先日からご紹介している”名古屋の人気学区における通学時間ランキング”の続きである、
「名古屋の人気学区における通学時間ランキング(私立女子校編)」
をご紹介します。
検索対象となる学校が多すぎる&まとめが少し大変なので
の4-6回ぐらいに分けてご紹介する予定です。
通勤時間ランキングの記事は以下のリンクからどうぞ。

ルート検索の前提・考え方については男子校編で書いていますので、コチラをご確認ください。
簡単に言えば、
- 各小学校からターゲットとなる中学・高校までの所要時間を比較
- 検索はNAVITIMEを使用し”徒歩の少ない順で妥当だと思われるルート”を使用
(必ずしも上位のルートを採用しているわけではない) - 長すぎる徒歩(概ね20分前後)は避けてバスを使う
- ただし朝の渋滞を考慮してバス→バス乗り継ぎは除外
という感じです。
また、電車移動時間には乗換時間や、駅入り口からホームに移動する時間(約3分)も含まれている事にご留意ください。
それぞれの位置関係(再掲)
まず、前提として、各小学校と、ランキング化する中高一貫私立校をマップ化してみました。
(聖霊と滝はマップ範囲外のため省略)
意外と市内に住んでいても関わりのない地区の位置関係をご存知ない方も多いかと思いますが、これでなんとなくのどういった場所にあるかや物理的な距離感をイメージできるかと思います。
各学校の通学所要時間
では結果をご紹介します。
南山女子
南山女子は南山男子とほぼ結果が変わらないですが、いりなか駅から男子部とは逆方向(八事方向)に移動するため、川名付近の学区は少しルートが変わっていますね。
南山男子がいりなか駅から徒歩8分計算だったのに対し、女子部は4分と、半分の時間になっているため、全体的に男子部よりも所要時間が短くなっています。(やはり女子部は男子部よりも何かと優遇されている…?)
基本的な傾向は男子部と同様で、物理的に距離が近かったり、鶴舞線沿線の学区は通学時間が短い一方、東山線沿線の地区は所要時間が長めになっています。
やはり名古屋は東部の南北移動が若干弱いですね。
愛知淑徳
愛知淑徳は東山線「星ヶ丘」駅が近く、駅からの徒歩が8分となっていますね。
先ほどの南山女子と違って、こちらはやはり東山線沿線の学区の利便性が高め。
後日調査予定ですが、物理的に距離が近い菊里高校も似たような感じになる可能性が高そうですね。
金城学院中
金城は色々と複雑で暫定版、という位置づけにさせてください。
というのも、
- 学校のHPでは”白壁バス停”の利用が前面に出ているが実情が分からない
- 電車も学校の説明では”尼ケ坂”推し、検索では”清水”が優先されるがどちらがよく使われるか不明
- 中学と高校は多少距離があるためどちらを目的地とするかで結果が変わる(今回は中学を設定)
というあたりが調査しきれなかったからです。
もし実情をご存知の方がいらっしゃったらTwitter等でコメントをいただければ修正しますのでご教示いただければ幸いです。
ひとまず、今回は中学校を目的地にして、清水駅利用をメインとした結果で出しています。
上記の通り、金城学院中は最寄り駅への到達難易度の高さ(該当路線への乗換駅が少ない)から、全般的に通学時間が長めに出ています。
今回の条件だと栄駅からの乗換がほとんどなので、そこに至るまでに時間のかからない東山線沿線の地区が有利に見えますね。
椙山女学園中学
ここは東山線「覚王山」駅が近く、駅から徒歩8分で到着する距離にあります。
今回調査対象としている学区で、極端に離れていたり、到達難易度が高い場所だったりする場所がないので、全般的に通学時間は短めになっています。要は通学しやすい立地にある学校、という事ですね。
まとめ
今回の女子校の結果をまとめると以下のようになります。
(平均の短い順です)
平均値にあまり意味が無いような感じがしますが、私立中の場合はどこに行くことになるか分からない部分もあるので、
“どの学校に行くことになったとしても便利な場所”
というのが将来的な資産価値を考えても強いと思います。
男子校編と合わせて見ると、田代小や東山小がどちらも上位に来ていて利便性の高さが明確に出ているのではないでしょうか。
特に田代小は複数路線が近いわけではない(最寄りが覚王山)のですが、東山線以外の場所へもバスで行けてしまったりするのでそこまで通学時間が長くなっていないのが意外でした。
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以上、今回は
名古屋の人気学区における通学時間ランキング(私立女子校)
をご紹介しました。
皆様の参考になれば幸いです。
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