[25年データ]旭丘高校・明和高校・向陽高校・菊里高校は何点取れれば合格できるのか?

先週から、中学受験における合格最低点記事を書き始めましたが、今日はその公立高校受験バージョンを簡単にまとめようと思います。

というのも、先日、Xで公立高校受験における各校の入試得点分布をポストしたら、紆余曲折あって
「今はそんなに内申重視じゃない」
というコメントを複数いただいたので、実際のデータで見てみようと思ったからです。

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使用データについて

今回の分析のベースとなるデータは佐鳴予備校が発行している
サクセスロード
という書籍の2025年版で、実は市販もされています。

これには、
「佐鳴予備校の生徒が各高校に合格した際、内申点が何点で、学力検査得点が何点だったか」
という分布図が入っています。
これを分析すれば、「合格最低点らしきもの」は分かります。

では、なぜこれまでこれを使った分析を行ってこなかったか、というと

  • 佐鳴予備校のみのデータである(データ母数が少ない)
  • 合否は内申点+学力検査得点だけでは決まらないから

という2点が理由。

もちろん、基本的には内申点+学力検査得点という要素は合否において大きな意味がありますが、募集要項には
「内申点+学力検査得点は基礎資料とする」
という旨の記載があり、含みを持たせているんですよね。
恐らく、同点だった場合の合否の振り分けにも使ったりするんだと思いますが、詳細は明かされていません。

なので、今回示すデータも“あくまで目安”と思っていただければと思います。

なお、今回対象とするのは偏差値トップ4の

  • 旭丘高校
  • 明和高校
  • 向陽高校
  • 菊里高校

の4校とします。

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旭丘高校・明和高校・向陽高校・菊里高校は何点取れれば合格できるのか

それでは、早速ですば分析結果をご紹介します。

なお、この4校の合否判定はパターンVを採用しており、

  • 内申点:9教科x5段階x2倍=90点
  • 学力検査得点:5教科x22点x2倍=220点

の合計値である310点満点で行われますが、イメージが伝わりやすいよう、

  • 内申点:9教科x5段階=45点
  • 学力検査得点:5教科x22点=110点

155点満点で可視化することにします。
(両方2倍しているので、標定点と学力検査得点をそのまま利用しても分析としては同じなので)

[25年データ]旭丘高校の合格最低点

まずは最高峰の旭丘高校から。

サクセスロードの分布図を分析すると
内申点+学力検査得点の最低値は139点前後
であることが分かります。

これをベースに、内申点と学力検査得点の関係を可視化すると以下のようなイメージになります。

仮に、
学力検査得点を約9割の100点取れるとすると、必要な内申点は39点
という事になります。

これは、学力検査得点が約9割取れる前提ですが
オール4をベースとして3科目で5を取れば良い
という水準ですね。

かつては”オール5が必須”に近いことを言われていた旭丘ですが、現在はそこまでの水準は求められないようです。
(と言っても、大変なのは間違いないですが)

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[25年データ]明和高校の合格最低点

次に、中高一貫校化で注目が高まっている明和を見てみましょう。

サクセスロードの分布図を分析すると
内申点+学力検査得点の最低値は136点前後
であることが分かります。

これをベースに、内申点と学力検査得点の関係を可視化すると以下のようなイメージになります。

仮に、
学力検査得点を約9割の100点取れるとすると、必要な内申点は36点
という事になります。

これは、学力検査得点が約9割取れる前提ですが
オール4で何とかなる
という水準ですね。

明和も、旭丘と同様、昔は高い内申点が求められていた事を考えると、”オール4でもチャンスがある”と考えるとかなり印象が変わりますね。

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[25年データ]向陽高校の合格最低点

次に、近年人気と偏差値が上がっている向陽高校を見てみましょう。

サクセスロードの分布図を分析すると
内申点+学力検査得点の最低値は135点前後
であることが分かります。

これをベースに、内申点と学力検査得点の関係を可視化すると以下のようなイメージになります。

仮に、
学力検査得点を約9割の100点取れるとすると、必要な内申点は35点
という事になります。

これは、学力検査得点が約9割取れる前提ですが
オール4をベースに1科目だけ3でOK
という水準ですね。

向陽の場合、”明和とここまで近い水準なのか!?”という感想を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんね。

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[25年データ]菊里高校の合格最低点

最後に、菊里高校を見てみましょう。

サクセスロードの分布図を分析すると
内申点+学力検査得点の最低値は131点前後
であることが分かります。

これをベースに、内申点と学力検査得点の関係を可視化すると以下のようなイメージになります。

仮に、
学力検査得点を約9割の100点取れるとすると、必要な内申点は31点
という事になります。

これは、学力検査得点が約9割取れる前提ですが
オール3をベースに4科目4を取ればOK
という水準ですね。

これは向陽と比べると明らかに差があり、イメージが変わってくる数字だと思います。

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まとめ

以上、4校の合格ボーダーをまとると、以下のような感じになります。

結論としては、Xでご指摘いただいた通り、
「現在の公立高校受験における内申点はそこまで支配的ではないように見える」
というのがデータ上から分かりました。
特に、現在の親世代が経験した時代(相対評価時代)の水準からすると、間違いなく「内申点の基準は緩くなった」と断言できるのだと思います。

一方で、気をつけなければならないのは

  • 内申点の取りやすさは変わっていないのか?
  • 学力検査も上位層なら9割が当たり前に取れるものなのか?

というあたりはデータからは読み取れない事。
(いつかそのあたりは塾の先生等の当事者にヒアリングしたいと思っています)

そのため、当事者である受験生にとってみれば、
「内申点も学力検査も高得点を取るのは簡単じゃあない」
という認識のままである可能性もあるということです。
どちらにしろ、”我々の時代より簡単なんだからさぁ…”みたいな事は言うべきではない気がします。

そして、繰り返しになりますが、今回の分析は
「あくまで目安である(点数だけで決まらない)」
「26年以降はどうなるか分らない」

というところはご留意いただけますと幸いです。

=====
以上、今回は
[25年データ]旭丘高校・明和高校・向陽高校・菊里高校は何点取れれば合格できるのか?
をご紹介しました。

表題画像はGoogleのAIが考える
「通知表を受け取り、中身をみて狂喜乱舞する日本人男子中学生」
です。
実際はこんな感じで感情を爆発させたらめちゃくちゃ浮くんだろうなぁ…

皆様の参考になれば幸いです。


コメント

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