今回は、以前書いた治安分析をもう少し別の視点で行ったのでご紹介します。
Part1の今回は、利用したデータ(パトネット愛知)のご紹介と、名古屋市全体の傾向についてご紹介します。
愛知県警の犯罪データ(オープンデータ)利用した治安分析シリーズは以下のリンクからどうぞ。



利用したデータについて
パトネットあいちは誰でも登録できる
皆さんは
「パトネットあいち」
をご存知でしょうか。
小学校に通うお子さんがいらっしゃるご家庭は”きずなネット”と言った方が伝わるでしょうか。
パトネットあいちは、
「愛知県警が事件等の情報や不審者の情報をメールでお知らせする」
というサービスで、公立小入学時に”きずなネット”という形でほぼ同様のサービスが案内されることが多いです。
実は、この”パトネットあいち”は誰でも簡単に登録可能なんです。
必要な手順は
こちらのページの”登録は空メールを送信してアクセス”の下にあるアドレスに空メールを送る
↓
送られてくるメールのURLにアクセスして登録地域を選ぶ
の2つだけです。
引用元:パトネットあいちモバイルサイトより
今回利用したデータ
今回利用したのは、上述のパトネットあいちにおいて、
- 名古屋市の16区全て
- “不審者情報”のみを抽出
- 期間は24年5月~25年4月の1年間
- 発生場所(住所)がハッキリしないものは除外
という条件のデータです。
この条件に合致するデータは872件ありました。
パトネットあいち分析結果
さっそくですが分析結果をご紹介します。
なお、
「パトネットあいちは通報(申告)ベースの件数になっている」
というところには注意が必要です。
というのも、後のパートでいろいろな分析を行っていますが、
- 通報する意識が低いエリアである
- 特に問題ない行為にも敏感に反応する住民が多いエリアである
といった事も充分考えられるから。
こういった事情を考慮して、以下の分析を見ていただけますと幸いです。
おおまかな不審者情報の傾向
まず、今回は不審者情報を以下の7つのカテゴリに分類しました。
なお、分析には一部AIを利用していますが、正確性については実際に目視でもある程度確認しています。
上記7項目それぞれの発生件数は以下の通りでした。
トップが”声かけ”なのはある程度予想がついていましたが、2位の項目はかなり意外でした。
2位の項目は未成年者が遭遇してしまっているケースもそれなりにあり、2日に1回以上の頻度で名古屋市内のどこかで発生していると考えるとかなり気になります。
4位以下は3日に1回以下の頻度とは言え、不審訪問・徘徊を除けば遭遇してしまった場合の精神的ストレスはかなり大きいだけに、こちらも予想以上に多いように感じますね。
名古屋市各区の分析
さて、こうなってくると
「どこで発生しているのか」
というのが気になるところですが、今回はおおまかな傾向、ということで上記7項目を名古屋市の各区毎に集計してみました。
もちろん、前述の通り、パトネットあいちは通報(申告)ベースの件数なので、通報されていない事案が多い区がある可能性はあります。
全項目の合算値
名古屋市各区の7項目合算値は以下の通りでした。
結果を見ると、繁華街を含む区の件数が多いというわけではない感じですね。
ただ、詳細は後ろのパートでご紹介しますが、”どんな種類の不審行動だったか”は各区の傾向が異なるので、この合算値だけを見た印象だけを覚えておくのは少し危険です。
各項目別の分析
最後に、項目別の各区発生件数を一気にご紹介します。
なかなか解釈が難しいのですが、例えば、南区は”声かけ”の件数が多かったりしますが、中身が
「男が、帰宅途中の女子児童に対して、「何年生?」と声をかけた。」
だったりするので、そこまで気にする必要がないパターンも多いです。
(もちろん「男が女子児童に対して、「30分1万円でどう」と声を掛けた」「男が女子児童に対して「俺の車のる?」等と声を掛けた」といった危険を感じるものもありますが)
一方で、2番目に示したものは内容が重いものばかりで、”最も件数が多い中村区だと2週間に1回程度は事案が発生している”と考えるとちょっと考えさせられる数字だと思います。
データが膨大なためこの場で全てのデータをご紹介するのは難しいですが、少なくとも
- 自分が住んでいる地域
- 住替えを検討している地域
ぐらいの情報受信はしておいた方が良いように思います。
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以上、今回は
パトネットあいち(きずなネット)の不審者情報から見た治安分析 Part1
をご紹介しました。
今回の表題画像は
「スマートフォンで地域の犯罪情報をチェックする日本人男性」
です。
それっぽいものが出来ましたが、背景の文字がぐちゃぐちゃですw
皆様の参考になれば幸いです。















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