[2024年データ]中高一貫私立校の進学実績とR4偏差値(女子編)

2024年の実績が出揃ってきたので数回に分けてご紹介します。

今回は中高一貫私立校女子編です。

その他の2024年の進学実績記事は以下の通りです。
(記事が公開され次第、リンクを追加します)

【医学部進学実績編】

[2024年データ]国公立医学部合格実績ランキング
愛知県の高校について、2024年における国公立医学部への進学実績をまとめました。 東海高校は相変わらず強いですが、生徒100人あたりの数字では少しイメージが異なる結果に。

【公立高校編】

[2024年データ]愛知県公立高校の進学実績まとめ
2024年における愛知県公立高校の大学進学実績をまとめました。 やはり、旭丘、明和、一宮の3校が強いですが、向陽高校の勢いも感じる結果でした。

【私立男子編】

[2024年データ]中高一貫私立校の進学実績とR4偏差値(男子編)
2024年の中高一貫私立校における大学合格実績と2025年の予測R4偏差値をまとめました。 やはり東海は実績面で相当強く、滝と比較して大きな差があります。

【公立と私立の比較】

[2024年データ]愛知県公立高校と中高一貫私立校の大学合格実績比較
2024年における愛知県公立高校と中高一貫私立校の大学合格実績を比較しました。 基本的な傾向は去年と変わらず、やはり旭丘高校、東海高校が強いです。
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各校のR4偏差値について

偏差値について

偏差値と順位のイメージ、R4偏差値の考え方は男子編に書きましたので、こちらからどうぞ。

各校のR4偏差値推移と2025年の予想R4偏差値

これまでの各校の偏差値と、日能研が定期的に発表している予想R4偏差値の推移をまとめました。

現時点での予想R4偏差値は、以下のようになっています。

  • 南山女子:偏差値61
  • 滝中:偏差値60
  • 愛知淑徳:偏差値51
  • 金城:偏差値43
  • 愛知中:偏差値45
  • 聖霊中:偏差値43
  • 愛工大名電中:偏差値45
  • 中部大春日丘:偏差値42
  • 椙山:偏差値40

引用元:日能研ホームページ「予想R4偏差値2024年5月版」より

近年の動向では以下の2点が目立ちます。

  • 椙山・金城の不調
  • 偏差値50以下の共学校の躍進

椙山・金城の不調に関しては、2024年の結果R4偏差値では金城:40,椙山:37となっていますが、2024年春の予想ではそれぞれ金城:43,椙山:40であり、予想偏差値よりも結果偏差値が下回る結果となっています。
2025年の予測偏差値では、2校ともに上昇予測となっていますが、近年は横ばい~下降傾向なので後述の共学人気と併せて気になるところ。

共学校は昨年に引き続き好調で、2024年の結果R4偏差値では
愛知中→偏差値45
名電中→偏差値45
となっています。

例年、予測偏差値はここから少し抑えられた数字になることが多いのですが、2025年の予測偏差値では両校ともに予測偏差値が”45″となっています。
名電に関しては塾側も愛知中と同格に扱う、ということを表していますね。

以下の推移グラフを見ると、名電中の躍進ぶりがよく分かると思います。

2025年の予測偏差値(女子)

引用元:日能研ホームページ「予想R4偏差値2023年5月版」および過去の公表データより作成

この共学校がこの勢いのまま上昇していくのか、その他の学校の変化も含めて注目ですね。

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2024年の大学進学実績比較

2024年に行われた大学入試(2024年4月に入学するための入試)の実績が概ね揃いましたのでご紹介します。
いつも通り、フェアな比較をするため、グラフと表の数字は生徒100人あたりの数字に換算したものです。

使用している数字に関しては、「サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版」、「各校説明会の配布資料」、「各校HPで公表されている実績」を使用しています。
各校のHPにおける実績公表ページは以下の通りです。
南山女子→こちら
滝→こちら
愛知淑徳中→こちら
金城学院中→こちら
聖霊中→こちら
愛知中→こちら※中受組の数字は学校パンフレットに記載
名電中→こちら
春日丘中→こちら

なお、現時点では愛知中はHP上での実績公開がなかったため、資料請求すると送られてくるパンフレットに記載されている2024年の実績を使用しました。

東大・京大の合格数実績

東大・京大の合格数実績は以下のようになりました。

24年 東大・京大の合格実績グラフ(女子)

24年 東大・京大の合格実績データ(女子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

東大・京大の実績はやはり南山女子と滝が圧倒的。
ただ、南山女子の入学時偏差値(61)を考えると、男子トップの東海(100人あたり16人の合格者/入学時偏差値58)と比べると若干物足りない気がするのも事実。
もちろん、女子校でもあるのでターゲットとなるメインの大学が違う、という可能性もあるのでこの数字だけで優劣を考えるのも危険なのですが…

なお2024年の結果では、このトップ2校以外に東大・京大の合格者を出したのは春日丘のみ、という結果でした。

名古屋大学の合格数実績

名古屋大は名古屋人的に注目度が高いので単体で切り出してみました。

結果は以下の通りです。

24年 名古屋大の合格実績グラフ(女子)

24年 名古屋大の合格実績データ(女子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

東大・京大と基本的な傾向は似ており、南山女子と滝がそれ以下を大きく引き離しています。
南山女子よりも滝の方が実績が良いのも去年から変わっていません。

また、東大・京大の実績では愛知淑徳が不調でしたが、名古屋大の結果では昨年よりも大幅に実績を伸ばしています。
例年、名古屋大や旧帝大の結果は春日丘の方が愛知淑徳よりも良かったりするのですが、今年は愛知淑徳が実績を伸ばした結果、愛知淑徳が3位になっています。

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東大・京大以外の旧帝大+一工の合格数実績

東大・京大以外の旧帝大(名大、北大、東北大、阪大、九大)と、一橋大、東工大を合算した実績は以下の通りです。

24年 旧帝大+一工の合格実績グラフ(女子)

24年 旧帝大+一工の合格実績データ(女子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

こちらも名古屋大と似たような傾向で上位2校が強いです。
愛知淑徳は名古屋大だけではなく、他の旧帝大でも実績を伸ばしており、合算すると去年よりも良くなっています。

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早慶上理の合格数実績

関東私大のトップ校である早慶上理の合格数実績は以下のようになりました。

24年 早慶上理の合格実績グラフ(女子)

24年 早慶上理の合格実績データ(女子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

トップは南山女子、次いで滝、3位が愛知淑徳という感じ。
ただし、愛知淑徳は同偏差値帯の名古屋、南山男子(100人あたり20~30人)と比較すると実績的には半分程度で、少し物足りない感はあります。

もちろん、女子校的に「地元から出さない・出ない」という傾向はある可能性があり、実際に名古屋大学や旧帝大の実績は南山男子よりも上です。

また、毎年言っていますが、注目すべきは聖霊が4位であること。
これは上智大学の合格数が13人、という結果の影響が大きく、昨年の16人よりは少し減らしましたが、今回ピックアップしている学校では滝と同等、100人あたりの合格数ではトップです。
もちろん、これは“カトリック高等学校対象特別入学試験”を利用した試験による合格が大多数で、試験ルール上も有利であるという事情があります。

なお、学部により異なりますが、特別入学試験の受験目安としてはなかなか厳し目の基準(英検2級以上は必須&評定平均も4以上は確実に必要)が設けられているため、簡単ではないです。
(こちらから詳細な情報が見られます)

とはいえ、
中学からコツコツと実力を積み上げて上記基準をクリアすれば、上智大学の特別入学試験を受けられる
と考えると、この点は聖霊の強みとして考えられるのではないでしょうか。

なお、以前ご指摘いただきましたが、南山女子や滝に関しては、これ以後の学校はメインターゲットではない可能性があるため、その点は頭に入れておいた方が良いかもしれません。
ただし、南山女子はこれまでの結果で東大・京大の実績は伸ばしているものの、それ以外の実績は昨年以下である、というのは気になるところです。

MARCHの合格数実績

関東私大の難関校であるMARCHの合格実績は以下のようになりました。

24年 MARCHの合格実績グラフ(女子)

24年 MARCHの合格実績データ(女子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

MARCHは南山女子、滝ともに大幅増である一方で、例年このカテゴリに強かった愛知淑徳が不調でした。
実態はわかりませんが、結果だけ見ると、後述の関関同立の結果も相まって「上位層が少し不調で、MARCHや関関同立に流れた…?」と邪推してしまうような結果です。

逆に、愛知淑徳は国公立の結果が好調だったため、今年は国公立志向が強い学年だったのかもしれませんね。

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関関同立の合格数実績

最後は、関西私大の難関校ではる関関同立の合格実績です。

24年 関関同立の合格実績グラフ(女子)

24年 関関同立の合格実績データ(女子)

引用元:サンデー毎日増刊 大学入試全記録 2024年度版、各校説明会の配布資料、各校HPで公表されている数字より作成

入学偏時偏差値50程度(愛知淑徳より上)の学校は関関同立の合格実績は安定して取れていますね。
MARCHと同様、南山女子・滝は昨年実績を上回り、愛知淑徳は昨年実績を下回る結果でした。

あまり目立ちませんが、金城の実績が大きく伸びているのも注目ポイントのような気がします。
金城は内部進学(金城学院大学への進学)が多いのですが、今年は外部の私立大への進学数が88人から123人へ大幅に増加しています。
このあたりは年によって増減幅が大きいので今年限定の傾向かもしれませんが、来年どうなるか気になりますね。

===
以上、今回は、
2024年 中高一貫私立校の進学実績とR4偏差値(女子編)
についてご紹介しました。

女子編で気になるのは不調気味だった南山女子。
ただ、先日公開した国公立医学部の実績を見ると、23年実績よりも良い結果(100人中15.9人から19.9人に増加)だったので、「今年は国公立医学部志向が強かった」というだけなのかもしれません
来年、この傾向がどうなるのか注目ですね。

皆様の参考になれば幸いです。


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