[2024年]大手中学受験塾の合格実績推移(共学校編+まとめ)

2024年の大手中学受験塾の合格実績、今回は共学校編と全体のまとめです。

男子校編・女子校編は以下をご確認ください。

[2024年]大手中学受験塾の合格実績推移(男子校編)
東海地区の中学受験塾の大手である、名進研、日能研、浜学園、馬渕教室の合格実績について、2013年から2024年までの推移をまとめました。 今回は男子校編で、東海中、南山男子、名古屋中の結果です。
[2024年]大手中学受験塾の合格実績推移(女子校編)
東海地区の中学受験塾の大手である、名進研、日能研、浜学園、馬渕教室の合格実績について、2013年から2024年までの推移をまとめました。 今回は女子校編で、南山女子、愛知淑徳、金城学院中の結果です。
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前提条件と注意事項

細かい前提条件や、データを見るうえでの注意事項は冒頭でもご紹介している男子校編をご確認いただければと思いますが、ざっくりとまとめると、

  • 母数が異なるので合格者数が多い塾=優秀な塾ではない
  • 各塾の教室数には大きな差がある
  • 受験生から選ばれているかが大事で、これは「合格者数が増加傾向にあるか」である程度把握できる

といった感じ。

重要な要素なので、各塾の教室数の比較推移グラフを再掲させていただきます。

大手中学受験塾の教室数推移2024

引用元:各塾における以下のページの教室数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※上記校舎数は各年の教室数であり、新規開校のタイミングによっては合格数の母数とリンクしない可能性があるので注意

現時点(2024年2月)の教室数は

  • 名進研:37教室
  • 日能研:18教室
  • 浜学園:9教室
  • 馬渕教室:6教室

といった感じ。

浜学園と馬渕教室が1教室ずつ増えています。

なお、共学校編における対象校は、

  • 滝中
  • 愛知中

としました。

主要私立中学の合格実績推移

滝中

滝中は名古屋市外にありますが、東海地区の私立共学校としては最難関です。
名進研のSクラスの合格保証(※)は東海、南山女子、そして滝が対象となっているなど、東海地区では私立中学トップ校の1つ、という扱いですね。
当然、各塾が最も力を入れるところでもあるので、ハイレベル分野における各塾の実力が出るのではないかと思います。
※名進研のSクラス認定者は南山女子・東海・滝の3校に合格できなければ返金するという制度がある

2024年大手中学受験塾の滝中学合格者数推移

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

ザックリとまとめると、

  • 日能研が2023年に引き続き、過去No.1の合格数でトップをキープ
  • 名進研はほぼ横ばいで、合格数減少トレンドの変化を感じる結果
  • 浜学園は15%弱の合格数増となっており、上昇率ではトップ
  • 馬渕教室の実績は横ばいで成長の鈍化を感じる

といった感じです。

滝でも日能研の好調ぶりは変わらず、2023年に記録した過去最高の合格数をさらに更新しました。

名進研は合格数こそ伸ばせなかったものの、中期的に見ると、合格数減少に歯止めをかけられたような傾向に見えるため、今回の結果は好意的に見て良さそう。

浜学園も東海と同様に合格数を順調に伸ばしており、上昇率ではトップと好調です。

一方で、馬渕教室は合格数の伸びがほぼ横ばいという状況で、単年で見ると名進研と似たような状況ですが、中期的な傾向を見ると成長の鈍化を感じるような傾向に見えます。
来年、合格数を伸ばせるかが非常に重要だと思います。

滝は、合格最低点シリーズでご紹介した通り、概ね7割得点する必要がある入試の学校です。
他のトップ校(東海・南女)の合格最低点が概ね6割の得点である事と比較すると、問題の難易度的には若干基礎寄り。
つまりは“各塾の基礎定着力が試される入試である”と考えることができるのではないでしょうか。

そう考えると、東海や南山女子の実績が注目される事が多いですが、塾選びにおいては滝の実績が実はかなり重要な気がしますね。

愛知中

愛知中は偏差値帯的に受験者がかなり多い学校です。
さらに、愛知中は上位10%・上位20%にそれぞれ特奨A・特奨B認定が出る入試。
特奨A・特奨B認定を受けるために必要な偏差値が60を超える事から、意外と南山女子・東海を狙う層も受験している事が多いです。

2024年大手中学受験塾の愛知中合格者数推移

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

ザックリとまとめると、

  • 日能研は実績トップを維持しているものの、合格数は減少
  • 名進研はほぼ横ばいで、こちらも減少傾向が止まりつつある傾向
  • 浜学園・馬渕教室も合格数を伸ばしており、両塾ともに3割前後の増加

といった感じです。

日能研は実績トップですが、今年は微減になりました。

名進研は近年はずっと減少が続いていましたが、今年はついに増加に転じました。
来年もこのまま増加傾向を維持できれば、トレンドの変化が起きたと言えそうです。

関西系2塾は好調で、両塾ともに3割前後の増加しています。
なお、前述の特奨合格も増加しており、特に馬渕教室は前年の9人から21人と大幅に増加している事は特筆に値すると思います。

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まとめ

以上、3回に分けてご紹介してきた
「2024年 東海地区の大手中学受験塾の合格実績」
ですが、まとめとして偏差値帯ごとに少し分析をしてみたいと思います。

トップ層(偏差値60以上)の実績

東海地区のトップ層である、南山女子、東海、滝の結果を並べると以下のようになります。

2024年大手中学受験塾のトップ校合格者数推移

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

トップ層の合格実績の大まかな傾向としては、

  • 24年はとにかく日能研が強く、3校全てで過去最高の合格数となった
  • 名進研は南山女子は減少しているものの、東海では大幅増となっており、復調の兆し
  • 浜学園は南山女子で減少しているものの、他2校は増加をキープしており好調を維持
  • 馬渕教室は南山女子は増加しているものの2校で苦戦しており、成長鈍化の兆しを感じる

といった感じでしょうか。

2024年はとにかく日能研が強かったという一言に尽きると思います。
元々安定感はありましたが、さらに勢いが増した感じです。

名進研は中期的に見れば、減少に歯止めがかかりつつある状況。
浜学園は南山女子の国語難化で合格数を減らしていますが、好調を維持していると言って良いと思います。

心配なのは馬渕教室で、東海中では唯一合格数減少、南山女子では合格数を伸ばしたものの、滝でも大きな上乗せができていません。
馬渕教室はまだ5期生で、教室も増やしていることから、もっと勢いが欲しいところです。

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難関校(偏差値50程度)の実績

東海地区の難関校である、名古屋、南山男子、愛知淑徳の結果を並べると以下のようになります。

2024年大手中学受験塾の難関校合格者数推移

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

この層でも名進研の復調の兆しを感じます。
2017年頃から始まった合格者数の減少がほぼ止まったと言って良いような状況で、南山男子では合格数トップに返り咲いています。

その他3塾はほぼ横ばい~増加といった形です。
強いて言うなら、この層は志願者も多いため、もう少し馬渕教室の勢いが欲しいところ。

中堅校(偏差値40-50)の実績

偏差値50以下の中堅校の結果は以下の通りとなりました。

2024年大手中学受験塾の中堅校合格者数推移

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

女子校編では未発表だった浜学園の名古屋女子大学中の結果が出ていました

この層は浜学園、馬渕教室で受験する生徒の割合が高くない事がハッキリ出ており、塾のターゲットとする層が分かりやすくなっています。

一方で、日能研や名進研の金城や愛知の結果を見ると、日能研が名進研を抜いている事がわかります。
この2校は幅広い層が受験する学校(滑り止めだったり特奨を取れるかチャレンジだったり…)で、ここの合格数は生徒の層の厚さを知る手段となり得ます。

2024年はついに金城の実績でも日能研がトップになりました。
一方で、他校の結果と併せて見ると、名進研も復調の兆しが見えているので、来年以降どうなるか非常に気になります。
実際、名古屋女子では名進研がトップに返り咲いています。

今後の事を考えると、この層の生徒を確保することが塾の規模だったりシェアを維持/拡大してく重要な要素だと思うので、来年もどうなるか注目ですね。

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以上、今回は、
[2024年]大手中学受験塾の合格実績推移(共学校編+まとめ)
についてご紹介しました。

皆様の参考になれば幸いです。


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