名古屋の小規模校の状況まとめ

前回、2023年の各小学校データをまとめましたが、住居選びの際に重要となるので、

  • 名古屋の小規模校はどこにあるのか?
  • 名古屋の小規模校はどんな対策が取られているのか?
  • 現時点で統合の話が進んでいる学校はあるのか?

といった内容を軽くまとめようと思います。

スポンサーリンク

名古屋における小規模校の基準って…?

“小規模校”と言っても人によってその感覚は異なると思いますが、名古屋市では小規模校の定義はしっかりと定められています。
これは2019年に策定された「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」にまとめられており、以下の通りになっています。(すごい名前だ…)

引用元:ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画より作成

要するに

  • 小学校なら11学級以下
  • 中学校なら5学級以下

が”小規模校”として扱われます。

なお、以前の小規模校対策の実施計画では小規模校でも小学校にはグループ分けが存在し、
6学年すべてが単学級(1クラスしか無い)の学校は統合等の対策を進める
という扱いでした。

現在はこのグループ分けは存在していませんが、名古屋市の中での扱いは、「対策すべき」というカテゴリに入るのだと思います。

小規模校の懸念点

大規模校・小規模校にはそれぞれメリット・デメリットがあり、好みは人それぞれですが、小規模校の統合が起こると、場所によっては
「通学距離・時間が長くなる」
というデメリットは確実に出てきます。

現在の名古屋市の方針では、
小学生なら2km程度なら大丈夫だろう
という前提のもと、統合計画が検討されている可能性が高いです。
(平成22年小規模校対策に関する実施計画より)

小学生の歩行速度は1kmを15-20分で歩くと言われているので、2kmの場合は30-40分の長時間を毎日往復することになります。
昨今の猛暑のなか、毎日この距離と時間を歩くのはかなりの心配事になってくるでしょう。

さらに、資産価値の観点からも
「学校が遠い」
というのはマイナス要素として考えられる可能性が高いです。
(資産価値で住居を語るのはあまり好きではないですが)

そう考えると、住居選びの際には
「学校統合の可能性があるか否か」
は見ておいて損は無い要素だと思います。

2023年データにおける小規模校

小学校

先日公開された2023年データでピックアップすると以下のようになりました。

  • 11クラス以下:66校
  • ↑のうち、6学年全てが1クラス:26校

具体的な学校名リストは長くなるので記事最下部に掲載しますが、「6学年全てが1クラス」の学区は以下のようなエリアになります。

上図の通り、
「都心部の学区」か「郊外の学区」
の一部で該当学区が出てきています。

少子化が進んでいるので郊外の学区は該当するところが出てくるのは理解できます。
一方で、都心部の学区が該当しているのは「仕事をするところと住むところがキッチリ別れている」という名古屋の生活環境が現れた形だと思います。

今後、都心部では再開発があった場合は改善していく可能性は残されていますが、郊外の学区は厳しい状況が続くと思います。

中学校

中学校は小規模校扱いになるハードルが高いので、以下の4校のみが対象でした。

  • 名古屋市立笹島中 (3学級/ 70人)
  • 名古屋市立丸の内中(3学級/ 86人)
  • 名古屋市立前津中 (5学級/144人)
  • 名古屋市立菊井中 (5学級/161人)

小学校の結果と被るのは目に見えていますが、こちらもマッピングしてみました。

以外にも郊外ではなく、都心の学区のみが該当しています。
このあとのパートで触れますが、現時点では中学校の統合という話は出ていませんが、もし統合が行われた場合、絶望的なまでに通学時間が長くなってしまう可能性があるので要注意だと思います。

スポンサーリンク

具体的に統合に向けた動きのある学区

これまではデータだけを見てきましたが、具体的に統合に向けた話が進んでいる学区をご紹介します。
統合に向けた動きがある学区は以下の名古屋市のページで進捗が報告されることになっています。

名古屋市:小規模校への取り組み(暮らしの情報)

上記ページに書かれているのは、

  • 内山小と大和小の統合
  • 本地丘小・森孝東小・森孝西小の統合
  • 野跡小・稲永小の統合
  • 高坂小・しまだ小の統合
  • 御園小・名城小の統合

の5種類です。

なお、御園小、名城小の統合は2023年4月に完了しており、”丸の内小”として統合校が開校しています。
ちなみに、丸の内小の統合に際して、関係者が名前を残す事にこだわった結果、逆に名前が残らないことになった顛末もしっかり記録されています…

丸の内小以外の9学区をマッピングすると以下のようになります。

不思議なことに、前のパートでご紹介した「全学年1クラスしかない」という学区よりも郊外の学区に動きがあります。
Twitter(X)で情報提供もいただきましたが、都心の学校は色々と難しい問題が絡むようで、統合には色々なハードルがありそうです。

少しだけ個別の状況をまとめてみました。

具体的な統合の動き

【内山小と大和小の統合】
・最新の状況
 2023年7月に説明会あり

・統合の方針
 大和小学校の場所で統合

・統合時期
 2026年統合
 大和小の場所の新校舎は2029年完成予定

かなり具体的な内容まで決まっているのでこのまま進みそうです。

【本地丘小・森孝東小・森孝西小の統合】
・最新の状況
 2020年1月に説明会開催
 2020年11月に先行事例の笹島中見学会開催

・統合の方針
 森孝中学校の場所で、本地丘小学校、森孝東小学校、森孝西小学校の統合校開校
 森孝中学校との併設校とする

・統合時期
 情報無し

2020年から動きがないです。
このまま統合が進まない可能性もあります。

【野跡小・稲永小の統合】
・最新の状況
 2022年2月に統合が正式決定

・統合の方針
 稲永小学校の場所で統合

・統合時期
 2027年統合予定

これは教育委員会で統合が正式決定されているので、統合はほぼ間違いないですね。
現在は名前募集等が行われています。

【高坂小・しまだ小の統合】
・最新の状況
 2022年2月に統合が正式決定

・統合の方針
 しまだ小学校の場所で統合

・統合時期
 2024年統合
 しまだ小の場所の新校舎は2026年完成予定

ここも統合が正式決定しており、名前も「たかしま小」に決まりそうです。
2024年統合とのことで、来年には統合校が開校することになります。

過去に名指しされていた学区

現在有効な計画ではありませんが、以前は平成22年小規模校対策に関する実施計画で「統合を考えるべき」とされていた学区が存在します。
具体的な学区は以下の通りです。

  • 南押切小・榎小・栄生小
  • 豊臣小・諏訪小
  • 白金小・村雲小
  • 大生小・宝小
  • 高坂小・相生小

これらの学校はかなりの時間が経過していますが具体的な動きは全く無いです。
どのような力が働いたのかよく分かりませんが、”過去に統合の話があった”という事は覚えておいても良いかもしれません。

====
以上、今回は
名古屋の小規模校の状況まとめ
についてご紹介しました。

皆様の参考になれば幸いです。

(参考)小規模校扱いの小学校リスト

特に7学級や8学級の学校は、少し人数が減ってしまうと”全学年が1クラスしか無い”という学校になってしまうため、ちょっと心配ですね。

  • 本地丘小( 6学級/ 65人)
  • 六郷小 ( 6学級/ 85人)
  • 広見小 ( 6学級/ 85人)
  • 千早小 ( 6学級/ 88人)
  • 南押切小( 6学級/ 97人)
  • 内山小 ( 6学級/103人)
  • 西福田小( 6学級/120人)
  • 東海小 ( 6学級/123人)
  • 高坂小 ( 6学級/123人)
  • 大須小 ( 6学級/124人)
  • 柴田小 ( 6学級/126人)
  • 牧野小 ( 6学級/127人)
  • 笹島小 ( 6学級/136人)
  • 新栄小 ( 6学級/136人)
  • 森孝東小( 6学級/142人)
  • 浮野小 ( 6学級/143人)
  • 大生小 ( 6学級/149人)
  • 六郷北小( 6学級/151人)
  • 豊臣小 ( 6学級/156人)
  • 野跡小 ( 6学級/156人)
  • 正色小 ( 6学級/157人)
  • 白金小 ( 6学級/158人)
  • 明正小 ( 6学級/168人)
  • 西築地小( 6学級/177人)
  • 栄小  ( 6学級/178人)
  • 成章小 ( 6学級/180人)
  • 平和小 ( 7学級/165人)
  • 牧の原小( 7学級/169人)
  • 老松小 ( 7学級/170人)
  • 浦里小 ( 7学級/189人)
  • 千石小 ( 7学級/198人)
  • 宝小  ( 7学級/203人)
  • 川中小 ( 7学級/204人)
  • 神宮寺小( 8学級/187人)
  • 中村小 ( 8学級/190人)
  • 千鳥小 ( 8学級/204人)
  • 米野小 ( 8学級/209人)
  • 栄生小 ( 9学級/196人)
  • 西前田小( 9学級/205人)
  • 愛知小 ( 9学級/210人)
  • 西味鋺小( 9学級/212人)
  • 梅森坂小( 9学級/218人)
  • 相生小 ( 9学級/219人)
  • 鶴舞小 ( 9学級/225人)
  • 堀田小 ( 9学級/227人)
  • 楠西小 ( 9学級/228人)
  • 稲西小 ( 9学級/229人)
  • 森孝西小(10学級/208人)
  • 辻小  (10学級/215人)
  • 港楽小 (10学級/227人)
  • 西城小 (10学級/228人)
  • 千種小 (10学級/229人)
  • 豊が丘小(10学級/233人)
  • 平針北小(10学級/234人)
  • 常安小 (10学級/235人)
  • 引山小 (10学級/235人)
  • 正保小 (10学級/246人)
  • 稲永小 (10学級/257人)
  • 明治小 (11学級/241人)
  • 比良西小(11学級/246人)
  • 宮前小 (11学級/258人)
  • 露橋小 (11学級/262人)
  • 松原小 (11学級/267人)
  • 杉村小 (11学級/268人)
  • 如意小 (11学級/269人)
  • 桜小  (11学級/270人)

コメント

タイトルとURLをコピーしました