前回から始まった名古屋の治安分析シリーズ、前回は
「名古屋って他の大都市と比較して安全なの?」
という分析をご紹介しました。

Part2の今回は、名古屋のどこが安全なのか、という分析を行いますが
「小学校学区単位での治安比較」
という観点で分析を行いたいと思います。
なお、分析で使用するデータについてはPart1で詳細なお話を書きましたが、念の為この記事の最下部にも掲載しておきます。
町丁目単位で見た名古屋の治安マップ
さて、今回の使用する”犯罪オープンデータ”ですが、犯罪記録は
「町丁目単位」
まで公開されています。
イメージ的には「xx町2丁目で発生した」というレベル感。
これを用いて、公開7項目犯罪件数毎に町丁目を塗りつぶしたマップを作ると、以下のようになりました。
画像出典:愛知県警犯罪オープンデータより作成
やはり都心部はどうしても厳しい結果となっています。
犯罪発生件数と町丁目数の関係は以下の通りとなっており、町丁目数ベースでは6割弱の町丁目で公開7項目犯罪は0、面積ベースでも4割程度の面積の町丁目で公開7項目犯罪が0である一方、6件以上の公開7項目犯罪が発生している場所もそれなりにあることが分かります。
画像出典:愛知県警犯罪オープンデータより作成
なお、マップの色表現の都合上、「6件以上」は全て赤色で塗っていますが、実際には6件どころではない場所も多く存在しています。
それを表現するために、町丁目単位のマップを3D化(町丁目の中心にシンボルを立てる)したものが以下のマップで、同じ赤色でも全然違う、という事が分かると思います。
画像出典:愛知県警犯罪オープンデータより作成
実際に、以下のように犯罪発生数が多い上位の町丁目をピックアップして具体的な数を出すと、6件どころではない、というのがよく分かると思います。
(まぁ、想定通りの場所ではあるんですが…)
画像出典:愛知県警犯罪オープンデータより作成
1番多いところで年間136件発生しているわけです…
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名古屋市の小学校学区犯罪発生数比較
それでは、子育て世帯が家を選ぶ際に気になるポイントである
「この学区の治安はどうなの?」
というところをご紹介します。
なお、学区ごとの集計に際して、町丁目内に学区境界があった場合には最も面積が広い学区のものとして集計しています。
(各町丁目で最も広い面積を占める学区に、その町丁目の犯罪が全て発生したものとして集計)
そのため、厳密に集計した結果とは異なる可能性があることにご留意ください。
単純な発生数のランキング
単純な公開7項目犯罪件数の多い学区、少ない学区を出してみると以下の通りとなりました。
画像出典:愛知県警犯罪オープンデータより作成
件数が多い学区は概ね想像通りで、都心部に近い学校が多い一方、藤が丘小学区といった都心部から離れた学区も一部入っています。
東桜小といった人気学区として名前が挙がる学校もあります。
一方で、少ない学区は意外にも人気学区と言われるところは少なく、陽明小・貴船小・自由ヶ丘小ぐらい。
人気学区は治安だけで選ばれているわけではないと思いますが、この3学区は治安の良さも兼ね備えていると言えそうです。
1k㎡あたりの発生数のランキング
単純な発生数だけだと、面積が広い学区が不利になったりしそうですし、大事なのは”発生する密度”だと思うので面積当たりのデータも出してみました。
画像出典:愛知県警犯罪オープンデータより作成
基本的な顔ぶれはほぼ同じですが、細かい順位等が変わっています。
少ない学区の方には、人気学区であり中学の内申点確保が市内でも屈指の難しさを誇る西山小が入ってきていますね。
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以上、今回は
名古屋の治安分析 Part2 -名古屋市内で犯罪の多い学区はどこ?-
についてご紹介しました。
まだ分析の可否が判断できていませんが、可能であれば
「駅チカに住むとして、名古屋のどの駅が治安が良いの?」
という話をPart3でやってみようと思っています。
皆様の参考になれば幸いです。
(参考)使用するデータについて
今回使用するデータは、各都道府県警察が公開している、”犯罪オープンデータ”を使用します。
(こちらのリンクから各都道府県警察の該当ページへ行けます)
“犯罪オープンデータ”がどんなデータかというと、以下の7項目の犯罪がどこで発生したか、というデータです。
(※以後、以下の7項目を”公開7項目”と表記します)
- ひったくり
- 車上ねらい
- 部品ねらい
- 自動販売機ねらい
- 自動車盗
- オートバイ盗
- 自転車盗
どれぐらい詳しく載っているか、というイメージは以下の画像を見ていたければと思いますが、発生項目ごとに
「xx町2丁目で発生した」
みたいな発生場所まで細かく載っています。
画像出典:愛知県警犯罪オープンデータ「令和4年自動販売機ねらい」より作成
今回は上記データを用いて、
- 令和4年(2022年)1年間の全データを使用
- 公開7項目を合算
という条件で分析しています。














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