名古屋(愛知)の私立高校入試ルールまとめ

前回、私立高校も含めた高校入試のスケジュールをまとめましたが、
「私立高校の受験ルール等の情報」
については、未だまとめ記事を作っていないことに気づいたので作ることにしました。

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そもそも私立・公立の比率はどうなっているのか?

まず、大前提として
「公立王国の愛知県で私立高校に通う生徒はどれだけ居るのか?」
というところを見てみます。

データについては愛知県が県立・国立・市立・私立各校の学年別生徒数を出してくれているので、

  • 24年における1年生
  • 全日制コース
  • 尾張地区にある学校

という条件で比較してみました。

結果は以下の通りで、約38%の生徒が私立高校に通っているという結果になりました。

出典:愛知県HP「学校一覧」データより作成

意外と私立も多いな、と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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愛知県 私立高校の入試ルール

ここからは私立高校の入試ルールについて見ていきます。

入学試験の種類と割合

まず、愛知県の私立高校の入学試験は

  • 推薦入試
  • 特色入試
  • 一般入試

の3種類があります。

簡単にまとめると、以下の違いがあります。

ちなみに、推薦・特色・一般入試それぞれの定員は学校ごとに異なりますが、以下の通り生徒募集要項に書いてある事が多いです。

出典:名城大学附属高等学校令和8年度生徒募集要項より抜粋

上は名城高校の例ですが、概ね

  • 推薦入試:3-5割程度
  • 特色入試:若干名

であるケースが多い印象を受けますね。

公立高校の場合、上位難関校だと推薦比率は10%~15%程度であるケースが多いので、”推薦”の扱い、位置づけが私立は公立とは大きく異なっている事がわかると思います。
(人気・難関校である名城や中京、愛知、名電でも推薦割合は40-50%です)

もちろん、東海のように推薦入試を実施しなかったり、滝のように推薦割合を明記しない学校もあります。

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併願について

前のパートでまとめましたが、推薦・特色入試は併願不可である一方、一般入試は3校まで受験可能です。

ただし、3校は自由に選べるわけではありません。
前回記事でもご紹介しましたが、例えば2026年入試の場合、1月21日~23日の3日間で行われるわけですが、各日1校を選ぶ必要があります。

26年の場合、例えば”滝と名古屋”や”東海と東邦”、”名城と中京”という組み合わせはできない、ということです。
なお、「組み合わせに制限がある」というのは公立高校の群・グループ制に似ていますが、この日程の組み合わせは結構変更があるというのが公立との大きな違い。

例えば、2026年の予定では1日目(1月21日)に滝、愛知、名古屋、名電という人気校が集まっていますが、2024年までは名古屋高校は2日目、愛知高校は3日目でした。

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合否判定と内申点について

特色入試については23年スタートで情報が少ないのでなんとも言えませんが、私立高校における合否判定において内申点の位置付けは

  • 推薦入試:内申点だけでほぼ決まる
  • 一般入試:無関係ではない

という扱い。

特に合格者の3-5割を占める推薦入試における内申点は公立高校以上に重要です。

なお、このあたりの話は学校側が公式発表していないので、噂レベルの信頼性の低い話でもありますのでご留意ください。
(受けてくれる塾があれば、今後詳しくインタビュー等をしてみたいと思っています)

推薦入試と内申点

私立高校の推薦は、一部の学校(滝や名古屋など)を除き
学校から推薦がもらえたら当日点関係なくほぼ100%合格
という試験で、学力試験を白紙で出すといったような行動を取らなければまず合格できます。

ただし、
「どれぐらいの内申点があれば学校から推薦がもらえるかは非公表」
というルールもあります。

中学校の教員や塾に聞くとある程度の目安を教えてもらえるそうですが、ハッキリとした数字が高校から公表されることはありません

ちなみに、以前行った塾の先生へのインタビューの際に私立高校の推薦について少しヒアリングしましたが、
「私立高校の推薦基準は学区も多少影響している可能性が高い」
というコメントをいただいており、”どの学区なのか”というのも学校から推薦がもらえる内申点のラインに影響している可能性があります。

一般入試と内申点

一般入試も内申点と全く無縁、というわけではないそう。

一般的に言われている事としては、

  • 滝・東海といったトップ校、愛知・名城・中京・名電・名古屋・椙山あたりの難関校は内申点の加味はない
  • 中堅以下の高校からは明確に内申点が影響する学校が増える
  • 明確なラインが示されることはない

という感じ。

また、トップ校・難関校でも、内申点が著しく低い場合、入学試験の得点が取れていても不合格になる学校がゼロではないそうなので、
「上位校を狙う場合はある程度の内申があればあとは当日点勝負」
「中堅以下の学校は一般入試でも内申点の加味がある」
という感じですかね。

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(余談)入学金の猶予について

ちょっと保護者的に重要な余談を。

これまでのパートで推薦入試・一般入試の違いをご紹介してきましたが、入学金については
「専願でない一般入試の場合は入学金の一部(数万円)を支払えば公立高校の合否発表まで猶予をもらえる」
という私立高校が多いです。

以下は名城高校の例ですが、公立高校の合否発表が3月10日なので、
2万円支払っておけば公立高校の合否を見てから入学金の納入有無を判断できる
というルールになっています。

出典:名城大学附属高等学校令和8年度生徒募集要項より抜粋

私立中受験でも入学金の2重払いが極力発生しないような配慮がありますし、名古屋の私立高校は優しいですね。
(首都圏の私立中受験だと入学金だけで3桁万円行く場合もあるとか…)

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以上、今回は
名古屋(愛知)の私立高校入試ルールまとめ
を簡単にご紹介しました。

私立高校のルール(内申点重視&3-5割が推薦)を考えると、結局は高校受験においては70-80%の生徒は内申点に縛られている事が分かります。
(全高校生のうち、市立・県立高校進学者が60%、私立高校の4割が推薦として、約15%、合計75%)

もちろん、内申制度が悪いとは言いません。
ただ、上でご紹介した通り、私立高校が内申基準を非公表にしている理由として「地域(学区)差が大きいから」というのが噂されるような状況なのでやはり現行の内申制度の不公平感を感じている人が多いのも事実。
大阪が実施しているような、学区による内申差を吸収するような仕組みを考えても良いような気がします。

今回の表題画像はAIが考える
「良い内申点を取るために先生に気に入られようとする日本の中学生男子たち。」
(Japanese junior high school boys trying to curry favor with their teachers in order to get good school evaluation.)
です。
まぁ、微妙な空気感を表現するのは難しいですよね。。。

皆様の参考になれば幸いです。


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