5月から行っている学区環境比較分析ですが、今回は
「小児科の数」
にフォーカスして分析を行いましたのでご紹介します。
前回までは生活必需施設、教育施設を分析してきましたが、今回は医療分野の分析です。
やはりいざという時には小児科に行きやすい環境というのは住居環境において重要なポイントの1つだと思います。
他の学区環境分析シリーズは以下からどうぞ。
コンビニ数と密度→コチラ
大手ドラッグストア数と密度→コチラ
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名古屋市の小児科の状況について
名古屋には沢山の小児科があり、名古屋市内には診察科目として”小児科”を掲げている病院が566あります。(休日診療所含む)
具体的なリストは以下の名古屋市医師会のホームページから確認可能です。
今回は上記HPで”小児科”を診察科目としている病院を抽出しました。
(ただし、明らかに新生児の検診のみを行っている産婦人科は除外しました)
小児科数と分布
まず、上で触れていますが、今回は名古屋市医師会のHPからパワープレイで名古屋市内の小児科を全部抜き出しました。
これを学区のエリアデータと重ねてマッピングすると以下のようになります。
基本的にそこまで密度の濃淡はないものの、基本的には名古屋の西側は若干密度が薄めの印象。
なお、赤色のところはいわゆる”休日診療所”と呼ばれるところで、中区以外の各区に1つあります。
※名古屋市の学区境界データは最新のものが公開停止となっているため、少し古いデータを採用しています。そのため、上志段味小は志段味東小と合算、下志段味小は志段味西小と合算しています。
また、なごや小については3校を統合した数字で計算しています。
小児科はどれぐらいあるものなのか?
ここからは具体的なデータを見ていきましょう。
前提として、学区内にどれぐらい小児科があるのが普通なのか?というイメージをつかむために、全260校の小学校学区内の小児科数をそれぞれカウントし、その割合を出してみました。
上記の通り、約6割の学区では複数の小児科が学区内にある一方、約15%弱の学区には小児科がない、という状況になっています。
なお、全体の平均値としては
約2.2院/学区
という感じです。(中央値は2院/学区)
小児科の数が多い/密度の高い学区ランキング
小児科の数が多い学区
まず、単純に学区内に小児科が多いのはどこか、というのを出してみました。
結果は以下の通りとなりました。
今回は5院以上の学区を挙げています。
結果としては、都心部に近い学区と人気学区が上位に入っている、という印象です。
なお、旧志段味西小(志段味西小+下志段味小学区)は5院で上位に入っていますが、上記グラフからは省いています。
小児科の密度が高い学区
各学区は面積が大きく異なるので1km2あたりの小児科数、つまり”小児科の密度”も計算してみました。
“小児科への行きやすさ”を考えるのであればこちらの方が重要だと思います。
こちらはどちらかと言うと都心部に近い学区が多い印象です。
なお、密度の平均値は、約2.1院/km2、中央値は約1.7院/km2となっています。
(参考)生徒100人あたりの小児科数が多い学区
さて、分析していて西山小といった生徒数が多い学区がランクインしていたので、
「生徒数が多いだけではないか?」
とツッコまれるかな、と思い、追加で分析をしてみることにしました。
これは、各小学校の生徒100人に対して小児科がいくつあるか、という計算結果をランキング化したもので、この数字が高ければ高いほど小児科の診察状況に余裕があると言えます。
もちろん、生徒数が極端に少ない学区の方が有利といえば有利なので参考としての意味合いが強いですが、参考にはなると思います。
結果は以下の通りです。
分析してみて意外だったのですが、ほとんど人気学区が入っていません。
人気学区の人気の小児科だと、Web予約開始から数分でその日の予約が埋まってしまう、という話も聞くので、人気学区は子どもの数に対して小児科が少ない傾向なのかもしれません。
(後の人気学区のパートも参照)
なお、平均値は約0.6院/生徒100人、中央値は約0.5院/生徒100人となっています。
人気学区の小児科数と密度の比較
では、当サイトでよく触れている「人気学区」の状況はどうか、というのも分析しましたのでご紹介します。
小児科数の比較(人気学区)
人気学区における小児科数のランキングは以下の通りです。
上記の通り、平均値の約3倍の小児科がある学区がある一方で、学区内に小児科が無い、という学区もありました。
人気学区にこのような差があるのは意外でした。
(もちろん、学区周辺に小児科はあるので、生活に困ることは無いと思います)
小児科密度の比較(人気学区)
人気学区における小児科密度ランキングは以下の通りです。
こちらは全体平均が約2院/km2であることを考えると、約2/3の学区では平均以上という結果になりました。
小児科への行きやすさは平均以上の学区が多いようです。
(参考)生徒100人あたりの公文式教室数が多い学区(人気学区)
参考として、人気学区でも生徒100人あたりの小児科数を出してみました。
こちらは全体平均が0.6であることを考えると、平均を下回る学区が多いです。
やはり人気学区は子どもの数が多めのところが多く、生徒100人あたりで考えると小児科の数は少ないようです。
そうなってくると”予約を取るのが大変!”という小児科が出てきていてもおかしくないですね。
(参考)夜間診療と日曜診療
参考として、民間で夜間(19時以降)と日曜に診療を行っている病院もプロットしてみました。
前述の休日診療所は基本的に緊急時対応がメインです。
そのため、処方される薬が少なかったりするため、可能であれば民間の通常診療を受診したほうが良い、と考える人は多いそうです。
【夜間診療がある小児科】
夜間と言いつつ、調査してみたら19時以降も診察してる病院の多くの病院が19:30まででした。
とはいえ子どもは夕方~夜間に体調を崩す事も多いのでこういう病院が近所にあるのはありがたいのではないでしょうか。
【日曜診療がある小児科】
民間病院で日曜診療がある病院は以下の通りです。
基本的には午前中のみ、というところが多いですね。
ちなみに、イオンモール Nagoya Noritake Garden内にある”ナゴヤガーデンクリニック”は、午前中だけですが土曜日・日曜日に加え、祝日も診療している珍しい病院です。
覚えておいて損はないかと思います。
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以上、今回は
名古屋の学区環境比較 Part6 小児科の数と密度
をご紹介しました。
皆様の参考になれば幸いです。














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