昨年、名古屋市内の小学校において統合のリスクがある小規模校についてまとめましたが、24年の最新データが公開されたので、人数が多い小学校の話も含めてまとめることにしました。
今回扱うのは、
- 児童数が多い・少ない小学校[24年データ]
- 児童数の増減が大きい小学校[23年→24年データ]
- 児童数の増減が大きい小学校[23年→24年データ]
- 統合リスクのある小学校まとめ
の4つのデータです。
なお、データは以下のページのリンクから取得したものを使用しています。
[24年データ]名古屋の児童数が多い小学校・少ない小学校ランキング
まずは児童数が多い/少ない、増えた/減ったという状況についてご紹介します。
児童数ランキング
名古屋市の小学校で人数が多い学校、少ない学校それぞれ10校は以下の通りです。
また、コレだけだと場所がわからないので、マップも作ってみました。
多い学区については東山線沿線や桜通線沿線の”人気の住宅地”と言われているところが多いです。
西山小、名東小などの上位校は昔から人数が多いですね。
しかも、一旦減少に転じ1,000人を切っていた時期もあったようですが、1,000人台を回復しているあたりからもその人気の根強さが分かります。
一方で、人数が少ないエリアは
“都心部”か”郊外”
の両極端という感じ。
都心部の学校は再開発で今後増加する可能性が多少はありますが、郊外の学校はちょっと苦しいところ。
特に最も人数の少ない本地丘小は1学年の平均人数が10人を切っている状況で、かなり少ないと言って良いと思います。
なお、詳細は後述しますが、児童数の少ない学区にランクインしている学区の多くは統合に向けた話が進んでいます。
児童の増加/減少数ランキング
23年から24年にかけて、児童が多く増加した、減少した学区もランキング化してみました。
こちらも、具体的な場所をマッピングしました。
正直なところ、生徒の減少数に関しては基本的に元々の児童数が多い学区が上位に来ています。
西山小などは2クラス分減っていることになりますが、減っても最低1学年5クラスはありますからね…
逆にすごいのが汐路小学区で、人数が多い小学校のランキングでも5位でしたが、増加数ランキングでも5位という結果に。
もちろん汐路中学区、つまり汐路小・陽明小学区は人気学区でもあるので、マンション等の供給があるとしても、両方ランクインするのはすごいですね。
児童の増加率/減少率ランキング
前項の絶対数だけだと元々の人数に左右されるところがあるので、23年から24年にかけての増加率、減少率も見てみました。
こちらも場所が分かりづらいのでマップ化しました。
増加率トップは天白区の相生小で、なんと2割弱も増えています。
絶対数としては219人から260人なのでそこまで増えている感じはありませんが、割合としてはかなり大きいです。
その他、増加率の高い学区は基本的に郊外が多いのですが、都心部にある程度近い鶴舞小や老松小も入ってきています。
減少率の高い学区でちょっと状況が芳しくないのは南押切小と本地丘小の2校。
それぞれ97人→85人、65人→58人に減少しており、元々の数が少ない上に減少率でも上位に入ってしまっています。
次のパートで小規模校の状況については少し詳しくご紹介しますが、このエリアに住む場合はちょっと注意が必要です。
対策を要する小規模校について
統合のリスクがある小学校のリスト
詳細は記事最下部にまとめましたが、名古屋市では以前、
“6学年全てが1学級の学校は統合を検討する”
という基準がありました。
現在はこの基準は無くなっていますが、名古屋市がそう考えていた、というのは無視できません。
ということで、”24年データで6学年全てが1学級の学校”および、将来的にリスクのある”全学年で7クラスしかない学校”をピックアップしたら以下のようになりました。
なお、最後に掲載した平和小については、24年から新たに6学年全てが1学級の学校となっており、西築地小、神宮寺小も24年から7クラスに減少してしまった学校です。
こちらもマップ化すると以下のようになりました。
基本的には都心部の学校が多いのですが、郊外でも6クラスしか無い学校は散見されます。
現時点の統合計画
現時点で統合計画が存在しているのは
- 内山小と大和小の統合
- 野跡小・稲永小の統合
- 浮野小と平田小の統合
- 柴田小・千鳥小・白水小の統合
- 本地丘小・森孝東小・森孝西小の統合
の5種類です。(詳しくはこちらからどうぞ。)
具体的な動きをザックリとまとめると以下のようになります。
【内山小と大和小の統合】
・最新の状況
2023年11月に統合が決定された。
現在統合校の名前募集中
・統合の方針
大和小学校の場所で統合
・統合時期
2026年統合
大和小の場所の新校舎は2029年完成予定
統合が決定し、統合校の名前募集も始まっています。
【野跡小・稲永小の統合】
・最新の状況
2022年2月に統合が正式決定
・統合の方針
稲永小学校の場所で統合
・統合時期
2027年統合予定
野跡小・稲永小の統合も正式決定済みです。
こちらは校舎完成後の統合なので、統合校開校は少し先になりますね。
【浮野小と平田小の統合】
・最新の状況
2024年10月に説明会を開催
・統合の方針
平田小学校の場所で統合
・統合時期
2027年統合予定
平田小の場所の新校舎は2030年完成予定
(2030年までは浮野小の校舎を利用)
既に小規模校の対応を検討する審議会で統合検討の答申が出ているので、このまま統合が進むと思われます。
【浮野小と平田小の統合】
・最新の状況
2024年10月に説明会を開催
・統合の方針
平田小学校の場所で統合
・統合時期
2027年統合予定
平田小の場所の新校舎は2030年完成予定
(2030年までは浮野小の校舎を利用)
まだ正式決定ではありませんが、このまま進みそうです。
【柴田小・千鳥小・白水小の統合】
・最新の状況
2024年2月に統合案提示、その後寄せられたに質問に対する回答を6月に公開
・統合の方針
白水小の場所の場所で、柴田小・千鳥小・白水小の統合の統合校開校
・統合時期
2027年頃に柴田小・千鳥小の場所で分割して統合校開校後、新校舎はその3年後に完成予定
こちらもまだ正式決定ではありませんが、このまま進みそうです。
【本地丘小・森孝東小・森孝西小の統合】
・最新の状況
2026年4月に意見交換会開催し、開催結果を6月に公開
・統合の方針
森孝中学校の場所で、本地丘小学校、森孝東小学校、森孝西小学校の統合校開校
森孝中学校との併設校とする
・統合時期
2027年に東校舎・西校舎に分かれて開校後、2030年に新校舎で小中併設型の学校を開校
あまり動きがなかった本地丘小・森孝東小・森孝西小の統合も話が進んでいました。
森孝中学校も含めて、小中併設型の学校を開校するという斬新な計画です。
(再掲)名古屋における小規模校の基準
“小規模校”と言っても人によってその感覚は異なると思いますが、名古屋市では小規模校の定義はしっかりと定められています。
これは2019年に策定された「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」にまとめられており、以下の通りになっています。(すごい名前だ…)
引用元:ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画より作成
要するに
- 小学校なら11学級以下
- 中学校なら5学級以下
が”小規模校”として扱われます。
なお、以前の小規模校対策の実施計画では小規模校でも小学校にはグループ分けが存在し、
6学年すべてが単学級(1クラスしか無い)の学校は統合等の対策を進める
という扱いでした。
現在はこのグループ分けは存在していませんが、名古屋市の中での扱いは、「対策すべき」というカテゴリに入るのだと思います。
















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