[2024年データ]国公立医学部合格実績ランキング

2024年の実績が出揃ってきたので数回に分けてご紹介します。

今回は国公立医学部合格実績編です。

その他の2024年の進学実績記事は以下の通りです。
(記事が公開され次第、リンクを追加します)

【公立高校編】

[2024年データ]愛知県公立高校の進学実績まとめ
2024年における愛知県公立高校の大学進学実績をまとめました。 やはり、旭丘、明和、一宮の3校が強いですが、向陽高校の勢いも感じる結果でした。

【私立男子編】

[2024年データ]中高一貫私立校の進学実績とR4偏差値(男子編)
2024年の中高一貫私立校における大学合格実績と2025年の予測R4偏差値をまとめました。 やはり東海は実績面で相当強く、滝と比較して大きな差があります。

【私立女子編】

[2024年データ]中高一貫私立校の進学実績とR4偏差値(女子編)
2024年の中高一貫私立校における大学合格実績と2025年の予測R4偏差値をまとめました。 やはり滝と南山女子が圧倒的ですが、南山女子が若干不調気味でした。

【公立と私立の比較】

[2024年データ]愛知県公立高校と中高一貫私立校の大学合格実績比較
2024年における愛知県公立高校と中高一貫私立校の大学合格実績を比較しました。 基本的な傾向は去年と変わらず、やはり旭丘高校、東海高校が強いです。
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今回のデータについて

本編に入る前に少しだけコメントをさせてください。

Twitterでも少し触れましたが、今回のデータはあくまで
「医学部を志向する人(ご家庭)向け」の参考データ
であり、
このデータのみを用いて各学校の優劣を単純に判断することは適切でない
というのが当サイトの考えです。

学校の優劣の判断材料として医学部合格実績はよく引用されますが、中学、高校選びは各個人の志向に合わせて検討されるべきだと思います。
そのため、医学部を志向していない方がこのデータを用いて、「医学部の合格実績が良い学校の方が優秀である」という判断を行うべきではなく、最終的には校風も含めて自分の望む方向性に合致した学校を選ぶのが望ましいのではないでしょうか。

もちろん、医学部は総じて偏差値が高く、
「国公立医学部の合格実績が良い」=「優秀な生徒が多い」
という図式は成り立ちます。

しかし、将来の選択肢が多様化した昨今では
「国公立医学部の合格実績が芳しくない」という事と、「優秀な生徒が少ない」という関係性は必ずしもイコールではないと思います。

この前提を頭に入れて、今回のデータをご活用いただけますと幸いです。

国公立医学部合格実績比較

使用しているデータについて

使用しているデータは基本的に、
「サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版」
をベースに作成しています。

しかし、以下の点については当サイトで一部データの加工を行っています。

  • 南山女子・南山男子の合算を分離
  • 生徒100人あたりの合格者数で再計算を行い、単純な人数のランキングと並べて掲載
  • 愛知県の公立高校の母数は音楽科等の実技特化の科を除いた人数に変更(詳細人数が不明な場合は募集定員)

南山女子・南山男子の合算を分離

各種合格実績を掲載している書籍やWeb記事では、南山高校の数字は南山女子・南山男子の数字が合算されて掲載されていることがほとんどです。

今回のベースとしているサンデー毎日増刊も、合算されて掲載されていまました。
しかし、南山男子は詳細な合格実績データを公開しており、分離が可能だったため、南山男子と南山女子で数字を分離して作成しました。

この合算公開をしている理由が、南山学園側の意向なのか、出版社側が男女別学なのを知らないのか分かりませんが、何とかならないのでしょうか…

生徒100人あたりの合格者数で再計算を行い、単純な合格数と併記する

当サイトの合格実績比較では必ずこの対応をしていますが、今回も生徒100人あたりの合格者数での再計算も実施しています。

それぞれの数字イメージとしては

  • 単純な合格数比較
    →超優秀な層の厚さ比較
  • 生徒100人あたり合格数
    →その学校の平均的な生徒像の比較

という感じ。

個人的には学校の規模に左右されない生徒100人あたり合格数を見たほうが良いように感じます。

愛知県の公立高校は母数から実技特化の科(音楽科等)を除外

これは、前項と関係しますが、当サイトでは生徒100人あたりの合格者数を算出する関係から、卒業生の人数により結果(順位)が変わります。

そのため、公立高校は音楽科などを母数に含めるのは適切ではないとの考えから、実技特化の科の人数を除外しています。
(サンデー毎日増刊では普通科ではない生徒も卒業生数に含めていました)

全国の国公立医学部合格実績ランキング

前置きが長くなりましたが本題です。

まずは、全国の高校の国公立医学部合格実績ランキングです。
これはサンデー毎日増刊で毎年特集されているもので、
「国公立医学部に強い学校はどこか?」
というものを知る指標となります。

国公立医学部合格数ランキング(全国)

これは、雑誌にも大きく載っているのもので、概ね上位30校を可視化し、愛知県がどれだけランクインしているか見やすくしてみました。

2024年国公立医学部合格数ランキング(全国)

▲東海は安定の強さ!

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版より作成
ただし、南山の実績は南山男子の合格実績を用いて女子部/男子部を分離する加工を実施

世間の評判通り、東海が圧倒的に強い、という結果になりました。
単純な人数では17年連続で全国1位の合格数というとんでもない状況。
東海以外にも、滝が9位、南山女子が21位に入っています。

残念なことに、今年は愛知県の公立高校はこのランキングの上位30位には1校も入リませんでした。
昨年は旭丘高校が入っていたのですが…

国公立医学部合格数ランキング(全国・生徒100人あたり)

上で紹介した高校について、生徒100人あたりの数字にしてみました。

2024年国公立医学部合格数ランキング(全国・生徒100人あたり)

▲順位の入れ替わりが激しい

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版より作成
ただし、南山の実績は南山男子の合格実績を用いて女子部/男子部を分離する加工を実施

こちらの比較では、東海が6位、南山女子が11位、滝が24位という結果に。
滝&東海は生徒数が多く、南山女子は生徒数が少ないので、このような順位変動が起こっています。

単純な順位よりも南山女子が大幅に上位に来ており、滝を抜いています。
これは偏差値の数字通りの結果であり、やはり単純な人数比較よりも学校のイメージを表していると思います。

なお、東海は100人中28人以上が国公立医学部に入っている計算で、3割弱が国公立医学部に合格すると考えるとやっぱりすごいです。

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愛知県の国公立医学部合格実績ランキング

次に、
「愛知県内の国公立医学部合格実績はどうなのか?」
というのを比較してみました。

なお、サンデー毎日増刊に載っているのは国公立医学部合格数が”5以上”の学校のみですが、当サイトでは各学校の実績発表を見て、ほぼ県内全学校をカバーしました。
(ほぼ、というのはこちらの記事の公立高校のみを調査したためです。)

国公立医学部合格数ランキング(愛知県)

まずは単純な合格数の比較から。
なお、見分けやすいように、私立高校・国立高校・公立高校で色を分けています。

2024年国公立医学部合格数ランキング(愛知県)

▲公立1位は旭丘ではなく岡崎

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版より作成
ただし、南山の実績は南山男子の合格実績を用いて女子部/男子部を分離する加工を実施

上のグラフの通り、2024年の公立トップ実績は岡崎高校という結果に。
僅差で旭丘高校が入っていますが、この結果は意外でした。

また、5位と6位の差が2倍以上開いており、公立では岡崎高校や旭丘高校が特に強いと言えそうです。

国公立医学部合格数ランキング(愛知県・生徒100人あたり)

愛知県の高校についても、生徒100人あたりの数字にしてみました。

2024年国公立医学部合格数ランキング(愛知県・生徒100人あたり)

▲海陽が上位に食い込む

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版より作成
ただし、南山の実績は南山男子の合格実績を用いて女子部/男子部を分離する加工を実施

こちらの比較で特筆すべきは海陽でしょう。
特に海陽はまさに”少数精鋭”という感じで、一気に4位にジャンプアップ。旭丘高校よりも上に来ています。
その旭丘高校も、生徒100人あたりの結果では岡崎高校を抜いて愛知県の公立高校トップに。
名大附も15位から9位に上がっていますね。

上位校とは少し差がありますが、2025年・2026年にかけて中高一貫校化される明和高校と時習館高校も上位に来ているのも気になるところ。
この2校に内申点争いを経験せずに入学できるのは魅力的。
特に時習館高校はグローバルカリキュラム(国際バカロレア)を導入するという話もあるので、注目を集めそうです。

私立の難関校(愛知淑徳・名古屋・南山男子)に目を向けると、愛知淑徳⇔南山男子・名古屋の差が大きかったのが意外でした。
また、この3校とトップ校(東海・滝・南山女子)の差が非常に大きく、愛知県の中学受験の選択肢の少なさ(中間の学校がない)というのが如実に現れていると思います。

そういう意味では、この間に位置している明和や時習館は、”ちょうど良い選択肢”となり得るのかもしれません。

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以上、今回は、
[2024年データ]国公立医学部合格実績ランキング
をご紹介しました。

皆様の参考になれば幸いです。


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