先日からご紹介している”名古屋の人気学区における通学時間ランキング”の続きである、
「名古屋の人気学区における通学時間ランキング 公立高校 尾張2群Bグループ」
をご紹介します。
検索対象となる学校が多すぎる&まとめが少し大変なので
の7回ぐらいに分けてご紹介する予定です。
今回は、尾張2群Aグループということで、名古屋市内にある高校で尾張2群Aグループの偏差値上位2校である、
- 千種高校
- 瑞陵高校
に通学する場合、人気学区の小学校からどれぐらい時間がかかるか、というのを調べてランキング化しました。
通勤時間ランキングの記事は以下のリンクからどうぞ。

ルート検索の前提・考え方については男子校編で書いていますので、コチラをご確認ください。
簡単に言えば、
- 各小学校からターゲットとなる中学・高校までの所要時間を比較
- 検索はNAVITIMEを使用し”徒歩の少ない順で妥当だと思われるルート”を使用
(必ずしも上位のルートを採用しているわけではない) - 長すぎる徒歩(概ね20分前後)は避けてバスを使う
- ただし朝の渋滞を考慮してバス→バス乗り継ぎは極力除外
という感じです。
また、電車移動時間には乗換時間や、駅入り口からホームに移動する時間(約3分)も含まれている事、やむを得ずバス→バスの乗り継ぎを行う場合の待ち時間はバス移動時間に含まれることにご留意ください。
それぞれの位置関係(再掲)
まず、前提として、各小学校と、ランキング化する公立高校(市内の各群各グループ上位2校)をマップ化してみました。
意外と市内に住んでいても関わりのない地区の位置関係をご存知ない方も多いかと思いますが、これでなんとなくのどういった場所にあるかや物理的な距離感をイメージできるかと思います。
調査結果
千種高校
千種高校は名東区にある学校で、最寄りは一社駅。
ちなみに、読み方は「ちぐさ」が正式な読み方です。千種駅(ちくさえき)があるのでちょっとややこしいですね。
通学のパターンとしては、基本的には
- 東山線「一社」駅から徒歩(9分)
- バスで直接
- 徒歩で直接
の3パターンのどれか、という感じで、バス/徒歩で直接のパターンは物理的な距離が近いケースがほとんどなので、通学のパターンとしてはシンプルです。
マップからも分かる通り、上位3校は物理的な距離が近く、徒歩せ直接通学できます。
それ以外は最寄り駅にある通り一社駅に容易に到達可能なエリア、つまり東山線沿線が有利。
名古屋東側の公共交通(地下鉄)は南北移動が弱点なので、貴船、高針、極楽といった物理的にそこまで距離がないケースでも、上位に入ることは難しいですね。
瑞陵高校
瑞陵高校は瑞穂区にある学校で、最寄り駅は瑞穂区役所。
駅からの徒歩分数が比較的短い(NAVITIMEだと6分)のが特長です。
通学のパターンとしては、基本的には
- 桜通線「瑞穂区役所」駅から徒歩(6分)
- バスで直接
- 徒歩で直接
の3パターンのどれか、という感じ。
徒歩のみ、バスのみというパターンは3パターンしかないので、基本的には地下鉄を使う事になります。
瑞陵高校は物理的に距離が近い人気学区が少なく、徒歩で直接行けるパターンはほとんどありません。
そうなってくると、「桜通線沿線が強い」という流れになりそうなのですが、実は今回挙げている人気学区で桜通線沿線のエリアが少ないため、ハッキリと”この条件のエリアが強い”というのは瑞陵高校には出てきていません。
また、乗換が必要なパターンが多いため、設定時間(今回は平日月曜日朝8時着設定)によってもある程度順位は変わってくると思います。
公立高校まとめ
公立高校部分だけで4回分の記事を書かせていただきましたが、まとめると以下のようになります。
中高一貫私立とは若干違った結果になっており、トップは星ヶ丘小になりました。
やはり菊里高校で平均値を押し下げているのと、バスのターミナル駅で色々なところにアクセスしやすかったり、というところが強さの理由でしょうか。
また、中高一貫私立でも書いた気がしますが、2位、3位の東山小、田代小は「徒歩10分」といったような反則級に近い高校が存在しない中でのこの順位。
どのような場所へ行く場合も比較的安定しており、「どこに行くにも便利なエリア」と言うことができるのではないでしょうか。
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以上、今回は
名古屋の人気学区における通学時間ランキング 公立高校 尾張2群Bグループ
をご紹介しました。
長くなってしまったので、私立も含めた総まとめは次回行います。
皆様の参考になれば幸いです。
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