前回、名古屋市各公立小の児童数のデータを取ったので、今回はその派生として
- 児童数が増えた学区はどこ?
- 児童数が減った学区はどこ?
というのを直近10年のデータ(2015年データと2025年データ)で見てみようと思います。
なお、2025年のデータはコチラのデータを使用しておりますが、2015年の学校別児童数データはインターネットアーカイブに辛うじて愛知県の過去データがアーカイブされていましたのでこれを利用しています。
名古屋市全体・区毎の増減
名古屋市全体の児童数の変化
まず、名古屋市全体(名古屋市の公立小)の小学生児童数の変化は以下の通りでした。
約5.6%の減少という事で、減少幅が大きいのか小さいのか掴みづらいですが、全国の児童数は2015年→2025年で11.3%減少している事を考えると、名古屋市の少子化の進行は緩やかと言えそうです。
(全国のデータはコチラとコチラを参照)
名古屋市各区の児童数増減ランキング
次に、名古屋市各区の児童数の変化を見ていきましょう。
まずは単純な児童数の増減ランキングです。
各区の明暗がハッキリと出ており、東区、昭和区、瑞穂区の3区は明確に子どもが増えている一方で、中川区・港区の2区は大幅に児童数が減少しています。
「増減割合」にした場合、中川区の減少幅の見た目は若干マイルドにはなりますが、それでも減少幅が大きいことに変わりはありません。
港区の”3割弱の減少”というのはかなり驚きです。
逆に、増減割合にすると東区の伸びが凄まじく、+3割超の伸びです。
もちろん、住宅が供給されるか否かといった要素はありますが、少子化のなかでこれだけ伸びているのはすごいです。
名古屋市公立小各区の増減ランキング
本題の
「子どもの数が増えている(=選ばれている学区)はどこか」
というのを見ていきましょう。
なお、この10年で学校の統合および分割がありましたが、
- 統合があった場合は統合後の学校で集計
- 分割があった場合は分割前の学校で集計
というルールで作っています。
例えば、上志段味小は2021年4月に志段味東小から分離して新設された学校ですが、2025年データでも志段味東小に含めています。
(2020年以前の上志段味小エリアの児童数データが無いため)
また、あまりネガティブな事は書きたくないのですが、将来的な統合リスクを把握しておく事も大事なので、児童数の減少率が高いところも同様に見ていきます。
(単純な減少数の比較は、規模の大きな学校が著しく不利になり、データとしてあまり意味がないので割愛します)
児童数が増加している学区
まず、単純に児童数が増えた学校トップ20をご紹介します。
1位は志段味東小学区で、前述の通り上志段味小のエリアも含んでいる数字ですが、それでも圧倒的な増加数です。
このあたりは再開発(宅地開発)が進んでいることが児童数の大幅増の理由だと思います。
徳重小や砂田橋小エリアも似たような再開発の影響が大きいと思いますが、一方で汐路小や東白壁小、御器所小、広路小など、もともと人気学区だったところも人数を増やしていますね。
増加”率”で見ると以下のような感じですが、相生小が2倍超になっていて2位になっているなど、絶対数だけを見ていると見えづらい内容も見えてきます。
トップ2校の伸びが凄まじく、10年で2倍以上の児童数になっています。
既述の通り、トップの志段味東小はこの急激な伸びの結果、2021年4月に上志段味小が新設されています。
2位の相生小も急激に人数が増えていますが、130人→274人という伸び幅で、過去のデータを見ると1997年頃は同等の児童が居たようなので、学校が手狭になるといった心配は無さそうです。
なお、児童数増加トップ20学区を塗りつぶすと以下のような結果となります。
マップで見ると、桜通線沿線の学区が多いことに気づきます。(再開発やマンション供給も多いんですが)
意外と東山線沿線の学区は少ないようです。
(参考)児童が急激に減少している学区
児童が急激に減少している、つまり減少率が高い20学区は以下の通り。
なお、このなかで以下の2校は既に統合の話が出ています。
- 本地丘小・森孝東小
→森孝西小を加えた3校での統合を検討中 - 稲永小・野跡小
→2校での統合が決定し”あおなみ小”として2027年開校予定
また、まだ統合の話は出ていませんが、このなかで25年時点で児童数が200人を切っているのは
- 明正小:142人
- 西福田小:105人
- 東海小:118人
- 南押切小:75人
- 牧の原小:137人
の5校で、急速に児童数が減少していることを考えると今後他校との統合話が出ても不思議ではありません。
もちろん、統合が悪いわけではなく、前述の本地丘小・森孝東小・森孝西小の3校統合では、
「統合校には中学校も併設され小中一貫校のような形で運営される」
といった新しい試み・先進的な試みが行われたり、少し前に統合した”なごや小”のように”設備が新しくて良い”という良い口コミが多く聞かれる学校になるパターンもあります。
とはいえ、学校が統合される場合、運が悪いと通学時間が非常に長くなり、昨今の酷暑の中での通学が辛くなってしまうというリスクがあるのは否定できません。
統合には良し悪しがありますが、そういう変化のある場所だという事を理解しておくことも重要だと思います。
今回の対象校の場所は以下の通り。
マップにするとハッキリと分かりますが、やはり市の南側と郊外エリアが多いです。
区毎の集計で港区の減少数・減少幅が大きかった理由がこのマップからも分かると思います。
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以上今回は、
直近10年間の公立小児童数の変化まとめ
をご紹介しました。
今回の表題画像はAIが考える
学校統合の話し合いで激しい喧嘩をしている日本人たち
(Japanese people having a fierce argument during a school consolidation discussion)
です。
AIが行った英訳のニュアンス的に喧嘩感が薄いのはしょうがないですが、全然激しい議論をしていなくて、何度作っても笑っている感じになってしまうんですよね…
皆様の参考になれば幸いです。












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