今回は、でんきの科学館に行ってきましたので、どんな施設なのかご紹介します。
ざっくりとまとめると、以下のようになります。
- 無料で様々なことを学びながら遊べる施設
- 対象年齢は3-4歳以上、後述のオームシアターは5歳以上ぐらいが目安
- 特にオームシアターは大人でも楽しめるのでオススメ
- オームシアターは事前に予約をしておくと良い
- 近くの名古屋市科学館とセットで行くと1日楽しめる
基本情報
ホームページ
公式ホームページはこちらです。最新情報はこちらからどうぞ。

アクセス
住所:愛知県名古屋市中区栄二丁目2番5号
地下鉄東山線、鶴舞線 伏見駅の4番出口から東へ徒歩2分
車で行く場合は施設内に30分170円の駐車場があります。
ただ、長時間駐車する場合は周辺の駐車場を使ったほうが安くなるケースもあるので、滞在時間を考えて選びましょう。
(ミドルルーフまでならエムテック大日パーキングなどは1日1,400円で駐められます)
営業時間・休館日
年末年始以外の休日は基本的に開いているので、親子で遊びに行って閉まっているケースは少ないと思います。
開館時間
9時30分~17時00分
休館日
- 毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
- 第3金曜日(8月は除く)
- 年末年始(12月29日~1月3日)
料金
全て無料です。
後述しますが、ジオラマやオームシアターなど、かなりお金のかかっている展示も多く、これが無料なのはすごいです。
中部電力…儲かってますね…
訪問記
ここからは、実際に訪問して撮ってきた写真を交えて、実際の様子をご紹介します。
エントランス
地下鉄で行く場合、前述の通り伏見駅の4番出口からすぐに到着します。
一見、科学館的な施設があるようには見えない外観ですので、通りすぎないようにご注意を。
中に入ると、記念撮影スポット的な場所がありますが、祝日はここでサイエンスショーが行われます。
引用元:でんきの科学館公式ホームページ
2階の展示
2階には、
- 電気の歴史展示
- 実験を体験する施設
- 工作スペース
の3つがあります。
電気の歴史展示
発電の歴史や仕組みを知ることができるゾーンで、最も「勉学っぽい」エリアです。
ただ単に展示するだけではなく、ボタンを押させたり、体験型になっているので子供でも楽しめます。
実験を体験する施設
ここは、常設の実験を体感できる設備がありますが、土日の11時~11時30分、15時~15時30分にはおもしろ実験が開催されています。
引用元:でんきの科学館公式ホームページ
工作スペース
ここは、「おもしろ工作」として日曜日の10時30分~16時30分で簡単な工作をすることができるスペースです。
週替りで作るものが変わるようです。
他の実験等は休日は基本的に開催しているものが多いですが、ここのみ日曜日だけ開催になっているので注意が必要です。
引用元:でんきの科学館公式ホームページ
3階の展示
3階は比較的新しい展示で遊べるものが多く、ここの滞在時間が最も長くなると思います。
メインであるオームシアターもこのフロアです。
- 電気の旅(ジオラマ等を使った送電を学ぶ展示)
- 地球とエネルギー
- オームシアター
があります。
電気の旅
これは最近リニューアルされた展示で、大きなジオラマとARを活用して送電に関する内容を学ぶことができます。
名古屋を模したジオラマは結構迫力があり、電車も走っているので子供の受けは良いです。
もちろん、無意味にジオラマがあるわけではなく、横に設置されたカメラ付きディスプレイを使い、ARで自分の顔を取り込んだ作業員を配置しつつ送電について学ぶ事ができるようになっています。(お金がかかっています…)
その他、地上100mで作業する送電作業員の方が見る景色を体験する展示や、高所作業車の疑似乗車体験など、送電に関わる比較的大きめの展示あります。
地球とエネルギー
このエリアは地球環境問題を扱ったエリアです。
液晶ディスプレイで数字から環境問題を考える展示や、二酸化炭素によって、自然や環境がどのような影響を受けているのか可視化された展示などがあります。
特にCO2スパイラルコースターはピタゴラスイッチ的な展示になっており、子どもたちが集まっていました。
その他、このゾーンにはカメラを使った2択クイズや、浜岡原子力発電所5号機の1/4模型があったり、放射線を可視化する桐箱があったりします。
オームシアター
でんきの科学館のメインと言っても過言ではないのがオームシアターです。
これは、広めのシアターで様々なゲームを行ってトップを目指す参加型アトラクションで、事前予約が必須です。
詳細は後のパートでご紹介します。
4階の展示
4階の展示は、
- ふしぎのくに
- 総合学習ひろば
の2つのエリアがあります。
ふしぎのくに
ふしぎのくに はこれまでと違って電気とはあまり関係のない科学を扱った展示が多く、実際に体感するものが多いです。
引用元:でんきの科学館公式ホームページ
総合学習ひろば
総合学習ひろばは、名前はつまらなそうですが、タッチパネルを使ったサイエンスパズルやクイズなどがあるので、意外と長時間滞在している子供も多いです。
引用元:でんきの科学館公式ホームページ
オームシアター攻略
さて、ここからはでんきの科学館のメインとなるオームシアターについてご紹介します。
なお、オームシアターは小さな子供でも楽しめますが、手が小さすぎるとセンサーが反応しないので、概ね5歳以上が目安になるでしょうか。
予約について
オームシアターは1日の開催が限られており、参加するには事前予約が必要です。
土日の場合、11時/13時/14時/15時/16時の5回開催です。
以前は、現地で整理券を取る方法しかありませんでしたが、今は事前にネット予約が可能になったので、スケジュール管理が楽になりました。
以下のページから予約できます。

1回の予約は4人までで、1日複数回の参加は控えるように案内があります。(メアドの数だけ予約は取れてしまいますが…)
当日、現地予約も可能ですが、直近の回は埋まってしまっている事もあるので、やはり事前予約の方がオススメです。
何をするのか?
下の写真のような大きなシアターでゲームを行い、そのゲームの結果で得られるポイントを競うアトラクションです。
冒頭で自分の顔を撮影し、その顔をはめ込んだアバターがゲームの各所で使われます。
活躍するとシアターの正面の大きなディスプレイにアバターが映し出されるので面白いです。
最終的に、優勝すると進行役の方からインタビューを受ける事になります。
もちろん、顔はシアター正面のディスプレイに大写しになり、みんなから大注目される事に。
親的には活躍すると、子供に見直してもらえるかもしれませんが、かなり恥ずかしいです。
ちなみに、親が優勝した場合、進行役の方の計らいにより子供も映してもらえる事もあるので、親が頑張る意味はあります。
操作について
操作は機械についている赤外線センサーを使って、手を浮かせて操作することになりますが、うまく動かすには慣れが必要です。
時間に余裕があれば前述の練習機で練習しておいたほうが楽しめます。
タッチパネルだと勘違いして画面をタップする人が続出しますが、基本的には手を浮かせて操作する形です。
ゲームの種類について
オームシアターのゲームは全6種あり、現在は1回で2種類のゲームで遊ぶ事ができます。
以前は1回で3種類のゲームだったのですが、昨今の状況から、時間が短縮されて2種類のゲームになったようです。
遊ぶ2種類のゲームは一定期間毎に入れ替わるため、全てのゲームを体験するには何度か訪れる必要があります。
なお、上記6種目のうち、現在「宝探しダイビング」と、「グリーンチャレンジ」は実施していないそうです。
以下、少しだけゲームの説明と攻略法的なものを。
クイズの神殿
4択クイズに答えるゲームで、正解する毎に、自分の顔のアバターの顔が大きくなっていくので面白いです。
毎月1日-10日はこのゲームが選ばれているそうです。
【攻略】
基本的には早く正解したほうが多く得点がもらえますが、待てば他の人の回答が分かる(正面のディスプレイに出る)ので、正解がわからない場合は正答率優先で待った方が有利です。
スペースグランプリ
自分が選んだ宇宙船を操作し、トップでゴールする事を目指すゲームです。
全部でレース行われます。
【攻略】
1レース目はひたすら障害物にぶつからないように気をつけるだけです。
ただ、後半に出てくる宇宙ステーションは、予めぶつからないコースを確認しておかないと、後々回避不能になるので、視野を広く持っておくのがコツです。
2レース目は、前半は1レース目と同様、ぶつからない事が目標ですが、重要なのは後半に出てくる加速リングで、これをくぐると加速しますが、勝つには連続でくぐり続ける事が必須(加速中に別のリングに通る)です。
そのため、ある程度大きく動いて最も近いリングに通り続ける、というのがコツになるでしょうか。
レガッタチャレンジ
これは4人1組のチームになってボートレースを行うゲームです。
全部で2レース行う事になります。
【攻略】
最も加速するのはチームの4人が息を合わせて手を動かしたタイミングなので、勝ちたいのであれば恥ずかしがらずに掛け声を出して合わせるのが良いです。
ジャングルウォッチング
画面に表示されたジャングルの中から生き物を探す(写真を撮る)ゲームです。
手を動かして視点を変え、手を握ると写真が取れます。
【攻略】
これはあまりコツはないですが、コノハムシなど、擬態している生き物や小さめの動物のポイントが高いことが多いので、生き物が居なそうな場所で適当に手を握っても写真が取れたりします。
あとは、何度か体験すると、ポイントが高い生き物が分かってくるので、そのあたりが攻略法でしょうか…
グリーンチャレンジ
これは現在実施されていないゲームで、過去にもあまり選ばれた事は無いと思います。
1回しかやったことが無いので攻略法は不明…
宝探しダイビング
これも現在実施されていないゲームで、操作が非常に難しいゲームでした。
基本的には海中で宝箱を探し、それを開けて得点を稼ぐゲームです。
今後復活することはあるのでしょうか…
【攻略】
スタート時点の付近にも宝箱はありますが、実は画面奥のフィールドの方が宝箱が多く、連続して開けやすいので、最初は一気に奥の方へ行くと高得点を狙いやすいです。
===
最終的に優勝するとこんな感じで正面のディスプレイに素顔が晒され顔が映し出され、インタビューを受けます。
意外と子供じゃない参加者が優勝することも多く、私が行った際は大学生のカップルと思わしき参加者の男性が優勝していました。
大人でも全力で楽しめるのでオススメですよ。
まとめ
ちょっと長くなってしまいましたが、でんきの科学館はこんな感じで無料でかなり遊べる施設で、規模はあまり大きくありませんが、半日ぐらいであればこの施設だけで過ごすことも可能です。
また、周辺には名古屋市科学館もあるので、午前中には名古屋市科学館、午後~夕方にでんきの科学館という科学館巡りも可能です。
色々と学べる要素もありながら、しっかり遊べて無料なのが強みですね。
ちなみに、名古屋市科学館とセットで行くと昼食を食べる必要が出てきますが、オフィスも多い立地ながらも土日でも美味しいランチを食べられるお店が豊富です。
一例を挙げると、
- 広小路キッチンマツヤ
→味噌カツなど、名古屋名物が食べられる洋食屋 - ヤミー ハワイアンバーベキュー
→ハワイアンBBQ料理 - うどん料理 千
→カレーうどんが美味しいうどん屋 - どんどん庵
→おなじみのお手軽なうどん屋
という感じです。
まとめると、
- 無料で様々なことを学びながら遊べる施設
- 対象年齢は幼稚園児以上、後述のオームシアターは5歳以上ぐらいが目安
- 特にオームシアターは大人でも楽しめるのでオススメ
- オームシアターは事前に予約をしておくと良い
- 近くの名古屋市科学館とセットで行くと1日楽しめる
という感じでしょうか。
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以上、今回は
でんきの科学館訪問記
をご紹介しました。
皆様の参考になれば幸いです。
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