないので…
1位は車道駅で2位が植田駅、3位は原駅でした。
前回の生活環境含め、盤石の強さを誇っていた御器所駅は14位で、やはり公園数の少なさがかなり影響しています。
もちろん個別のパートでも触れましたが、この部分の評価は状況によって異なります。
そのため、平均化ランキングにそこまで大きな意味はないのですが、
「あらゆる可能性に対応できるか?」
という観点では、上位の駅の近くに住んでいると対応力が高いのは間違いなさそうです。
特にトップ2の車道駅や植田駅各ランキングに大きな穴はなく、総じて子育て環境としての充実ぶりはすごいです。
まとめ
さて、長々と名古屋市営地下鉄の各駅に対する生活環境・子育て環境環境の分析を行ってきましたが、何らかの結論を出さないと締まらないのでまとめます。
前回のPart1の結果も含めて考えると、駅チカに住むとして
名古屋子育て情報局的におすすめなのは植田駅
という結論になりました。
理由としては。
- スーパー・ドラッグストアが複数あって買い物に困らない
- 中学受験・高校受験に両対応可能
- 公文・保育所&子ども園の数も多く未就学時期も対応力が高い
- 小児科・公園も充分な数が揃う
- 物件価格も(現時点では)一般的な家庭でも手が届く
という5点が強いから。
あらゆる時期の色々な進路選択に対応できる点は安心感がありますね。
もちろん、予算的に許すのであれば”人気学区である”という要素を兼ね備えた高岳駅も候補に入りますし、”子どもの年齢的に公園は不要”という場合は桜山駅や御器所が入ってきますが、広くおすすめできるのは植田です。
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以上、今回は
名古屋の生活・子育て環境ランキング 名古屋市営地下鉄まとめPart2 子育て環境
をご紹介しました。
皆様の参考になれば幸いです。


















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