[2024年]大手中学受験塾の合格実績推移(男子校編)

今回は大手中学受験塾の合格実績推移について、2024年の最新データが揃いましたので更新データをご紹介します。

最近中学受験ネタばかりで申し訳ないですが、そういう時期、ということでご容赦ください…

女子校編・共学校編&全体まとめは以下をご確認ください。

[2024年]大手中学受験塾の合格実績推移(女子校編)
東海地区の中学受験塾の大手である、名進研、日能研、浜学園、馬渕教室の合格実績について、2013年から2024年までの推移をまとめました。 今回は女子校編で、南山女子、愛知淑徳、金城学院中の結果です。
[2024年]大手中学受験塾の合格実績推移(共学校編+まとめ)
東海地区の中学受験塾の大手である、名進研、日能研、浜学園、馬渕教室の合格実績について、2013年から2024年までの推移をまとめました。 今回は共学校編で、滝中学、愛知中の結果で、これまでの男子校、女子校の結果も含めたまとめも掲載しています。
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前提条件の注意点

合格者数が多い塾=優秀な塾ではない

通常、子育て情報局では合格数の単純比較は控えています。
というのも、各塾は規模が全く異なるため、合格者数のみを出してしまうと誤解を生む危険性があるからです。

しかし、生徒数が非公表である以上、合格数しか出しようがない、というのが現状です。

そのため今回は、以下の3点を充分ご留意いただけますと幸いです。

  • 各塾の生徒数(受験者数)は大きく異なるため合格者数の数そのものの比較にあまり意味はない
  • 上記の関係から、合格者数が多い塾=優秀な塾ではない
  • 見るべきは推移の傾向で、合格者数が増加傾向か否かである

また、
「各中学受験塾の合格者数の数字は1年間限定で公開され、次年度のテストが終わると消されてしまう」
という状況に対して後年のためにデータを残す、という意味もあります。

柔軟な対応の有無と受験生から選ばれているかが大事

上記ポイントに「合格者数が増加傾向にあるか否かが大事」と書いていますが、これは、

  • 刻々と変化する受験環境に対して柔軟な対応が出来ているか
  • 受験生から選ばれているか(シェアを伸ばしている)

という事に繋がるためです。

というのも、各塾のカリキュラムが各校の合格に役立っているか・求められているものの変化に対応出来ているかどうかは、合格者数が伸びているか否か、というところが判断基準の1つになりますし、合格者数を伸ばすための母数(=受験生数)は受験生から選ばれないと伸びていきません。

以前、塾に支払う金額のイメージをまとめましたが、塾を選ぶ側も安い金額ではないことは分かっているので、それなりに調べた結果、ちゃんと理由があって選ばれている、と考えることが出来ますので、合格者数が増加傾向にあるか否かが大事だと考えています。

今回対象とする塾と学校

今回対象とする塾と学校は以下の通りです。

なお、推移を見るのは
2013年~2024年
としました。

ただ、2018年の名進研の合格者数データがどうしても見つからず、そこは破線でつなげています。
申し訳ございません。

対象とする塾

名古屋には中学受験塾が沢山ありますが、今回は大手とされる

  • 日能研
  • 名進研
  • 馬渕教室
  • 浜学園

の4つを対象としました。

各塾の教室数の推移

既述の通り、各塾の生徒数(受験者数)は不明ですが、教室数の推移は過去のデータから分かっているので、参考としてご紹介します。
なお、県外受験者もそれなりに居るので東海地区にある教室を対象に集計しています。

大手中学受験塾の教室数推移2024

引用元:各塾における以下のページの教室数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※上記校舎数は各年の教室数であり、新規開校のタイミングによっては合格数の母数とリンクしない可能性があるので注意

現時点(2024年2月)の教室数は

  • 名進研:37教室
  • 日能研:18教室
  • 浜学園:9教室
  • 馬渕教室:6教室

といった感じ。

浜学園と馬渕教室が1教室ずつ増えています。

馬渕教室が植田駅に教室を作ったので、植田駅は名進研・日能研・馬渕教室の3塾が揃う駅になりました。
植田駅はバスのターミナル駅でもありますし、赤池方面からの需要を植田駅で取り込んでいるのかもしれませんね。

対象とする学校

今回は男子校編ということで、

  • 東海中
  • 南山男子
  • 名古屋中

の3校を対象としました。

本当は名古屋中はスカラー合格数も比較したいところですが、塾によってスカラー合格数の公表が無かったりするので、単純な合格数のみにしています。

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主要私立中学の合格実績推移

東海中

2024年大手中学受験塾の東海中合格者数推移

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

男子における最難関である東海中の合格実績は上記の通りとなりました。
東海中に対応したクラスは各塾が最も力を入れるところでもあるので、ハイレベル分野における各塾の実力が出るのではないかと思います。

ザックリとまとめると、

  • 名進研は下落傾向だったが、今年は合格者増に転じた
  • 日能研・浜学園は過去最高の合格数を達成し好調をキープ
  • 馬渕教室は昨年までは高い上昇率だったものの今年は合格数減に転じた

といった感じです。

名進研は下落傾向へのテコ入れのためSクラスを設立し、認定者は南山女子・東海・滝のどこかに合格できなければ返金するという制度を作りました。
Sクラスでは関東で圧倒的な実績を残しているSAPIXメソッドを取り入れるといった他クラスとは違った内容になっているのですが、2024年はどうだったかというと…

3期生は100%合格だったらしい

引用元:名進研ホームページより

昨年の2期生は上記3校の合格率が95%だったそうですが、今年は100%だったようです。
この数字は塾選びの際にはかなり心強い数字ですが、Sクラス認定者が26人である事を考えると、かなり狭き門であることは間違いなさそうです。
Sクラス以外の合格数も、2割超の伸びを見せており、昨年比の伸び率では名進研が4塾でトップ
来年以降もこの傾向が続くかどうか注目です。

日能研は昨年実績で減少に転じていましたが、今年は1割以上も合格者数を伸ばしており、好調をキープ。
別記事で女子校や共学校もまとめますが、総じて今年の日能研は強かったです。

浜学園は2018年以降6年連続で東海中の合格数を伸ばし続けていて、こちらも好調。

一方で、馬渕教室は4塾で唯一合格数減少になっています。
もちろん、馬渕教室の場合はまだ教室数(=生徒数)が少ないので、減少に転じる年はどうしても出てしまうような状況ではあります。
こちらも、来年以降どうなるか注目です。

余談ですが、現時点の4塾の東海中合格数の合計は412人。
東海中の定員は360人なので、この4塾だけで定員以上の合格数を出している事になります。

東海中は東海地区トップの学校のため辞退者が少ない事を考えると、色々と考えてしまいますね…
(もちろん、滝と東海両方合格した場合に滝を選択する生徒は一定数居るとは思いますが…)

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名古屋中

2024年大手中学受験塾の名古屋中合格者数推移

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

こちらはやたらと合格者数が多いように感じますが、名古屋中は受験日程が比較的早い上、日程が被っている学校がなく、東海地区で中学受験をする男子の多くが名古屋中を受験する関係で、定員よりも大幅に合格数を出すためです。

ザックリとポイントをまとめると、

  • 日能研・名進研・馬渕教室はほぼ横ばいで大きな変動はなし
  • 浜学園は前年比2割超の合格数増加
  • 名進研は合格数の低下に歯止めがかかった印象

といった感じです。

名古屋中は偏差値が一定以上の生徒のほとんどが受験する学校なので、この結果からは、
浜学園は日能研R4偏差値が50前後の生徒を順調に増やしている
と言えるのではないでしょうか。(他塾もキープはしている)

また、昨年も書きましたが、もう少し長い期間で考えると、
環境が変化する中で合格者数を大きく伸ばしている
という事が重要です。

以前ご紹介した通り、名古屋中は近年偏差値が上昇しており、難易度も上昇しているという変化が起こっています。
ここ10年で合格者数を大きく伸ばしている塾は、様々な変化に対応できる塾であると言えるのではないでしょうか。

そういう意味だと、日能研・浜学園はそのあたりの強さが出ているのかもしれません。

ちなみに、スカラー合格(いわゆる特待生合格)数は浜学園と馬渕教室で数字が出ており、
浜学園:32人(+2人)
馬渕教室:13人(-4人)
という数字になっています。

名古屋中のスカラー合格は東海中に合格するよりも難しいと言われており、”東海中に余裕を持って合格できる”という上位層の変動がこの数字から分かります。
既述の東海中の結果と傾向は似ており、やはり馬渕教室が少し苦しい年だったのかもしれませんね。

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南山男子

2024年大手中学受験塾の南山男子合格者数推移

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

東海や名古屋に比べると合格者数の絶対数が少なく見えますが、これは大手塾以外が多いわけではなく、南山男子は東海に比べると募集数が少なく、さらに余剰合格者が少ない(定員以上の合格者をあまり出さない)事が関係しています。
また、試験日程的に東海中と両方受験できないことも影響していると思います。

ザックリとポイントをまとめると、

  • 3年ぶりに名進研がトップの合格数を奪還
  • 日能研は大きく合格数を減らした
  • 馬渕教室・浜学園は順調に合格数を伸ばしているが恐らくメインターゲットではない

といった感じです。

今年は名進研が合格数を大きく伸ばしており、3年ぶりに南山男子の合格数トップを奪還しています。
一方で、日能研は大きく合格数を減らしており、一昨年の水準まで戻っています。

南山男子の場合、23年の結果R4偏差値で名古屋中との偏差値差が3まで広がっています。

もちろん、偏差値が全てではありませんが、傾向としては
名古屋中に合格→南山男子か東海中にチャレンジ
という流れから
名古屋中に合格したら東海中チャレンジ、不合格なら南山男子
というながれが加速しているように感じます。

そういう意味では、名進研の層の厚さがここに現れており、名進研に比べると教室数(=生徒数)が少ない日能研は、上位層の生徒が増えると南山男子の合格数が減少しているのではないかと思います。

浜学園・馬渕教室は塾の方向性から、南山男子はメインターゲットにしていない可能性が高く、実績は伸ばしていますがそこまで重要視はしていないと思います。

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以上、今回は
[2024年]大手中学受験塾の合格実績推移(男子校編)
についてご紹介しました。

次回は南山女子等の女子校編をご紹介する予定です。

皆様の参考になれば幸いです。


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