以前、人気学区の小学校付近に住んだ場合の、各私立中・公立高校までの通学時間分析をしましたが
「結局その通学時間って長いの?短いの?」
というのが分からないので、今回は統計データを使って、都道府県別の
- 小学生、中学生、高校生の通学時間
- 独身者男性、子育て期の既婚者男性の通勤時間
のランキングを可視化したいと思います。
(※通勤時間を男性に限定している理由は後述)
本当は政令指定都市&23区で比較したかったのですが、都道府県単位のデータしか無かったので、今回は都道府県のランキングです。
個人的には、
- 一都三県といった大都市は人口密度が高いので小学生の通学時間は短い
- 通勤時間は大都市ほど長くなる傾向のはず
という予測を立てていました。
実際どうだったのかご紹介します。
使用するデータ
今回使用するデータは、
「令和3年社会生活基本調査」
の統計データです。
この統計は簡単に言えば、1日の行動として何をしているか、というのをアンケート調査したもの。
そのなかで、通勤・通学という項目を”平日”に絞って抜き出しています。
なお、統計データの仕様から”小学生”は10歳以上となっている事にご留意ください。
都道府県別通学時間ランキング
小学生
小学生の都道府県別通学時間ランキングは以下のようになりました。
出典:令和3年社会生活基本調査より作成
愛知県は片道24.5分で25位。
全国平均が23.5分であることを考えると若干長め。
ランキング全体を見ると、以外にも一都三県といった大都市は上位(=通学時間が短い)というわけではなく、他県と大きな差は無いですね。
中学生
中学生の都道府県別通学時間ランキングは以下のようになりました。
出典:令和3年社会生活基本調査より作成
愛知県は片道25.5分で28位。
全国平均が26分であることを考えるとほぼ全国平均と言って良い長さでした。
ランキング全体を見ると、東京・千葉・神奈川といった大都市圏の通学時間が長くなっています。
名古屋と比較すると、平均で片道8-10分程度長くなっていますね。
東京都などは私立中進学率が25%超だったりして、大都市圏は私立中進学率が高く、その影響が出てきているのではないかと思います。
(以前作った都道府県別私立中進学率ランキングはこちら)
高校生
高校生の都道府県別通学時間ランキングは以下のようになりました。
出典:令和3年社会生活基本調査より作成
高校生は中学生以下と異なり、一気に通学の距離が長くなるので通学時間も伸びていますね。
愛知県は48.0分で39位。
全国平均が43.5分であることを考えると、少し長めの県ですね。
意外だったのが東京都。
千葉、神奈川、埼玉といった関東の県はワースト10入りしていますが、東京は43.5分で28位になっていました。
都道府県別通勤時間ランキング
ここからは通勤時間を見ていきましょう。
カテゴリ分けが難しいですが、今回は
- 働いている独身者男性
- 働いている子育て期の既婚者男性
という2区分を可視化しました。
なぜ男性に限定したかというと、働いている子育て期の女性の場合、”家の近くでのパートする場合の通勤時間”の割合が高く含まれてしまうから。
もちろん、男性に限定しても専業主夫のアルバイトという可能性もありますが、専業主夫は全体の2%なので、今回は男性に限定して分析する事にしました。
独身者の通勤時間ランキング
独身者の都道府県別通勤時間ランキングは以下のようになりました。
出典:令和3年社会生活基本調査より作成
こちらは予想通り一都三県(&奈良)がそれ以外の地区を大きく引き離しています。
大きな傾向としても、関西大都市や政令指定都市を有する都道府県の通勤時間が長くなっていますが、特に関東は通勤時間が長いですね。
「平均」でほぼ片道1時間で、さらにキツイ通勤ラッシュであるということを考えると恐ろしいです。
愛知県は44分で38位。
ランキング自体は高くないですが、関東圏の片道50分超に比べると、大きく印象が異なりますね。
なお、全国平均は44分なので、愛知県はちょうど平均という事になります。
子育て期の既婚者男性の通勤時間ランキング
子育て期の既婚者男性の通勤時間ランキングは以下の通り。
出典:令和3年社会生活基本調査より作成
こちらも、通勤時間が長い都道府県の傾向はほぼ同じですが、関東は独身者よりもさらに通勤時間が長くなっています。
住居費が高いから遠くに住むしか無い、という事情があるのだと思いますが、それにしても他地区との差が顕著に大きいですね。
愛知県は40.5分で35位。
全国平均は43.5分なので、全国平均よりも短い事になります。
=====
以上、今回は
都道府県別通勤・通学時間ランキング
をご紹介しました。
皆様の参考になれば幸いです。









コメント