名古屋の下水の状況について~分流式か合流式か~

以前、名古屋のハザードマップについてはご紹介しましたが、今回は
「名古屋の下水の方式」
についてまとめたいと思います。

ハザードマップについては以下のリンクからどうぞ。

名古屋市全体の洪水ハザードマップ・内水氾濫ハザードマップ
全体像を把握し辛い、名古屋市全体の洪水ハザードマップ・内水氾濫ハザードマップを作成しました。 内水氾濫ハザードマップは重要性が高くなっているにも関わらず、ネット上に全体像を示したマップが存在していませんでした。
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下水の方式と注意点

2つの下水の排除方式

下水の排除方式には

  • 分流式:汚水と雨水を別々の管渠系統で排除
  • 合流式:汚水と雨水を同一の管渠系統で排除/li>

という2種類があります。

国土交通省が作った比較イメージは以下の通りで、簡単に言えば
「雨水専用の排水設備があるか否か」
という違いと考えれば良いでしょう。

引用元:国土交通省HPより

合流式は要注意

以前、XでNHKが分かりやすい以下の動画を出していましたが、合流式の場合大雨による内水氾濫等により下水の逆流が発生するリスクがあります

また、最近のゲリラ豪雨でよく見る↓のような「マンホール逆流」も合流式の場合は注意。

この溢れている水には、割合は低いもののトイレ排水等の汚水が含まれています。
そのため、雨が止んだ後に道路等に溜まっている泥に見えるものには当然トイレ排水等も含まれており、土埃が舞うなど非常に不衛生な状態になります。

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名古屋の下水道の状況

名古屋市の下水道排水方式マップ

さて、名古屋の下水道方式ですが、名古屋市上下水道局に各エリアの下水道方式マップが掲載されています。

しかし、ベタ塗りマップのため、具体的な場所が非常に分かりづらいものになっており、自分が住んでいる場所や職場の下水道方式を直ぐに把握するのは困難。
そのため、今回は無理矢理名古屋市上下水道局が作成したマップを地図ソフトに取り込んで、地下鉄路線図と重ねてみました。

ちなみに、名古屋市の下水道排水方式は3つあり、各方式の名古屋市上下水道局の説明としては以下のようになっています。

  • 合流式1:汚水・雨水とも下水管へ流す
  • 合流式2:汚水は下水管へ流す。雨水はU字側溝等の雨水排除施設へ流す。ただし、この施設がない場合は下水管へ流す。
  • 分流式 :汚水は下水管へ流す。雨水はU字側溝等の雨水排除施設へ流す。

“合流式2″が微妙な感じですね。。。

なお、ハザードマップの際と同様、このマップは力技で重ねているため厳密にはズレが生じている事にご留意ください。

引用元:名古屋市上下水道局掲載マップより作成

名古屋市の東側は分流式、それよりも東側は基本的には合流式という感じ。
(名古屋市南西エリアの一部も分流式)

これを以前作った内水氾濫ハザードマップと比べると、内水氾濫のリスクがある程度高いエリアの下水道排水方式が合流式である場合もあることが分かると思います。

名古屋市全体の内水氾濫ハザードマップ

引用元:名古屋市HP掲載の地図より作成

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地下鉄各駅の下水道排水方式まとめ

マップだけだと掴みづらいと思うので、地下鉄各駅の下水道排水方式もまとめてみました。
繰り返しになりますが、力技で重ねて分析しているのであくまで目安として考えていただければと思います。

東山線

東山線の状況は以下の通り。
高畑駅~東山公園駅が合流式ですね。

なお、本山駅、東山公園駅は南北が”合流式2″との境界に挟まれています。
そのため、この駅付近に住む場合は事前に名古屋市上下水道局(給排水設備課)に確認したほうが良さそうです。

鶴舞線

鶴舞線の状況は以下の通り。
なお、赤池駅は日進市にありますが、日進市のHPによると、”日進市は分流式を採用”とあるので分流式に分類しています。

合流式1なのは庄内通駅~川名駅で、いりなか駅&八事駅は合流式2です。

なお、いりなか駅は合流式1との境界が近く、八事駅は分流式との境界が近いので、この駅付近に住む場合は事前に名古屋市上下水道局(給排水設備課)に確認したほうが良さそう。
塩釜口駅も南に少し移動すると合流式1のエリアです。

桜通線

桜通線の状況は以下の通り。
合流式1なのは太閤通駅~鶴里駅ですね。

名城線

名城線の状況は以下の通り。


ただ、名城線の場合、東側の砂田橋駅~瑞穂運動場東駅の間は合流式1、合流式2、分流式の3方式の境界エリアのため、この駅付近に住む場合は事前に名古屋市上下水道局(給排水設備課)に確認したほうが良いです。

名港線

名港線の状況は以下の通り。

全駅が合流式1です。

上飯田線

上飯田線の状況は以下の通り。

上飯田線も全駅が合流式1です。

=====
以上、今回は
名古屋の下水の状況について~分流式か合流式か~
についてご紹介しました。

なかなか下水の方式までは考えることはありませんが、住居探しの際は念の為確認してみると良いと思います。

皆様の参考になれば幸いです。


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