前回は鶴舞線各駅の徒歩圏内にあるコンビニ数やスーパーの数をカウントして、生活環境が整っている駅のランキングを作りましたが、今回は公園の数や小児科の数、高校受験塾の教室数をカウントして
「鶴舞線各駅の子育て環境ランキング」
を作ってみました。
“徒歩圏内”をどう考えるかは難しいところですが、今回は
駅徒歩10分以内=半径800m
の施設数をピックアップしています。
他の地下鉄路線の分析結果は以下からどうぞ。



なお、学区環境比較記事は以下のPart1の記事から各ランキングに飛べるのでご興味があればどうぞ。

鶴舞線各駅の公園数ランキング
鶴舞線各駅の徒歩10分の範囲(半径800m)と1,000㎡以上の公園(赤色)、1,000㎡未満の公園(白色)を地図にプロットすると以下のようになります。
これを各駅ごとに1,000㎡以上の公園がいくつあるのかカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
(※1,000㎡はだいたい30m x 30m程度の公園)
公園は未就学児にとっても小学生にとっても大事なもので、いくつか選択肢があると嬉しいところ。
傾向を見ると、東山線とは異なり、浅間町といった都心に近い駅でも公園が多くあるエリアが多いのが特徴的。
後ほど出てきますが、他のランキングではかなり強い御器所駅は公園数では下から2番目で、唯一と言って良いほどの弱点になっています。
鶴舞線各駅の公文式教室数ランキング
鶴舞線各駅の徒歩10分の範囲(半径800m)と公文式教室を地図にプロットすると以下のようになります。
これを各駅ごとカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
やはりここは御器所駅がトップ。ここは中学受験塾も多い塾の集中する場所なので納得です。
東側のエリアだと、植田駅が上位に来ており、教育意識の高さを感じます。
特に植田駅は、名進研、日能研に加え、馬渕教室も新規で教室を増やしてきているので、中学受験の需要もかなり高いのだと思います。
鶴舞線各駅の高校受験塾教室数ランキング
鶴舞線各駅の徒歩10分の範囲(半径800m)と大手高校受験塾を地図にプロットすると以下のようになります。
なお、今回対象としたのは以下の塾で、これら塾だけでも名古屋市内に240程度の教室があります。
- 河合塾
- 河合塾wings
- 野田塾
- 名進研
- 秀英予備校
- 明倫ゼミナール
- 明光義塾
- スクールIE
- 佐鳴予備校
- サンライズ
- 京進の個別指導スクール・ワン
高校受験の場合は評判の良い個人塾も多く、大手高校受験塾が多い=環境が充実している、とはならないですが、ある程度の参考にはなると思います。
これを各駅ごとカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
トップ2は公文と同じで御器所&植田駅。この2駅は強いですね。
3位は上小田井駅で、ここはターミナル駅でもあるため受験生が通いやすい、という事情もありそう。
下位は都心部の駅が並んでおり、やはり子どもが少ないエリアは塾も少ない、という感じでしょうか。
鶴舞線各駅の幼稚園・こども園・保育所ランキング
幼稚園・こども園・保育所に関しては、生活環境的に、
・幼稚園+こども園
・保育所+こども園
で探すケースが多いと思うのでこの2パターンでランキングを作ってみました。
幼稚園+こども園のランキング
鶴舞線各駅の徒歩10分の範囲(半径800m)と幼稚園+こども園を地図にプロットすると以下のようになります。
幼稚園の場合は園バスがあったりするので、必ずしも近所になくてはならないものでないですが、発熱など、不測の事態が起こった際には、親が行く必要があるので近所にあると便利です。
中には「徒歩通園しか認めない」といった園もありますからね…
これを各駅ごとカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
こちらは意外にも人気学区はトップではなく、上前津・浅間町という比較的都心が近い駅が多いです。
それでも人気学区が近い御器所駅は5位をキープしていますね。
保育所+こども園のランキング
鶴舞線各駅の徒歩10分の範囲(半径800m)と保育所+こども園を地図にプロットすると以下のようになります。
保育所の場合は園バスの運行がないケースも多く、やはり近所&駅チカにあった方が何かと便利です。
これを各駅ごとカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
東山線のランキングでは、新栄町といった都心部の駅が上位に来ていましたが、鶴舞線は原駅がトップでした。
ただ、2位以下は上前津や鶴舞、浄心等が上位に来ているので、傾向としては都心のほうが徒歩圏の保育所が多い傾向は同じだと思います。
ここでも御器所駅は強いですね。
鶴舞線各駅の小児科数ランキング
鶴舞線各駅の徒歩10分の範囲(半径800m)と小児科を地図にプロットすると以下のようになります。
子どもが熱を出した場合に、近所に小児科の選択肢が多いと心強いです。
これを各駅ごとカウントし、ランキング化すると以下のようになりました。
傾向としては保育所数のランキングと似ており、トップは原駅、その下は浅間町や上前津の都心に近い駅でした。
小児科が3院以上ある駅がほとんどであり、この点は鶴舞線は優秀と言えるのではないでしょうか。
まとめ
鶴舞線は多くのランキングで御器所駅、植田駅が上位に来ていました。
この2駅は人気が高いエリアが近く、環境的にも恵まれている事がデータからも分かりました。
そのほか、原駅や荒畑駅も上位に来ている項目が多く、子育て環境としては良さそうでした。
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以上、今回は
名古屋の生活・子育て環境ランキング 鶴舞線Part2 子育て環境
をご紹介しました。
次回は名城線・名港線・上飯田線について同様の分析をしてみようと思います。
皆様の参考になれば幸いです。
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