今回は「保護猫カフェ ヘミングウェイ」さんに行ってきましたのでご紹介します。
小さな子どもにとって、「動物と触れ合う」というのは心の成長に大事であるというのはよく言われていることです。
(現在では行われていませんが)東山動植物園でもモルモットと触れ合える施設があったり、岡崎には「わんわん動物園」という犬と触れ合える施設があったりします。
では、子供にも人気の、「猫」と触れ合える施設があるか?と言われると真っ先に出てくるのが
「猫カフェ」
となるのではないでしょうか。
猫カフェにもいくつか種類がありますが、実は一般的な猫カフェは幼児を入室禁止にしているケースも多く、小学生未満の子供に対してなかなか猫と触れ合う機会を作るのが難しかったりします。
今回は、そんな中で、
- 幼児でも入室可能
- 猫の命を救う支援になる
- 「動物を飼う」という事に対する教育になる
という条件を満たす保護猫カフェのひとつ、「保護猫カフェ ヘミングウェイ」に行ってきましたのでご紹介します。
前回の「めおまるけ」さんのお話はこちらからどうぞ

基本情報
「保護猫カフェ ヘミングウェイ」さんの基本情報
○住所
愛知県名古屋市千種区今池4丁目16-27くどうビル4F
○電話番号
052-734-2211
営業時間外は
052-890-2112(運営会社のアロマフォレスト)
○営業時間
火曜日~土曜日 11:00-19:00(最終受付18:30)
日曜日祝日 11:00-18:00(最終受付17:30)
※時短営業の場合があるので詳細は下記のホームページをご確認下さい。
○定休日
月曜日
※月曜が祝日の場合は営業(火曜日が振替休館)
○ホームページ
○料金
1時間入室料:1,100円(1ドリンク付き)
以後30分追加ごとに500円
○子供の利用について
小学生未満・小学生・中学生も保護者が同伴であれば入室可となっています。
こちらも、上記の通り未就学児(小学生未満)も利用可能となっています。
もちろん、猫のストレスになる行為等は配慮が必要があり、以下のような注意事項が書かれています。
- 手を消毒してご入室下さい。必ず靴下を履いてください。
- 部屋内では、大声を出さないでください。
- 食べ物・飲み物の持ち込みはご遠慮下さい。(入場料についているドリンクのみOKです)
- 撮影はOKですが、フラッシュは使用しないで下さい。
- 猫を追いかけたり、ケージをたたいたり、寝ている子を無理に起こさないでください。抱っこが苦手な子もいますので、嫌がる子は無理に抱っこしないで下さい。
- 猫部屋内では、スタッフの指示に従ってください。スタッフが必要と判断した際は、ご退室をお願いすることもございます
引用元: ヘミングウェイホームページより
このあたりはどの猫カフェでも同じですね。
靴下はちょっと盲点なので特に夏は忘れないようにしたいです。
○予約について
昨今の状況から、2021年6月時点では入場者の数が絞られているようです。
そのため、飛び入りで訪問しても満席であることも多いようですが、実は当日に限り事前予約が可能となっています。
事前予約は「開店時から当日分のみ可能」となっており電話で対応してもらえます。
(電話番号:052-734-2211)
特に家族4人といったようなまとまった人数で訪問する際は事前予約をすることをおすすめします。
現地の様子
アクセス
場所は今池駅4番出口から徒歩数分、といった感じで公共交通機関でも行きやすい場所にあります。
車の場合は以下の「タイムズ今池四丁目」が30分110円で最も安い近隣の駐車場ですね。

ちなみに、近隣のデニーズで食事をする場合は、「コインパーク今池」の駐車料金が2時間無料となるので、サッと昼食を食べてヘミングウェイさんに行く、というパターンもアリです。
外観
一見保護猫カフェには見えないビルですが、近くまで行けば大きく案内が書いてあるのですぐに分かると思います。
内部の様子
エレベーターで4階まで行けばすぐ左が保護猫カフェの入り口です。
入るとスタッフの方が出てきてくれるので、靴を靴箱に入れ、手と足の裏(靴下の上からでOK)を消毒したら内部に入れます。
内部に入ると自分の席がどこか案内され、注意事項説明の後、入場料に含まれているドリンクを選べばあとは自由です。
内部の事をざっとまとめると、
- 内部は清潔感があり全く荒れていない
- 臭いは皆無で、しっかりとした管理がなされている様子が伺える
- 子供が飽きないようにアニメが流されていたり、猫にイタズラされないよう手荷物を預けるボックスも用意されているなど配慮が効いている
- おもちゃの持ち込みはできないものの、ボール等の猫用おもちゃは多少用意されている
- 人間対猫は1:1ぐらいの比率
- 壁には保護猫たちのプロフィールが書いてある(事前に読んでおくと良い)
- スタッフの方もフレンドリーで、猫たちの事を聞くとしっかりと教えてくれる
といった感じです。
もちろん、保護猫カフェだけあって、内部に居る猫たちは様々な事情により保護された猫で、希望して条件が合えば家族として迎えることが可能な猫たちばかりです。
また、保護猫たちは日替わりで入れ替わるようですが、事前に公式のFacebook等でその日カフェに居る保護猫たちが公開されるので、目当ての猫がいる場合は事前確認をするのが良いです。
前回の「めおまるけ」さんもそうでしたが、内部の臭いがないのはもちろん、保護猫たちの毛並みなどから、非常にしっかりとした管理の元、大切に育てられている事が容易に想像できました。
猫たちも荒れているような子はおらず、おもちゃ等で積極的に遊んでくれる子、のんびりとしていて甘えてきてくれる子など様々で、小さな子どもでも楽しめると思います。
結果として、1時間の制限時間ギリギリまで滞在し、息子たちから「帰りたくない!」「また来れる?」といった言葉を聞けたので、彼らも充分楽しめたのだと思います。
家族4人で訪問した場合1時間で4,400円と、そこまで安い金額ではないですが、保護猫達への支援になること、ペットを飼っていない家庭にとっては貴重な体験ができる場だと思いますのでお時間がある際は訪問してみてはいかがでしょうか。
本日は以上です。
皆様の参考になれば幸いです。
以下にその他の写真と、再掲ですが保護猫カフェの説明を載せておきます。
(参考)ヘミングウェイのその他の写真
(再掲)保護猫カフェって?
保護猫というのは、以下のように、飼い主からの飼育放棄や動物愛護センター等から保護された猫たちの事を言います。
「保護犬」「保護猫」とは、その文字通り、「保護された犬」「保護された猫」のことです。
例えば、飼い主さんに捨てられてしまった犬猫、迷子になってしまった犬猫、繁殖引退、動物愛護センターや保健所など行政に持ち込まれた犬猫、飼い主からの飼育放棄、多頭飼育崩壊、ブリーダー崩壊、野良犬猫の事故などなど…
様々な事情で保護された犬や猫のことを総称して「保護犬」「保護猫」と呼びます。
引用元: NPO法人SPAホームページより
保護猫カフェはざっくりと言えば、猫カフェの形式を取って、こういった様々な事情から「保護された猫の命を助け」て「里親を探している」施設の事だと思ってもらえば良いと思います。
こういった保護する施設がなければ、最悪の場合「殺処分」という悲しい結果もあり得るわけです。
(再掲)飼う気がなくても良いのか?
保護猫カフェでは
「ふれあいに来てもらうだけでも大歓迎」
というスタンスのところが多いです。
これは、上記の通り、保護猫には病気やケガ等の様々な事情を抱えた猫も多く、治療費がかかるケースがありますし、そもそも飼育していくだけでお金がかかるので、
「利用してくれる=その料金が保護費にできる」
という関係が成り立つためです。
そのため、ホームページ等に特別な記述がなければ、飼う気がなくても、触れ合いに行くだけでも全然OKなのです。
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