マンションの規模による種類2 大規模マンション

今回は前回分類した4つのカテゴリのうち、大規模マンションの2つについてご説明します。

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タワー型大規模マンション

まずはタワーマンション。大規模マンションと言われて最初に思いつくのがタワーマンションですよね。特徴はこんな感じです。特に中層階以上の部屋でのメリットが多いですかね。

都心に近い立地が多い

タワーマンションは都心から近いケースが多く、通勤を考えると便利な立地であることほとんどです。最近名古屋もタワーマンションが増えてきていて、「グランドメゾン御園座タワー」や「プラウドタワー名古屋栄」などが新しいものとして作られています。

しかし、名古屋の場合、都心に住むという事が、必ずしも良い住環境を手に入れる事とイコールではないことに注意が必要です。これは、名古屋特有の事情として、オフィス街と住宅地がハッキリと分かれている関係から、都心部には生活に必要なスーパーなどが少ない事や、治安がそもそもあまり良くないという事情があるためです。もちろん、全ての都心地区に当てはまることではないですが。。。

資産性が維持されやすい

「マンションの価値の大部分は立地」と言われるように、立地で有利なタワーマンションは資産性が維持されやすい傾向にあります。ただ、上記の通り名古屋の風土でも同様の傾向かどうかは未知数ですし、投資用に買うのでなければ資産性を重視した住居選びはあまりオススメできないです。

共用施設が豊富

前回書いたとおり、大規模物件には共用設備が豊富に用意されているケースがほとんどです。もちろん、人によって必要なものか、不必要なものかは変わってきますが、一度体験してしまうと離れられないものがあることも事実です。

眺望が良い

当たり前ですが、中層階以上は高層建築物が少ない名古屋では特に良い景色が期待できます。夕焼けや夜景が堪能できる部屋はそれだけで住んでよかった、と感じることができます。東京だと東京タワー、スカイツリー、富士山なんかが見えると価値が高かったりしますが、名古屋はあまりそういうのはなさそうです。

虫が来ない

中層階以上の場合、地味に嬉しいのがコレです。網戸にしなくても蚊はほとんど来ないですし、とても快適に過ごすことが出来ます。全然伝わらないと思いますが、個人的にはメリットの上位に入ると思います。

実生活では南向きが地獄

一般的にマンションは南向きの物件が高く、北向きは安いことが多いです。もちろん、タワーマンションも南向きが高い傾向であることが多いです。

しかし、タワーマンションは遮るものがないため、中層階以上の部屋は夏の昼間はとても暑くなります。特に名古屋は高層建築物が少なく、逃げ場がないため南向きは日の出~日の入りまで長時間直射日光に晒されることになります。これは経験しないとなかなか伝わらない事ですが、本当に辛いです。

実は北向きはこういう問題もなく、タワーマンションであれば暗いこともあまりないのでオススメです。安いですし。おすすめの順番は北→東→西→南の順です。

ベランダの洗濯干しが禁止されているケースがある

これはマンション次第ではありますが、タワーマンションはベランダに洗濯物を干す事が禁止されているケースがあります。この場合は浴室乾燥 or 部屋干し or 乾燥機の3択ですが、やはり日光に当てて干したいですよね。浴室乾燥や乾燥機はお金もかかりますし。タワーマンションを買うなら要チェックです。

多棟型大規模マンション

大規模マンションのもうひとつの形が多棟型大規模マンションです。最近だと「メガシティテラス」なんかが該当します。名前がダサいとか言わない!

郊外に多く、敷地に余裕があるケースが多い

このカテゴリのマンションは敷地に余裕があるケースが多く、棟内に中庭などの遊ぶスペースが用意されていたり、駐車場が安く使えるなどのメリットがあります。また、郊外ということで、緑、自然が身近であるため、自然に親しみやすい環境であることが多いです。

特に車社会の名古屋にとっては駐車場が安い場合は大きな魅力、価値となります。

子育てファミリーが多い

自然が身近であったり、キッズルームや中庭など遊ぶスペースが確保されているケースが多いこともあり、子育てファミリーが集まりやすい傾向があります。間取りもそれを意識していることが多いです。

子育ての時期に、同じような歳の子供を持つファミリーが多いのは交流の輪が広がりやすいためとてもありがたく、子供にとっても友達が多くできるため大きなメリットとなります。

管理費、修繕積立費が最も割安なケースが多い

大規模で頭数が多い上、高層マンションのようにメンテナンスにお金もかからないため、管理費、修繕積立費が最も割安なケースが多いです。それでいて、前回触れた大規模ならではのメリットも享受できるため、満足度は高くなります。

資産性では少し不利かもしれない

タワーマンションのように付加価値が分かり辛いことや、似たような物件が多くなるため、資産性の観点では少し不利なケースがあります。特にコストを抑えた物件の場合「団地っぽさ」が出てくるのでそうなると資産性ではなかなか厳しい事になります。

多棟型マンションでも郊外でない場合は上記のメリットが少なくなるケースもあるので注意が必要です。

安すぎる物件には注意

多棟型マンションはスケールメリットが出せる、郊外に建てるという環境から、物件価格が低く抑えられるケースが多いです。しかし、物件価格が安すぎると、(言い辛いですが)住民の質は下がる傾向にあり、「モンスター」的な住民(愉快なお隣さん)の割合が増えることも事実です。

実際、過去にとても評判の良かった小学校の学区に、多棟型マンションが複数建設された結果、学力が落ちたり、ガラが悪くなったり、という事が起こったケースを聞いています。

 

以上、大規模マンションのまとめでした。


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