名古屋の学区環境比較 Part7 都市公園の数と密度

5月から行っている学区環境比較分析ですが、今回はこのシリーズのラスト、
「公園の数」
にフォーカスして分析を行いましたのでご紹介します。

子どもと生活をしていると、意外と公園に行く機会は多いと思います。
そんな公園の数や密度を分析し”公園に行きやすい学区はどこか?”というのを見てみました。

他の学区環境分析シリーズは以下からどうぞ。

コンビニ数と密度→コチラ
大手ドラッグストア数と密度→コチラ
スーパーマーケット数と密度→コチラ
公文式教室数と密度→コチラ
幼稚園・こども園・保育所数と密度→コチラ
小児科の数と密度→コチラ

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名古屋市の都市公園の状況について

名古屋には沢山の公園があり、市営の公園一覧は名古屋市のHPから確認可能です。

名古屋市:主な公園緑地(暮らしの情報)
主な公園緑地について

今回は上記HPにあるリストをベースに分析を行いました。

なお、公園の位置は公園名+リスト記載の住所を利用しジオコーディングしています。
ほとんどのケースでは公園の中心地にプロットされている事が多いですが、ズレている場合もあることにご留意ください。

また、XX緑地といった公園もリストに含まれており、本当に自然があるだけの緑地というパターンもありますが、一つ一つチェックするのは難しいので全部入れてあります。

公園の広さについて

前述の公園リストにはありがたいことに「公園の広さ」もha(ヘクタール)単位で記入されています。
名古屋市には市営公園が1,488箇所ありますが、1,000m2ごとに集計してみると、以下のような数になりました。

名古屋市内の都市公園の広さ

だいたい1,000m2毎に1/4ぐらいの数がある感じですね。

ちなみに、広さのイメージがし辛いかもしれませんが、正方形の場合、
1,000m2→約32m x 32m
2,000m2→約45m x 45m
3,000m2→約55m x 55m
といった感じです。

私は月イチで連載しているデラデザインの取材で掲載対象とする公園を選ぶために公園巡りをしていますが、
「この公園は小規模で小学生が遊ぶには狭いな…」
と感じなくなるラインが1,000m2未満の広さの公園である事が多いです。

それを踏まえ、今回の分析では、マッピング以外の公園数ランキングや公園密度ランキングでは1,000m2以上の公園を対象としました

公園の数と分布

名古屋市営の全公園と、学区のエリアデータを重ねてマッピングすると以下のようになります。(このマップは1,000m2以下の公園もプロットしています)

名古屋市内の市営公園の分布

予想以上に密度の濃淡があり、名駅~栄付近の都市部に少ないのは予想通り。
一方で、御器所駅南側エリアといったいわゆる”人気の住宅地”もかなり密度が低いのが意外でした。

また、当然といえば当然ですが、郊外に行けば行くほど、1,000m2未満といった狭い公園は現象し、広い公園が増えていますね。

公園はどれぐらいあるものなのか?

ここからは具体的なデータを見ていきましょう。

前提として、学区内にどれぐらい公園があるのが普通なのか?というイメージをつかむために、全260校の小学校学区内の1,000m2以上の公園数をそれぞれカウントし、その割合を出してみました。

名古屋の小学校学区内の公園数分布

上記の通り、概ね1/3の学区では1,000m2以上の公園が2箇所以下となっており、4校では0箇所という結果でした。
一方で、約1/4の学区では7箇所以上もの1,000m2以上の公園があり、学区間の差が大きい事が分かります。

なお、全体の平均値としては
約4.5箇所/学区
という感じです。(中央値は3箇所/学区)

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公園の数が多い/密度の高い学区ランキング

公園の数が多い学区

まず、単純に学区内に1,000m2以上の公園が多いのはどこか、というのを出してみました。
結果は以下の通りとなりました。

名古屋市の公園数が多い学区ランキング

当たり前ではあるのですが、やはり郊外の学校が中心。
八事付近や名東区の学区など、いわゆる人気学区も入ってきていますが、数はあまり多くはありませんね。

なお、旧志段味西小(志段味西小+下志段味小学区)学区は22箇所で1位でしたが、学区分割後の分析ができなかったため上記グラフからは省いています。

公園の密度が高い学区

各学区は面積が大きく異なるので1km2あたりの公園数、つまり”公園の密度”も計算してみました。
“公園への行きやすさ”を考えるのであればこちらの方が重要だと思います。

名古屋市の公園密度が高い学区ランキング

単純な数のランキングとは少し顔ぶれが変わっていますね。
上位の学区だと、1km2あたり9箇所もの公園があり、こういった学区では外遊びに困ることはなさそうです。

なお、密度の平均値は、約3.9箇所/km2、中央値は約3.4箇所/km2となっています。

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人気学区の公園数と密度の比較

では、当サイトでよく触れている「人気学区」の状況はどうか、というのも分析しましたのでご紹介します。

公園数の比較(人気学区)

人気学区における公園数のランキングは以下の通りです。

名古屋の人気学区における公園数ランキング

同じ人気学区でも環境の差が大きく、平均値の2倍超の学区がある一方で、1,000m2以上の公園がない、という学区もあります。
公園が少ないところは、マップのところでも触れた御器所駅の南側エリアと重なっているところが多いです。

もちろん、1,000m2未満の公園まで含めれば公園が0というわけではないですが、このあたりは好みが分かれそうです。

公園密度の比較(人気学区)

人気学区における公園密度ランキングは以下の通りです。

名古屋の人気学区における公園密度ランキング

密度を見ると”人気学区だからといって一定規模以上の公園が多いわけではない”というのが顕著に出ています。
全体平均密度は約3.9箇所/km2(中央値は約3.4箇所/km2)ですが、人気学区でこれを超えているのは1/3以下の8学区しかありません。

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以上、今回は
名古屋の学区環境比較 Part7 公園の数と密度
をご紹介しました。

5月から長期間に渡って特集してきた”学区環境分析シリーズ”はいかがでしたでしょうか。
後日「学校付近に住んだ場合の番外編」をやるつもりではいますが、一旦ここでこのシリーズは区切りとなります。

これでデラデザイン連載記事を作るのが楽になる…

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皆様の参考になれば幸いです。


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