パークホームズLaLa名古屋みなとアクルス ガーデンスクエア(みなとアクルス2期)のモデルルームを訪問しましたので数回に分けて報告致します。
Part2の今回は以下の内容を中心にまとめます。
・建物の外観と構造について
・地震・洪水対策について
みなとアクルスガーデンスクエアの記事一覧は以下のページから飛べます。

物件の公式ホームページはこちらです。
今回の内容をザックリとまとめると下記のようになります。
- 外観や構造は分譲済みの1期を見るとかなり参考になる
- 外観は典型的な板状マンションではあるものの2色のガラスが採用されているなど安っぽさはない
- 構造は直床・2重天井+耐震構造で、名古屋で一般的なもの
- 地盤改良はなされているものの駐車場部分は未実施であることに注意
- 居住棟部分は2mのかさ上げが実施されている
- ハザードマップの表記上はかさ上げの高さは充分に見える
詳細は以下をご確認ください。
建物の外観と構造について
建物の外観について
建物の外観については、既に分譲済みとなっている1期のイメージがほぼそのまま当てはまるため、実際に見てみると参考になります。
以下に実際に現地で撮影した1期のマンション外観をご紹介します。
ベランダ側
アリーナコート、ブライトコートのベランダ側はららぽーとからよく見えますが、場所によって2色のガラスが使われているなど、スッキリとした外観でありながら安っぽさは感じない外観になっています。
今回のガーデンスクエアもこちらの西側にほぼ同じ外観で建設されるため、完成したら結構な迫力になると思われます。
駐車場側
駐車場側は住人以外はあまり見ない方角にあるため簡素な造りです。
共用廊下側はコンクリートやガラスで区切られているわけではなく、金属製の柵があるのみです。
配色が暗色系のため、汚れが目立ちにくく、経年劣化や安っぽさを感じにくいようになっているのかもしれませんが、エレベーターシャフトは色も含めてデザイン等が施されておらず、ひと目でそれと分かる作りになっているのがちょっと残念ですね。
ガーデンスクエアもほぼ同じ仕様になるものと思われます。
構造について
この物件の建物や敷地の特徴としては、
- 耐震構造
- 直床/2重天井
の2つが挙げられます。
耐震構造
この規模と価格感では耐震構造一択だと思うので当然の選択だと思います。
間取りへの影響はそれほどではなく、共用廊下側の洋室には全て梁(柱)が出ている構造となっていますが、ベランダ側のリビングや洋室には全く梁(柱)が出ていないので、そちら側は使いやすくなっています。
直床/2重天井
直床は東海地区のマンションとしては一般的なもので、名古屋在住者からすると突出してネガティブなイメージを持たれるものではないです。
(以前紹介した高級マンションなども、タワー型にも関わらず低層部は直床が採用されていたりします。)
何度か過去の投稿でも書いていますが、一般的なイメージと異なり直床は階下への騒音という面では二重床と同等かそれ以上であり、その面はあまり気にしなくて良いかと思います。
では、何が異なるかというと、直床の場合は、フローリングがクッション材の入っているクッションフロアとなるため、床が柔らかいものになります。
この点は住んだ経験のない方は非常にイメージがしにくいかと思いますが、個人的にはクッションフロアよりも硬いフローリングのほうが安定感を感じらて好みですが、好き嫌いが分かれると思います。
特に戸建てと比較検討している場合はこの部分の差は大きいと思いますので、モデルルームでOKを貰えれば、スリッパ等を脱いで実際に確認した方が絶対に良いです。
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地震・洪水対策について
これから提示する情報によって受けた損害について、当サイトは一切の責任を負いかねます。
また、情報は2021年9月時点のものです。
「港区に住む」という事を考える際に最初に思いつくのは、
洪水・津波・地震(液状化)は大丈夫か?
という事だと思います。
公式HPやモデルルームでも、その対策として、2mのかさ上げと地盤改良を行っている旨の案内はあるかと思います。
ここでは地盤改良と実際のかさ上げ状況、ハザードマップでの表示についてご紹介します。
地盤改良について
詳細は以下の名古屋市公表のハザードマップをご確認いただければと思いますが、この物件のあるエリアは、「最大の想定震度は6強」で、「液状化の可能性は高い」とされているエリアです。
そういった事情もあり、液状化に対応した地盤改良を行っている事は公式HPやモデルルームでも案内があります。
ただ、この改良は居住棟部分のみで、駐車場部分は未実施です。
つまり、実際にマンションが建設される場所は液状化現象に対応した地盤改良が行われていますが、駐車場部分は地盤改良未実施のため、地震が発生した場合、車に被害が出る可能性があるということは認識しておいた方が良い、という事です。
この物件は全区画が平面式なので、大規模な液状化現象が発生した場合は何らかの影響は受けそうです。
居住棟部分のかさ上げについて
分譲済みの1期もそうでしたが、この物件は居住棟部分は2mのかさ上げを行っています。
実際に現地を訪れてみるとよく分かりますが、エントランスと各棟間にある通路でかさ上げの状況が確認できます。
上記画像でもある程度伝わるかと思いますが、2mかさ上げされているということで、実際に見ると結構な迫力と安心感があります。
では、実際に想定されている災害の状況がどのような形になっているか確認してみました。
ハザードマップの表示
名古屋市では洪水や津波に関連したハザードマップとして、
・洪水・内水ハザードマップ
・津波ハザードマップ
の2種類を公開しています。
今回はこの2つのハザードマップを確認してみました、
洪水・内水ハザードマップ
この地区の洪水・内水ハザードマップは以下のようになっています。
引用元:名古屋市ホームページ「港区の洪水・内水ハザードマップ 詳細版」より作成
上記の通り、現時点(2021年9月)では洪水・内水の被害想定としては1mを超えない想定がなされていると思われます。
そのため、前述の実施されている居住棟部分のかさ上げの高さを超えない想定になっている可能性が高いです。
津波ハザードマップ
この地区の津波ハザードマップは以下のようになっています。
引用元:名古屋市ホームページ「港区の津波ハザードマップ 詳細版」より作成
上記の通り、現時点(2021年9月)では「あらゆる可能性を考慮した最大クラスの津波」の部分でも2mを超えていないように見えるので、こちらも実施されている居住棟部分のかさ上げの高さを超えない想定になっている可能性が高いです。
また、津波到達までの時間も、短くても120分は猶予がある表示に見えるため、避難する時間的余裕は確保されていると考えられます。
上記のことから、
ハザードマップの表記上は、現時点のかさ上げで対応できる可能性が高い
という事が言えるのではないでしょうか。
ただ、繰り返しになりますが、生命にも関わってくることですので、最終的にはご自身でご確認されるべきだと思います。
今回は以上です。
皆様の参考になれば幸いです。
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