[2022年データ]愛知県の公立高校受験の内申点や入試得点、偏差値について

今回は定期データの更新記事で、
「実際に各高校に行く人はどれぐらいの内申点を取っているのか?」
「各高校の偏差値はどれぐらいなのか?」
「内申点と偏差値の関係性はどうなのか?」
というところの最新データをご紹介します。

なお、分析対象の学校に関しては、愛知全県模試の合格者平均偏差値が55以上を対象としました。

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合否ルールのおさらい

過去に何度か触れていますが、2022年3月までの愛知県の高校入試における合否判定は以下のルールになっています。
この部分に関しては、2023年の2-3月に実施される入学試験では変更となりますが、今回ご紹介するデータは以下のルールで合否判定をされています。

【手順1】
以下のα、βの条件を両方とも満たす生徒をまずは合格とする。

  • 条件α:内申点(9教科✕5段階✕2倍の90点満点)の順位が募集定員以内である
  • 条件β:入学試験(22点✕5教科の110点満点)の順位が募集定員以内である

※愛知県ではこの条件を満たす生徒をAグループと呼び、それ以外の生徒をBグループと呼んでいる

【手順2】
手順1の終了後、募集定員まで余裕がある場合は学校が選択した計算方法により上位の生徒から募集定員に達するまでを合格とする。
学校が選択する計算方法は以下の3パターンがあり、上位校のほとんどがパターンⅢを選択。

  1. 内申点(9教科x5段階)の評定合計を2倍にした数値+入学試験の合計点
  2. 内申点(9教科x5段階)の評定合計を2倍にした数値x1.5倍+入学試験の合計点
  3. 内申点(9教科x5段階)の評定合計を2倍にした数値+入学試験の合計点x1.5倍
公立高校入試合否判定イメージ

以前のルールでは最初の手順において内申点の順位は重視されていた

上記ルールを見ると、

  • 手順1においては内申点と入学試験の扱いは同等である
  • 手順2においてようやく内申点の影響力が薄まる

という事が分かります。

つまり、色々と言われていますが、
現行ルールは内申点も重視した判定が最初に行われているため、内申点はかなり重要である
という事が言えます。

なお、2023年3月に実施される入学試験からは

  • 上記のAグループ/Bグループ判定はしない
  • 内申点重視/入学試験重視の2パータンが追加される
  • マークシート式に変更

といった変更があります。

詳細は以前まとめましたので以下の記事をご確認ください。

愛知県公立高校入試改革の続報
2023年の春に高校入学する生徒を対象とした愛知県(名古屋)の公立高校入試について、大きなルール変更の詳細が出ましたのでご紹介します。 この変更はますます「公立王国」と呼ばれる状況が加速されそうな流れを感じます。

参考となるデータ

愛知県の公立高校の内申点や偏差値の目安については、様々な学習塾でデータを出していますが、データの母数が大きく信頼性が高いのが「愛知全県模試」の結果データではないでしょうか。

愛知全県模試は下記の通り、受験する人数が多いことを強みに挙げていますが、追跡調査により各校の合格者内申点の平均値等を出しているのが大きな特徴です。

全県模試の受験者数

少子化の中でも中3生の受験者数は昨年より増えている

引用元:愛知全県模試公式ホームページより

このデータは愛知全県模試を行ったことのある塾向けのみに「愛知全県模試 追跡調査NEXT STAGE」として展開される資料で、一般の方が目にする機会はあまりないです。
しかし、近年はこの資料をベースとした分析を行い、様々な情報とともに紹介している塾が沢山あるため、ある程度の情報を知ることができるようになっています。

いつもご紹介していますが、かなり詳細な分析&データ公開をしている塾の一つとして、【名学館小牧新町校のブログ】があります。

ここは毎年各校の内申点平均値等多数のデータを掲載しており、より詳細なデータを見たい場合はこちらを確認すると良いと思います。

2022年 2023年度入試用 愛知県国公立高校 私立高校 偏差値・内申点 ランキング一覧
2022年度入試をまとめた2023年度入試用の愛知県公立高校・私立高校の偏差値・内申点ランキング一覧になります。ランキングは合格者の平均内申点で行い、参考のために当日点、偏差値等の最高、最低、平均値を載せているのでボーダーラインも確認可能。
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各種データ抽出の結果

内申点の状況

各校の内申点の状況は以下のようになっています。
この数値は合否判定で使う90点満点ではなく、2倍する前の45点満点の数値ですね。

2022年版 公立高校合格者内申点

さらに上がっている…だと…!?


※◯のプロットが合格者の内申点平均値、棒グラフ部分が最大値と最小値の範囲を表す
※学校名右側の()内は2021年のデータからの差分を示している
※順番は愛知全県模試合格者平均偏差値上位順

出典元:2022年愛知全県模試 追跡調査NEXT STAGEより

上記の通り、上位校合格者の内申点はかなり高得点であり、昨年と比較してもほとんどの学校で合格者平均内申点が上がっているというところに恐ろしさを感じます。

最大、最小、平均値のみだと判断が難しいですが、イメージとしては昨年と同様、

  • トップ10の学校を目指すのであればオール4以上は欲しい
  • トップ5校以上を目指すのであればオール5に近くないと厳しい

という感じでしょうか。

勉学5教科でオール4以上を取るのは努力次第で想像ができるとしても、それ以外の4教科(保健体育、技術家庭、美術、音楽)でもオール4以上を確保するというのは相当なハードルを感じます。
旭丘や明和等への進学実績を積み上げたい中学校側の思惑を感じるような感じないような…

昨年からの差分も、千種高校の+1.1など、結構上昇幅が大きいのが気になります。
来年(2023年春)の試験からは、ここに挙げたほとんどの学校で内申点の比率が35%→29%に下がるとはいえ気になりますね。
(※グラフに入っている高校だと、現行通りの内申点比率なのは千種、春日井、名古屋西高校のみで、それ以外の学校はさらに入試得点が重視されるパターンに変更)

入学試験の得点の状況

各校の入学試験の得点状況は以下のようになっています。
なお、各教科22点満点x5教科で110点満点のテストです。

また、今回ピックアップしている学校は全て合否判定に入学試験重視のパターンⅢを採用しています。

既述の通り2023年春の入試からは、千種、春日井、名古屋西高校以外の学校は入試得点が重視されるパターンに変更となり、
調査書(9教科x5段階)の評定合計を2倍にした数値+学力検査の合計点x2倍
というパターンⅤの計算方法に変更となります。

2022年版各校の入学試験得点分布

上位校は8-9割の得点が当たり前…


※◯のプロットが合格者の入学試験得点の平均値、棒グラフ部分が最大値と最小値の範囲を表す
※学校名右側の()内は2021年のデータからの差分を示している
※順番は愛知全県模試合格者平均偏差値上位順

出典元:2022年愛知全県模試 追跡調査NEXT STAGEより

こちらも内申点と同様、上位校は8-9割の得点が当たり前、という感じになっています。
試験問題自体が難問奇問がほぼない基礎的なものが大半を占めている状況から、やはり突出した能力を有する生徒よりも、ミスや穴のない生徒を選抜する趣向が強いように感じます。

また、2023年からマークシート式に変更となりますが、1-2点でも痛い差分となるため、マークミスによる失点が致命的となりかねないため、マークシートに早く慣れておく、というのが重要になってくるのではないでしょうか。

昨年からの差分を見ると、多くの学校で合格者平均点は上昇していますが、120点満点の入試で昨年からのブレが1-2点しかない、という状況です。
ここからも入試はほぼすべて解けて当然で高止まりしている、ということが読みとれるのではないでしょうか。

問題と解く生徒側からするとミスの許されない本当にプレッシャーのかかる試験だと思います。

偏差値の状況

各校の合格者が愛知全県模試においてどのような偏差値だったか、というデータは以下の通りです。

2022年各校の全県模試偏差値分布

トップ校の偏差値は若干落ち着いた


※◯のプロットが合格者の全県模試偏差値の平均値、棒グラフ部分が最大値と最小値の範囲を表す
※学校名右側の()内は2021年のデータからの差分を示している
※順番は愛知全県模試合格者平均偏差値上位順

出典元:2021年愛知全県模試 追跡調査NEXT STAGEより

やはりこちらもトップ10の学校は偏差値60以上は当たり前、というような状況になっており、かなりハイレベルです。

なお、偏差値はイメージがしづらいですが、仮にテスト結果が正規分布だったとすると、「偏差値60というのは上位15%以内」というイメージと考えると、そのレベルの高さが理解しやすいのではないでしょうか。

昨年からの差分を見ると、県立トップ校(旭丘、明和、一宮)が下がっているのが印象的です。
それでも偏差値69.2というのは凄まじい数字ですが…

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以上、今回は
[2022年データ]愛知県の公立高校受験の内申点や入試得点、偏差値
についてご紹介しました。

2023年の入試からルールが大きく変わるので、来年のデータがどう変化するか注目ですね。

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皆様の参考になれば幸いです。


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