[2025年]大手中学受験塾の合格実績推移(女子校編)

前回からご紹介している2024年の大手中学受験塾の合格実績、今回は女子校編です。

男子校編・共学後編+全まとめは以下をご確認ください。

[2025年]大手中学受験塾の合格実績推移(男子校編)
東海地区の中学受験塾の大手である、名進研、日能研、浜学園、馬渕教室の合格実績について、2013年から2025年までの推移をまとめました。 今回は男子校編で、東海中、南山男子、名古屋中の結果です。
[2025年]大手中学受験塾の合格実績推移(共学校編+まとめ)
東海地区の中学受験塾の大手である、名進研、日能研、浜学園、馬渕教室の合格実績について、2013年から2025年までの推移をまとめました。 今回は共学校編で、滝中学、愛知中の結果で、これまでの男子校、女子校の結果も含めたまとめも掲載しています。
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前提条件と注意事項

細かい前提条件や、データを見るうえでの注意事項は冒頭でもご紹介している男子校編をご確認いただければと思いますが、ざっくりとまとめると、

  • 母数が異なるので合格者数が多い塾=優秀な塾ではない
  • 各塾の教室数には大きな差がある
  • 受験生から選ばれているかが大事で、これは「合格者数が増加傾向にあるか」である程度把握できる

といった感じ。

重要な要素なので、各塾の教室数の比較推移グラフを再掲させていただきます。

引用元:各塾における以下のページの教室数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※上記校舎数は各年の教室数であり、新規開校のタイミングによっては合格数の母数とリンクしない可能性があるので注意

現時点(2025年2月)の教室数は

  • 名進研 :37教室
  • 日能研 :18教室
  • 浜学園 :9教室
  • 馬渕教室:6教室

といった感じ。
2024年から変動なしですね。
なお、25年春から浜学園の星ヶ丘校、日能研多治見校が開校する予定です。

また、女子校編における対象校は、

  • 南山女子
  • 愛知淑徳中
  • 金城学院中
  • 椙山女学園中
  • 名古屋葵大学中

としました。

名古屋葵大学中(旧名古屋女子大学中)は来年から共学化する予定です。

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主要私立中学の合格実績推移

南山女子

男子も含めた東海地区最難関である南山女子の合格実績は以下の通りとなりました。

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

ザックリとまとめると、

  • 日能研は微減だが、トップの実績をキープ
  • 浜学園・名進研はともに約3割の大幅増で好調
  • 馬渕教室は3割減の大ブレーキで苦戦

といった感じです。

合格最低点の記事でも触れましたが、今回の南山女子は算数が大幅に難化し、平均点が大きく下がりました。
関西系の塾は”算数に強い”という評価が多いので、浜学園・馬渕教室は有利かと思ったのですが、明暗が分かれる形でした。

具体的な数字は後でご紹介しますが、今年の馬渕教室は女子の結果が総じて芳しくないので、もしかしたら女子の母数が少なかったのかもしれません。
馬渕教室はまだ進出して日が浅く、教室数が少ないので実績のブレが大きくなるのは仕方がないとは思うのですが…

浜学園、名進研はかなり好調
特に名進研は男子の東海中でも数を伸ばしており、男女ともに飛躍の年になりました。

浜学園は男子の東海中では数を減らしたものの、女子では大幅増を達成し、順調に合格数を伸ばしています。

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愛知淑徳

愛知淑徳は名古屋、南山男子と同等の偏差値の学校で、前述の南山女子を狙う層はほとんどの生徒が受験する学校です。
今年から椙山の試験日が変更となった関係で、併願が容易になったのも今年の大きなポイントです。

結果は以下の通りとなりました。

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

ザックリとまとめると、

  • 日能研・名進研・浜学園は合格数が増加
  • 馬渕教室は前年比約50%減の大苦戦
  • 特に浜学園は前年比4割超の増加で絶好調

といった感じです。

南山女子と同様、馬渕教室は半減してしまっており、かなり厳しい状況です。
一方で、浜学園は南山女子に続き絶好調。前年比4割超の増加という凄い実績となっています。

名進研・日能研も増加割合としてはそこまで高くないですが、好調をキープしています。

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金城学院

金城は日能研R4偏差値が43前後の学校。
試験日程が愛知中と被っているので愛知中との併願はできませんが、女子はどちらかというと金城を受験する子が多いようです。

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

ザックリとまとめると、

  • 昨年日能研がトップだったが名進研がトップを奪還
  • 名進研・日能研はともに微減
  • 浜学園は好調で、昨年比約3割の増加
  • 馬渕教室はここでも約3割減となっていて苦戦している

といった感じです。

金城は長年名進研がトップを死守してきましたが、ついに昨年日能研がトップになりましたが、今年はそれを名進研が抜き返した形です。
とはいえ、名進研・日能研はともに微減しており、数字は伸ばせていません。

一方で、ここでも浜学園が絶好調で、4塾で唯一合格者を増やしているうえ、増加幅も約3割。
着実に幅広い層の受験生を増やせている事がこの数字からも伺えます。

やはりここでも厳しかったのは馬渕教室。
減少幅も約3割で、これまでの3校の結果から、”今年の馬渕教室女子生徒そのものが少なかったのではないか?”と考えざるを得ない数字に見えてきますね。

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椙山女学園

椙山は日能研R4偏差値がの予想値が40前後の学校。
今年の東海地区の私立女子校入試最大のトピックが「椙山の入試日が変わった」というところで、これまでは愛知淑徳と併願不可だったのが、今年は併願可能となりました。

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

やはり、上記の変更を受けて各塾ともに実績をかなり増やしました。
(日能研は約3倍、名進研は約2倍、浜学園は約9倍)

愛知淑徳との併願が可能になった一方で、名電(一般)と春日丘(1回目)の入試と被る事(=併願不可)になったわけですが、これだけ合格数を伸ばしたということは、やはり女子校に対する需要は未だ健在と言えるのではないでしょうか。

なお、例年であれば馬渕教室は椙山の合格数を発表しないのですが、日程変更を受けてか今年は発表されており、浜学園とほぼ同等の数字となっていました。

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名古屋葵大学中

前述の通り、名古屋葵大学中は来年から共学化されます。
そのため、今後大きな変化が起こるかもしれないので、参考として各塾の実績推移を載せておきます。

引用元:各塾における以下のページの合格者数より作成
日能研/名進研/馬渕教室/浜学園
※馬渕教室は2018年10月に名古屋進出

以前書いたような気がしますが、日能研の実績が2019年以降に急増しているのは「VAP導入によって聖霊が滑り止めとして機能しなくなった」という理由が大きく、現在の名古屋葵大学中のポジションの変化をよく示していると思います。
一方で、名進研は既に2019年の時点で日能研よりもかなり多くの合格数を出しており、これは「そもそも名進研の生徒は層が広かった」という理由である可能性が高いです。

今後、共学化によってこの数字がどう変化していくか注目です。

(参考)塾の傾向について

昨年も似たような分析を行い、今年は男子校でも行いましたが、
「難関校(愛知淑徳)とトップ校(南山女子)の合格数比較」
を今年の女子校の実績でも行ってみたいと思います。

確認するのは、「南山女子の合格者」÷「愛知淑徳の合格者」の数字で、
「愛知淑徳に合格した生徒の何割が南山女子に合格できているか?」
というところから、各塾の生徒層や考え方を見る試みです。

計算結果は以下の通りとなりました。

結果をまとめると、

  • 近年は日能研・名進研は概ね40%弱に収束している
  • 浜学園も上の2塾に近いが、若干突破(合格)率が高い
  • 馬渕教室だけ突出して高い数字になっている

という感じ。

まず、
「愛知淑徳に合格した生徒の何割が南山女子に合格できているか?」
というところに関しては、日能研・名進研・浜学園の数字を参考にすると35%~45%程度だと言って差し支えないと思います。

浜学園の数字が高いのは、日能研・名進研よりも入塾のハードルが高い(入塾試験が厳しい)事が影響している可能性が高いと思います。
(近年下がっているのは前述の通り、幅広い層の生徒を確保し始めたからかも)

男子(名古屋中合格者の東海中合格率)よりも数字が低いのは、

  • 偏差値の差が大きい
    →東海⇔名古屋の差が”7″に対して、南山女子⇔愛知淑徳の差は”10″程度
  • 南山女子の定員が少なく、倍率が高い
    →例年だと東海が2.0~2.5倍に対して南山女子は3.5-4.0倍程度

というあたりが影響していると思います。

馬渕教室の数字が異常に高いのは男子の分析と同様で、「生徒のレベルが相当高い」「他地区からの遠征受験」のどちらかだったと考えるのが自然でしょう。
(細かい考え方は男子編でかいたのでこちらからどうぞ)

なお、馬渕教室の名誉のために言っておくと、遠征受験を行っている明確な証拠はありませんし、他地区に拠点を持つ日能研・浜学園でも発生している可能性は否定できません。
(※馬渕教室・浜学園は入塾テストが他の2塾よりも厳しいことを考えると、「生徒のレベルが相当高い」というのも充分あり得る話ではあります)

また、前回記事を書いてから複数の情報提供もいただいているのですが、馬渕教室・浜学園に限らず、合格実績を積み上げることを主目的としたイレギュラー的営業活動は行っているという話は以前から耳にしています。

例えば、幅広い公開模試を行っている塾は、
「模試受験者で成績が優秀な他塾の生徒に対して自塾の特別講習(無償か格安)に招待して自塾の実績にカウントする」
といったような活動は行っているようです。

ただ、この営業活動を行えるのは、他塾にはない強みを持っていたり、人員的余裕が無いと不可能ではあるので、ある意味”自塾の強みを活かした営業活動”と言えない事もありません。
(特に女子はトップ校で特徴のある問題(地元密着型の塾でないと対応が難しい問題)が出たりするので…)

男子校編でも書きましたが、要するに
「単純な合格数比較だけで”塾の優劣や”東海地区への対応ができているか”を考えることはできない」
という事を頭に入れておいた方が良い、という事です。

個人的には、合格実績だけなく、各塾の説明会に足を運び、保護者・受験生ともに納得できる塾を選んだ方が最終的に納得できる受験になると思っています。

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以上、今回は
[2025年]大手中学受験塾の合格実績推移(女子校編)
についてご紹介しました。

今回の表題画像はAIが考える
「日本人小学生が入学試験の解答用紙に、コンパスを使って円を記入している様子」
(A Japanese elementary school student using a drawing compass to write circles on an answer sheet for an entrance exam.)
です。
何か試験問題に落書きをしている感じですねw
相変わらず文字は読めないし。。。
作図問題を解いているような画像を生成したかったんですが…

次回は滝中や愛知中等の共学校編+全体まとめをご紹介する予定です。

皆様の参考になれば幸いです。


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