前回からご紹介している2024年の大手中学受験塾の合格実績、今回は女子校編です。
2025年の最新データを反映した記事を公開しました。
以下のリンクからどうぞ。

男子校編・共学校編&全体まとめは以下をご確認ください。


前提条件と注意事項
細かい前提条件や、データを見るうえでの注意事項は冒頭でもご紹介している男子校編をご確認いただければと思いますが、ざっくりとまとめると、
- 母数が異なるので合格者数が多い塾=優秀な塾ではない
- 各塾の教室数には大きな差がある
- 受験生から選ばれているかが大事で、これは「合格者数が増加傾向にあるか」である程度把握できる
といった感じ。
重要な要素なので、各塾の教室数の比較推移グラフを再掲させていただきます。
引用元:各塾における以下のページの教室数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※上記校舎数は各年の教室数であり、新規開校のタイミングによっては合格数の母数とリンクしない可能性があるので注意
現時点(2024年2月)の教室数は
- 名進研:37教室
- 日能研:18教室
- 浜学園:9教室
- 馬渕教室:6教室
といった感じ。
浜学園と馬渕教室が1教室ずつ増えています。
なお、女子校編における対象校は、
- 南山女子
- 愛知淑徳中
- 金城学院中
としました。
昨年までは椙山や名古屋女子大学中も入れていたのですが、浜学園・馬渕教室ともに実績が非公表状態なので、今回は上記3校としました。
主要私立中学の合格実績推移
南山女子
男子も含めた東海地区最難関である南山女子の合格実績は以下の通りとなりました。
引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出
ザックリとまとめると、
- 日能研は約2割増となり、過去最高の実績となった
- 浜学園・名進研は約10%前後の減少で日能研との差が広がった
- 馬渕教室は15%程度の増加となっていて過去最高の実績だが…
といった感じです。
合格最低点の記事でも触れましたが、今回の南山女子は国語が大幅に難化し、平均点が大きく下がりました。
関西系の塾は”算数は強いが国語は…”という評価が多いので、浜学園は国語難化の影響を大きく受けてしまった形ですね。
名進研は合格数を減らしていますが、以下の通りSクラスは100%滝か南山女子に合格しているようなので、テコ入れの成果は出てきているようです。
引用元:名進研ホームページより
馬渕に関しては、合格数は伸ばしています。
しかし、後述の愛知淑徳の合格実績と比較すると数字が少し不自然であることは否めません。
具体的な数字を挙げると、愛知淑徳の合格数が40に対し、南山女子の合格数は30となっており、愛知淑徳の合格者の75%が南山女子に合格している事になっています。
同様の計算を他塾と比較すると、
- 日能研 :約40%
- 名進研 :約27%
- 浜学園 :約52%
- 馬渕教室:約75%
という感じ。
浜学園もそうですが、関西系の塾は入塾のハードルが高く少数精鋭ではありますが、馬渕教室のこの数字は違和感を感じます。
特に、南山女子は昨年に追加合格を大量に出した事で、
「他地区(関西)からの遠征組が来ているのでは?」
と話題になったばかりなので、この数字を見ると邪推してしまいますね。
(確たる証拠は無いんですけどね…)
愛知淑徳
愛知淑徳は名古屋、南山男子と同等の偏差値の学校で、前述の南山女子を狙う層はほとんどの生徒が受験する学校です。
(※椙山との併願は不可)
結果は以下の通りとなりました。
引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出
ザックリとまとめると、
- 日能研は合格数を伸ばし、過去最高に迫る実績
- 名進研は微増、馬渕教室は微減
- 浜学園は1割超の減少
- 基本的な傾向は南山女子と近い
といった感じです。
南山女子と同様、浜学園はちょっと厳しい数字になってしまっています。
現時点で2024年の愛知淑徳の科目別平均点等のデータが出ていないので何とも言えませんが、国語が難しかったか、そもそも女子の受験生が少なかったかのどちらかの可能性が高そうです。
馬渕教室は南山女子で合格数を増やしたのに、愛知淑徳で合格数が減っているのはどういう事なんでしょうねぇ…
金城学院
金城は日能研R4偏差値が43前後の学校。
試験日程が愛知中と被っているので愛知中との併願はできませんが、女子はどちらかというと金城を受験する子が多いようです。
引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出
ザックリとまとめると、
- ついに日能研が名進研の実績を抜いてトップに
- 名進研・馬渕教室は微減~横ばいでほぼ変わらず
- 浜学園は1割程度の減少
といった感じです。
金城は長年名進研がトップを死守してきましたが、ついに日能研がトップになりました。
伸び率も10%超で、着実に数字を伸ばしています。
やはりここでも厳しかったのは浜学園。
元々浜学園(と馬渕教室)にとって、この偏差値帯はメインターゲットでは無いと思いますが、南山女子・愛知淑徳と同様に1割を超える合格者減です。
====
以上、今回は
[2024年]大手中学受験塾の合格実績推移(女子校編)
についてご紹介しました。
2024年の女子校実績は総じて日能研が強かったと言えますが、来年以降どうなるのか注目ですね。
皆様の参考になれば幸いです。









コメント