ここ数ヶ月ご紹介してきました、
という3つの大規模物件について、比較検討されている方も多いかと思いますので、これまでの情報をまとめてみることにしました。
今回は価格と内装を単純に比較しています。
それぞれの公式ホームページはこちらです。

皆様の検討の一助となれば幸いです。
価格について
まず何を置いても価格ですよね。
この価格感をベースに、他の要素を比較していく、という方も多いと思います。
中住戸の価格感
基本的にこの3物件の中部屋は南向きの3LDKがメインです。
ここでは、上記に書いてある、「南向きの3LDK中住戸」に限定して価格を比較してみます。
なお、各数字はざっくりとしたイメージを持ってもらうため、数字を多少丸めていたり、平均から大きくズレるものは除外していたりしますので、詳細は各物件のページでご確認いただいたほうが良いかと思います。
また、イメージを掴んでいただくため、総額イメージも掲載していますが、こちらは広さによって大きく変わるものなので、参考程度とお考えいただければと思います。
引用元:MID WARD CITY/メガシティテラスII街区/パークホームズLaLa名古屋みなとアクルス ガーデンスクエア価格表より作成
上記は概要ではありますが、思った以上に価格差がありました。
特にメガシティテラスとLaLaみなとアクルス間が大きいのはイメージ通りだったのですが、MID WARD CITYとメガシティテラスII街区も15-20万円程度の坪単価差があるのは想像以上、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
角部屋の価格感
基本的にこの3物件の中部屋は南向きの4LDKがメインです。
ここでは、上記に書いてある、「南向きの4LDK中住戸」に限定して価格を比較してみます。(ルーフバルコニー付き等は除外)
なお、中住戸と同様、各数字はざっくりとしたイメージを持ってもらうため、数字を多少丸めていたり、平均から大きくズレるものは除外していたりしますので、詳細は各物件のページでご確認いただいたほうが良いかと思います。
また、総額については中住戸以上に面積のバラつきが大きく、面積等の前提条件を抜いて単純に比較するのは正しくない事に留意する必要があります。
引用元:MID WARD CITY/メガシティテラスII街区/パークホームズLaLa名古屋みなとアクルス ガーデンスクエア価格表より作成
こちらも概ね中住戸と傾向は似たような傾向になっていますが、特に上層階の差分は中住戸以上に大きいように見えますね。
維持費について
管理費と積立修繕費は以下のようになっています。
【MID WARD CITY】
管理費:140円/㎡程度
積立修繕:90円/㎡前後
合計:250円/㎡程度
80㎡想定だと20,000円/月かかることになる
【メガシティテラスII街区】
管理費:182円/㎡/月前後
積立修繕費:78円/㎡/月前後
合計:合計:260円/㎡程度
80㎡想定だと20,800円/月かかることになる
【LaLaみなとアクルス】
管理費:160円/㎡/月前後
積立修繕費:70円/㎡/月前後
合計:230円/㎡程度
80㎡想定だと18,400円/月かかることになる
仮に80㎡だと仮定した場合、差額が1,500円~2,000円/月あるわけで、この差額がディスポーザーや共用施設の有無に反映されていると考えた場合、コストパフォーマンスとしてどう考えるか、というところがポイントになりそうです。
個人的には月2,000円程度であればディスポーザー+充実した共用施設はあっても良い気がしますが、そこは価値観の違いもあるかと思いますので、よく考えた方が良いかと思います。
(共用施設等の比較については次回書く予定です)
内装仕様の比較
内装仕様の比較をいつも掲示している項目で行ってみました。
ポジティブポイントは赤、ネガティブポイントは青で強調しています。
概ねMID WARD CITYが優位なポイントが多い印象ですが、坪単価を考えるとMID WARD CITYが優位であるのは当たり前でもあり、その価格差を埋められるだけの価値がこの差分にあるか、というところがポイントではないでしょうか。
内装に関しては個人の趣向や好みもありますし、価格を含めてこの差分だと「どこが一番!」と断言しづらい内容ではあるので、どこを重視してどこを重視しないか、というのを定めて比較されるのが良いのではないでしょうか。
基本仕様
内装の基礎となる部分の比較は以下の通りです。
子育て視点で見れば一番差が出たのは、
玄関のインターホンにカメラがあるか否か
というところです。
各物件のご紹介でも書いていますが、カメラがなくのぞき穴のみの場合は、小学生低学年までぐらいの子供は確認が難しいケースが多いため、ここは対応しておいて欲しいところですが、今回の3物件で玄関のインターホンがカメラ対応しているのはMID WARD CITY のみです。
他の物件はカメラがないだけでなく、子供でも外が見られるように低い部分にのぞき穴が設けられている仕様でもないので、留守番時に来客が来た場合は少し心配ですね。
ただ、3物件ともエントランスのオートロックはカメラ対応があるので、その時点で確認できるからOK、と考えることも可能ではあります。
その他、差が出た部分はドアキャッチャーとカーテンボックスの部分です。
リビング部分のみではありますがドアキャッチャーを採用しているのはLaLaみなとアクルスのみになっています。
ドアキャッチャーは想像が付きづらい設備ではありますが、換気を行う際にドアキャッチャー対応だと容易にドアが閉じないようにロックすることが可能になります。
キノコ型の場合はわざわざ屈んでストッパーをセットする必要があるため面倒です。(ほぼやらない)
ドアをロックせずに換気をすると、かなりの勢いでドアが「バンっ!!!」と閉まってしまうケースがあるので、意外とドアキャッチャーが便利だったりします。
カーテンボックスについては全室リビングダイニングはカーテンボックス採用なので来客時等は分からないですし、気にならない方もいらっしゃるとは思いますが、ここは全室がカーテンボックスになっているメガシティテラスII街区が優位になっています。
実用面・子育て視点で考えると、個人的には玄関モニターがあるMID WARD CITYが若干優位な印象を持ちました。
キッチン仕様
キッチン仕様の比較は以下の通りです。
ここで最も気になる差分はLaLaみなとアクルスがディスポーザー非採用、というところでしょう。
実生活において最も影響が大きい部分であり、家事をされる方の負担が段違いなので、この部分は明確にMID WARD CITYとメガシティテラスII街区が優位です。
もちろん、管理費+積立修繕費を見るとLaLaみなとアクルスは最も安価なので、この部分はある程度影響しているとは思いますが、LaLaみなとアクルスは共用施設も少ない設定になっているため、そう考えるとやはりディスポーザーは欲しかったところです。
また、コンロもLaLaみなとアクルスはホーロートップになっていて他の2物件より劣る仕様になっています。
ホーロートップは傷がつくと鋼板が出てきてしまうので、そこから錆が発生する場合があるので気をつける必要があります。
もちろん、ガラストップの場合も重いものを落とした場合は割れてしまう可能性がありますが、日常使用で使い勝手が良いのはガラストップです。
キッチン収納のオール引き出しに関してはディスポーザーがある場合は収納が制限されるため一長一短があり、好みが分かれるのですが、間違いなくコストはかかってくるので、その点を考えるとメガシティテラスII街区は力を入れているのだと思います。
なお、メガシティテラスII街区のキッチン天板については、人工大理石と人造大理石の違いが明確に分けられていない可能性もあるので、詳細は現地のモデルルームで確認したほうが良いです。
個人的な評価としては、僅差でMID WARD CITY が優位で、LaLaみなとアクルスは他2物件との差が大きいと感じました。
洗面所・風呂・トイレの比較
洗面所・風呂・トイレの比較の比較は以下の通りです。
ここは三面鏡部分が一番差が出ています。
やはり価格差がある分、LaLaみなとアクルスは仕様が落とされており、一面鏡になっており、鏡自体の使用感や収納力が大きく劣ります。
また、表には詳細が書いてありませんが、MID WARD CITY ⇔ メガシティテラス間にも差があり、MID WARD CITY のみ
- 三面鏡内にティッシュボックスとドライヤーが入る
- 三面鏡にコンセントが内蔵されており、電動歯ブラシ等の充電が内部でできる
- 三面鏡下部も鏡になっており、背の小さな子供も鏡を見られる
という部分が優位点になっています。
風呂仕様についてはほぼ同一で、唯一メガシティテラスII街区がワイド鏡を採用しており、浴室内が広く見えるなど高級感はありますが実用上の差は少ないと思います。
このカテゴリは地味ではありますが、トイレの防音扉も含めてMID WARD CITYが若干優位な仕様になっていると思います。
ベランダ仕様
ベランダ等の外部仕様の比較は以下の通りです。
ここは好みの分かれる仕様もあるため何とも言えませんが、個人的にはベランダ境界壁に上部空間があるLaLaみなとアクルスは少し残念に感じます。
スロップシンクに関しては出番の少ない設備ですし、不要、という方も多いと思いますので、ここを仕様の差と見るか否かは意見の分かれるところだと思います。
今回は以上です。
Part2は周辺の環境面を含めた総合的な比較です。
以下からどうぞ。

皆様の参考になれば幸いです。
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