[2024年データ]中高一貫私立校の進学実績とR4偏差値(男子編)

2024年の実績が出揃ってきたので数回に分けてご紹介します。

今回は中高一貫私立校男子編です。

その他の2024年の進学実績記事は以下の通りです。
(記事が公開され次第、リンクを追加します)

【医学部進学実績編】

[2024年データ]国公立医学部合格実績ランキング
愛知県の高校について、2024年における国公立医学部への進学実績をまとめました。 東海高校は相変わらず強いですが、生徒100人あたりの数字では少しイメージが異なる結果に。

【公立高校編】

[2024年データ]愛知県公立高校の進学実績まとめ
2024年における愛知県公立高校の大学進学実績をまとめました。 やはり、旭丘、明和、一宮の3校が強いですが、向陽高校の勢いも感じる結果でした。

【私立女子編】

[2024年データ]中高一貫私立校の進学実績とR4偏差値(女子編)
2024年の中高一貫私立校における大学合格実績と2025年の予測R4偏差値をまとめました。 やはり滝と南山女子が圧倒的ですが、南山女子が若干不調気味でした。

【公立と私立の比較】

[2024年データ]愛知県公立高校と中高一貫私立校の大学合格実績比較
2024年における愛知県公立高校と中高一貫私立校の大学合格実績を比較しました。 基本的な傾向は去年と変わらず、やはり旭丘高校、東海高校が強いです。
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各校のR4偏差値について

偏差値について

最近書いていなかったので偏差値についておさらいです。

偏差値と順位のイメージ

偏差値という言葉はよく聞きますが、実はなかなかイメージしづらいですよね。
なので、仮にデータの分布が正規分布(データが平均値の付近に集積するような分布)だとすると、偏差値と順位の関係は以下のようになると覚えておけばイメージしやすいと思います。

【偏差値70~50の順位イメージ】
偏差値70→上位2.28%
偏差値69→上位2.87%
偏差値68→上位3.59%
偏差値67→上位4.46%
偏差値66→上位5.48%
偏差値65→上位6.68%
偏差値64→上位8.08%
偏差値63→上位9.68%
偏差値62→上位11.51%
偏差値61→上位13.57%
偏差値60→上位15.87%
偏差値59→上位18.41%
偏差値58→上位21.19%
偏差値57→上位24.20%
偏差値56→上位27.43%
偏差値55→上位30.85%
偏差値54→上位34.46%
偏差値53→上位38.21%
偏差値52→上位42.07%
偏差値51→上位46.02%
偏差値50→上位50.00%

つまり、10,000人の人が受けたテストの成績分布が正規分布だったとして、288位まで人が偏差値70以上ということになります。
ただし、実際のテストの成績の分布は正規分布にはなり得ないので、あくまでイメージですよ。

R4偏差値とは?

下でも書いていますが、「R4偏差値」というものをよく耳にするかと思いますが、R4偏差値は日能研で使われる指標で、以下のように説明されています。

R4偏差値とは合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階(RANGE=レンジ)を示し、『R4=80%、R3=50%、R2=20%』を意味します。

引用元: 日能研公式HP

つまり、「R4偏差値=合格率80%の偏差値」ということです。

なお、このR4偏差値は「日能研全国公開模試」の結果が反映されているため、全国基準の偏差値です。
そのため、関東地方で開成、麻布といった超上位校を受けるような生徒も含まれた偏差値となります。

また、今回使用するR4偏差値は母数が「日能研全国公開模試を受けた人」となるため、「中学受験をする人のなかでの偏差値」となります。
そのため、仮に偏差値が50を下回っていたとしても、全国の小学生の半分より下、というわけではないので注意が必要です。

各校のR4偏差値推移と2025年の予想R4偏差値

これまでの各校の偏差値と、日能研が定期的に発表している予想R4偏差値の推移をまとめました。

現時点での予想R4偏差値は、以下のようになっています。

  • 東海中:偏差値60
  • 滝中:偏差値60
  • 名古屋中:偏差値52
  • 南山男子:偏差値50
  • 愛知中:偏差値45
  • 愛工大名電中:偏差値45
  • 中部大春日丘:偏差値42

引用元:日能研ホームページ「予想R4偏差値2024年5月版」より

近年の動向では以下の2点が目立ちます。

  • 名古屋中学の偏差値上昇
  • 偏差値50以下の共学校の躍進

特に、下の推移グラフを見ると分かると思いますが、名古屋中と名電中の勢いがすごい。
両校ともに上下していますが、概ねここ10年で偏差値を5以上上昇させています。

2025年の予測偏差値(男子)

引用元:日能研ホームページ「予想R4偏差値2023年5月版」および過去の公表データより作成

この2校がこの勢いのまま上昇していくのか、その他の学校の変化も含めて注目ですね。

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2024年の大学進学実績比較

2024年に行われた大学入試(2024年4月に入学するための入試)の実績が概ね揃いましたのでご紹介します。
いつも通り、フェアな比較をするため、グラフと表の数字は生徒100人あたりの数字に換算したものです。

使用している数字に関しては、「サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版」、「各校説明会の配布資料」、「各校HPで公表されている実績」を使用しています。
各校のHPにおける実績公表ページは以下の通りです。
東海中→こちら
滝→こちら
南山男子→こちら
名古屋中→こちら※中受組の数字は説明会配布資料に記載
愛知中→こちら※中受組の数字は学校パンフレットに記載
名電中→こちら
春日丘中→こちら

なお、現時点では愛知中・東海中はHP上での実績公開がなかったため、資料請求すると送られてくるパンフレットに記載されている2024年の実績を使用しました。

東大・京大の合格数実績

東大・京大の合格数実績は以下のようになりました。

24年 東大・京大の合格実績グラフ(男子)

24年 東大・京大の合格実績データ(男子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

やはり、東大・京大の実績は東海が圧倒的で、2位の滝と比較しても差が大きいです。
東海と滝以外の学校は東大・京大への進学者は多いとはいえず、上位2校との差が明確に出ているのは例年と同じですね。

また、春日丘は絶対数は多くないものの、同偏差値帯どころか、名古屋中・南山男子以上の結果を残しているのが印象的。
もちろん、これは春日丘の方向性的に”6年間しっかり勉強して国公立(名古屋)大を目指す”という感じであることが大きく影響しています。
とはいえ「高校は部活が事実上禁止」といったような極端なカリキュラムの結果でもあるので賛否両論あるとは思いますが。。。

名古屋大学の合格数実績

名古屋大は名古屋人的に注目度が高いので単体で切り出してみました。

結果は以下の通りです。

24年 名古屋大の合格実績グラフ(男子)

24年 名古屋大の合格実績データ(男子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

東大・京大と基本的な傾向は似ており、東海と滝がそれ以下を大きく引き離しています。

今年の注目ポイントは名古屋中が実績を大きく伸ばしていること。
昨年よりも2倍以上増やしており、偏差値上昇による影響が明確に現れてきているのではないでしょうか。

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東大・京大以外の旧帝大+一工の合格数実績

東大・京大以外の旧帝大(名大、北大、東北大、阪大、九大)と、一橋大、東工大を合算した実績は以下の通りです。

24年 旧帝大+一工の合格実績グラフ(男子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

こちらも名古屋大と似たような傾向ですね。
南山男子が実績を落としてしまっており、来年どうなるか気になるところ。

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早慶上理の合格数実績

関東私大のトップ校である早慶上理の合格数実績は以下のようになりました。

24年 早慶上理の合格実績グラフ(男子)

24年 早慶上理の合格実績データ(男子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

ここでは、昨年1.8倍超だった名古屋中が更に実績を伸ばしており、滝を超えたというのが大きなポイント。
偏差値的には滝と名古屋中には大きな差がありますが、早慶上理では逆転しています。

また、同様に南山男子も名古屋中には及びませんが、偏差値帯を考えれば充分良い実績だと言えます。

ただ、以前ご指摘いただきましたが、東海や滝に関しては、これ以後の学校はメインターゲットではない可能性があるため、その点は頭に入れておいた方が良いかもしれません。

MARCHの合格数実績

関東私大の難関校であるMARCHの合格実績は以下のようになりました。

24年 MARCHの合格実績グラフ(男子)

24年 MARCHの合格実績データ(男子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

MARCHは入学時の偏差値を考えると名古屋中の強さが目立ちますね。
ちなみに、名古屋中はMARCHに対しては多くの指定校推薦枠を持っているので、後述の関関同立も含め、このゾーンの大学を狙うのであれば有力な選択肢になるのではないでしょか。

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関関同立の合格数実績

最後は、関西私大の難関校ではる関関同立の合格実績です。

24年 関関同立の合格実績グラフ(男子)

24年 関関同立の合格実績データ(男子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

入学偏時偏差値50程度(南山男子より上)の学校は関関同立の合格実績は安定して取れていますね。

なお、名古屋中は同志社、関西学院、立命館と特別協定を結んでおり、合計で60枠以上の指定校推薦枠を持っています
合格実績を見ると、この枠を使い切れていないぐらいなので、この3校を狙うのであれば、相当有力な選択肢になると思います。

とはいえ、名古屋中は偏差値の変化を見れば分かる通り以前に比べて入学難易度が大幅に上昇しています。
私立大の推薦を考えるのであればオススメの選択肢であることに変わりはありませんが、”入学するのはそう簡単ではなくなった”というのは頭に入れておく必要があります。

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以上、今回は、
2024年 中高一貫私立校の進学実績とR4偏差値(男子編)
についてご紹介しました。

皆様の参考になれば幸いです。


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