以前、速報記事は書きましたが、各校の募集要項が揃ったので
「2026年 東海地区の中学受験スケジュールまとめ」
を作りました。
東海地方は関東地方に比べれば選択肢がかなり少なく、受験校選択や受験パターンに悩むことは少ないのですが、
「こういう日程で受験が進んでいく」
というイメージを掴むために作ってみました。
今回は男子編ということで、男子校+共学校のまとめです。
女子編(女子校+共学校)のまとめは以下からどうぞ。

なお、この記事は図表で細かい文字が少し多いですが、画像はタップ(クリック)すると大きくなります。
今後、日程等の変更がある可能性があるので、最終的な締切確認は必ず公式HPを改めてご確認ください。
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あまりこういう事は言いたくないのですが、画像の無断転載が行われ、このHPに来る方が減ってしまうとサイトの運営が難しくなってしまうのでご理解ください。
(流石に何時間もかけて作った画像を無断で使われたらモチベーションが維持できない…)
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受験日程のイメージ
東海地方の場合は平日に受験する学校は無く、基本的には休日に行われます。
また、1日に2校受験する、という過酷なスケジュールでもないので、子供に大きな負担がかかるという事もないです。
無理矢理日程ベースでカテゴリ化すると、
- 1月上旬
→県外の早期受験校(鶯谷/高田)・公立中高一貫校1次(明和)・名古屋葵 - 1月中旬
→共学3校(愛知・名電・春日丘)・公立中高一貫校2次(明和) - 1月下旬~2月上旬
→難関校(名古屋・南山男子・東海・滝)
という感じでしょうか。
2025年の場合、同時受験不可能な組み合わせは
- 高田中・公立中高一貫校1次
- 鶯谷中・名古屋葵(特奨)
- 名電中特奨・愛知中・公立中高一貫校2次(明和)
- 名電中一般と春日丘中(1回目)
- 南山男子・東海中・名古屋葵(一般B)
の5つです。
2025年から2026年で変化したことは、
- 男子は名古屋葵中(旧名称:名古屋女子大学中)が受験可能に
- 高田中と鶯谷中が別日程となり併願可能に
の2点。
特に1点目は結構大きな変化で、これまで女子校だった名古屋葵が共学化されることで男子の選択肢が増えました。
特に、男子は1月上旬に受験できる学校が県外にしか存在しなかったため、負担軽減という意味で名古屋葵を受験するという選択をする受験生も出てくるような気がしています。
各校の入試概要
各カテゴリごとに出願日程や試験日程等の概要をまとめてみました。
各校の生徒募集要項は以下のリンクからどうぞ。
鶯谷中 →こちら
高田中 →こちら
名古屋葵 →こちら
春日丘中 →こちら
名電中 →こちら
愛知中 →こちら
名古屋中 →こちら
南山男子 →こちら
東海中 →こちら
滝中 →こちら
表の最下部に書いてありますが、多くの学校は「合格者の出校日」が設定されており、合格してもこの出校日に欠席すると合格取り消しになってしまいます。
受験が終わった後のお祝い旅行に行きたいところですが、この日程には他の予定を入れないように注意しましょう。
1月上旬受験校
あまり好きな表現ではないですが、いわゆる”前受校”として受験する人が多い学校で、鶯谷中と高田中を受験する生徒が多いようです。
今年からは名古屋葵が選択肢に加わったので、どのような動きになるか注目です。
まとめると以下のようになります。
今年は前述の通り名古屋葵を受ける子も出てくると思いますが、以前は鶯谷中と高田中の2校しか選択肢がありませんでした。
この2校はそれぞれ難易度が異なるため、子どもの性格により
- 油断している子や精神的に立ち直りが早い子
→高田中 - 精神的に立ち直りが遅い子や自信をつけた方が良い子
→鶯谷中
という選択をするケースもあったそうです。
なお、高田中は調査書が必要なので、事前に小学校の先生に依頼しておく必要があります。
また、地味な変化ですが、高田中の受験料が値上げになっています。(1.2万円から1.4万円に値上げ)
微妙な変化ですが、値上げは嬉しくないですね…
共学3校(愛知・名電・春日丘)
このカテゴリは、以前だったら愛知を受験する子が多かったのですが、近年は名電・春日丘の人気上昇により色々な受験パターンが出てきています。
まとめると以下のようになります。
(名古屋葵一般Bは入るカテゴリが微妙だったのでココに入れています)
昨年からの変更点としては、
- 名電中の入試形式が変更となった
- 愛知中が英検等の実績を加味するようになった
の2点。
1点目の名電中の入試形式の変更ですが、
「理科・社会の試験を60分で2科目同時に行う」
という変更です。
これまでは理科・社会の試験は別々の時間で行われていましたが、今年は2科目を60分で行います。
時間配分を受験生自身が行わなければいけないので、過去問を解く際も同様の形式で行うなど、一定の訓練は必要だと思います。
2点目の愛知中の変更点ですが、英語の資格試験状況によって優遇措置が受けられるようになり、内容は
- 英検準2級以上は当日合格証のコピー持参で優遇措置が受けられる
- TOEICやTOEFLなどのスコア型の検定試験は学校で判断する
というものです。
TOEICやTOEFLなどのスコア型の検定試験は明確な基準が無いのがモヤモヤしますが、スコアを持っているのであれば提出して損は無い気がします。
なお、名電中は15,000円払えば、特奨と一般の2回受験が可能なうえ、各試験科目毎に入試得点の高い方で合否判定をしてくれるのでオトクです。
このあたりも、受験パターンを考える上で悩ましいポイントになっていますね。
名電・春日丘・愛知をどう選ぶか、というお話については、以前行った西塾の先生に対するインタビューでざっくりとしたオススメの話があり、
- 国公立大一般入試をしたい
→春日丘 - 理系の勉強がしたい
→名電 - 自分で進んで勉強できる子
→愛知
というパターンでオススメすることが多いそうです。
繰り返しになりますが、2026年も明和中2次試験と名電中特奨・愛知中の試験は同一日程となったため、この3校からどれか1つを選択する必要があります。
難関校(明和中・名古屋中・南山男子・東海中・滝中)
このカテゴリは東海地区の中学受験でメインとなる学校で、明和中・名古屋中・南山男子・東海中・滝中学の5校です。
いわゆる「難関校」といわれている学校ですね。
(現時点では明和の立ち位置は不明ですが、高校受験時の偏差値を考えるとココが近いかなと…)
まとめると以下のようになります。
少し驚いたのは
「公立中高一貫校(明和)で通知表の写しが提出不要になった」
というところ。
もともと愛知県の公立中高一貫校入試では通知表は合否に無関係という話ではありましたが、”提出不要”という対応となったのはかなり意外でした。
(念のため電話で確認しました。)
昨年の入試時は1期生という事もあり、
「やっぱり合否に無関係と言ってはいるものの、通知表はオール3(満点)に近いのが望ましいのでは?」
みたいな噂が出ていたりしましたが、今回の”提出不要”という対応で県側が本当に通知表を合否材料にしていないことが明確になりました。(“普段の学校での様子を知りたいから調査書ではなく通知表の写しで対応”という謎理論が検討会で出されていたのは何だったんですかねぇ…)
とにかく、これで明和中(公立中高一貫校)は当日の入試得点・志願理由書・面接の3要素だけで合否が決まることが確定しましたね。
出席日数を気にする必要が無くなったのも個人的には良いと思います。
その他、明和中(公立中高一貫校)は出願もWebに変わったり、受検料の納付も証紙から電子納付に変わったりして細かな変更が多いです。
今後詳細な実施要項が公表されると思うので、他にも変更点が無いか忘れずにチェックしましょう。
私立中に目を向けると、このカテゴリは名古屋中以外は提出書類があるのが一番大きな注意点。
特に調査書は事前に小学校の先生に書類作成を依頼する必要があるので、2学期の終わりには忘れずに依頼しておきたいところ。
そのほか、コンパスや三角定規が必要な学校も散見されるので、早めに準備をしておきましょう。
スケジュールまとめ
上の概要だけだとスケジュールが把握しづらいので、
- 出願スケジュール
- 入試・合格発表・入学手続きスケジュール
をそれぞれ一覧で見られるように作ってみました。
出願スケジュール
出願スケジュールをまとめると以下のようになりました。
出願はスタートしてから締め切りまで意外と短く、特に高田・明和・東海は1週間程度しか提出期間が無いので特に注意が必要です。
また、繰り返しになりますが、調査書等の必要書類が必要な学校の場合、小学校へ事前に伝えておく必要があるなど、出願開始前から準備をしておいた方が良いものもあります。
出願でミスをしてしまうと長期間の努力が水の泡になってしまうので、ここは出願期間が開始になったらすぐに手続きをしてしまうぐらいの気持ちで臨みたいところですね。
入試・合格発表・入学手続きスケジュール
最も重要な試験日と合格発表のスケジュールは以下の通りです。
出費が大変なことになりそうな入学手続きですが、男子の場合は県外校以外は基本的に入学金の重複支払いが起こりづらいのが嬉しいところ。
基本的に補欠合格ではない場合は「行く学校にだけ入学金を払えばOK」という感じなのでお財布に優しいです。
ただ、数年前からこれまであまり補欠合格が出なかった南山女子で補欠合格が大量に出ていたりするので、この傾向が男子まで波及しないか少し気になるところです。某塾が合格しても進学する気のない他地区の成績優秀者を遠征受験させている疑惑が…
時系列順のイメージ
あくまで「イメージ」ですが、今回ピックアップした学校を受験する場合、どのようなスケジュールになるか時系列で整理してみました。
なお、図中の赤字で示した部分は、特に重要な選択ポイントです。
やはり悩ましいのは1月中旬の共学3校&明和中の選択です。
まず、明和2次を受験すると、名電中(特奨)と愛知中は受験ができない、というのは意外と大きく、
「名電中(特奨)の合否、愛知中で特奨A/Bを取れるか」
というのは最難関校の合否を測る指標となっていた一面もあるので悩ましいところ。
明和中関連で言えば、2026年の日程では昨年以上にタイミングがシビアになりましたが
名古屋中の合否を確認してから明和の合格を蹴って東海・滝にチャレンジするか決められる
というスケジュールになっているので、多少は判断しやすいかもしれません。
ただ、今年は午前中に名古屋中の合否を確認して、午後には明和中の手続き期限が来てしまうので、予め合否によってどのような対応をするか決めておくのは必須ですね。
なお、受験しようと思えば愛知中&名電中(一般)や、名電中(特奨)&春日丘(1回目)、愛知中&春日丘(1回目)の2校受験も可能ですが、名電中は前述の通り特奨と一般を両方受験すると有利になるとい特典が使えなくなるというのは覚えておいた方が良いです。
それ以外は東海中or南山男子のどちらを受験するかという選択ぐらいですが、この選択は
「名古屋中に合格したら東海チャレンジ、ダメだったら南山男子」
というパターンが近年定着してきています。
以前は南山男子の方が名古屋中よりも難易度が高かったので、どちらを受験するかは好み、という感じだったのですが、近年は名古屋中の方が偏差値・難易度ともに上になったので、この流れになっているようです。
繰り上げ合格について
基本的に、繰り上げ合格の連絡は上記のまとめでご紹介した
- 入学手続き期限日(入学金納入期限)
- 合格者説明会(出校日)
の後のタイミングであることが多いです。
これは、上記の手続き、入金がなされないと入学辞退扱いとなる=入学枠の空きが出るためです。
(もちろん、学校側もある程度の辞退者は予測して合格者を出してはいますが…)
この繰り上げ合格については学校側から、どういったタイミングで行われるかの案内が事前に行われる事が多いですが、募集要項に書かれている事は少ないです。
傾向としては、出願後に出される受験生向けの案内や入学試験直前にホームページにアップされる事が多いですかね。
男子が受験する共学校+男子校の繰り上げ合格情報について、誰でも見られる形でハッキリ案内されているのは滝のみで、以下のようになっています。
引用元:滝中学令和8年度募集要項より抜粋
簡単に言えば、
- 2026年2月5日15時以降、2026年2月8日13時半以降に電話をする
- その場で受諾するか決める必要がある
- 電話に出られなかった場合は繰り上げ合格の権利を失う
- 留守番電話につながった場合も繰り上げ合格の権利を失う
というルール。
また、東海中も少し古い資料ですが2024年受験直前期(年明けぐらい)に公開された追加文書で繰り上げ合格について触れられており以下の様なルールでした。
※2024年入試のものです。今年のものはまだ未公開で、ルール変更になる可能性があります
引用元:「2024年東海中学校 入学試験に際してのご注意」より抜粋
詳細なルールが分からないのでなんとも言えませんが、電話で連絡が来る事だけは確かなようです。
なかなか厳しいルールですが、滝・東海の2校でほぼ似たようなルールが採用されているという事は、明記されていない他の学校も似たような厳しいルールになっている可能性は充分あります。
なお、滝中学の場合は繰り上げ合格連絡が終了すると、出願者全員に”今日の繰り上げ合格連絡は終了した”旨のメールが来ます。
繰り上げ合格の連絡を逃してしまうリスクを少しでも低くするためには
- 登録する電話番号と緊急連絡先の電話番号を別にする
→連絡が2回来る - 肌身離さず電話を持っておく
→連絡が来たらすぐに出られるようにしておく - 使っているの楽天モバイルなら携帯電話会社を変更する
→楽天は突出して電波が良くない&無料通話の楽天リンクを使っていると通話品質が良くない - メロディコール(待ちうた)設定をしている場合は解除しておく
→留守番電話と勘違いされないように
という対策が必要となってくる感じですかね。
とにかく、繰り上げ合格を受けられるか否かでその後の進路が大きく変わってくるので、配布物等をしっかりと確認して万全の体制で臨みたいところです。
===
以上、今回は
2026年 東海地区の中学受験スケジュールまとめ (男子編)
をご紹介しました。
今回の表題画像はAIが考える
「入学試験願書に息子の証明写真を貼り付けている日本人の両親」
(Japanese parents attaching their son’s ID photo to an entrance exam application form)
です。
かなりそれっぽい画像が出てきましたが、願書の日本語がめちゃくちゃ。
やっぱり日本語を含んだ画像を生成するのはハードルが高いんですかね。
次回は女子編ということで、女子校+共学校の情報をまとめようと思います。
皆様の参考になれば幸いです。












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