前回に引き続き、ランドセルショールーム見学のご報告です。
Part2はランドセル工房生田をご紹介します。
Part1の鞄工房山本の本店ショールームはこちら
外観と内部
ランドセル工房生田の店舗は大阪市内にあり、
「街の中の小さな店舗」
というイメージです。
お店の向かい側にはランドセル工房があります。
駐車場は街中にあることもあり、店舗の横に2台分のスペースが確保されているのみです。
現在は見学が完全予約制で、時間あたりの見学組数も少ないのですが、2台なので満車となることもあり、その場合は近隣のコインパーキングを使うことになりそうです。
店舗は鞄工房山本と比べると小ぶりですが、外観はオシャレで、ランドセル工房生田のマークも店頭に出ているのですぐに分かると思います。
店舗はあまり広くはないですが、デザインが決まっているランドセル全種類とセレクトオーダーランドセルの組み合わせサンプルが多数展示されています。
また、6年間使用した後のランドセルも展示されているので、使用された後どのような感じになるのか、というのも見ることが可能です。
※内部の写真を撮るのを忘れてしまったので公式ホームページの画像です
引用元: ランドセル工房生田公式ホームページより
見学について
見学は、まずランドセルの種類や展示の説明が店員の方からあり、その後自由に見学する形になります。
特にランドセル工房生田の場合は、デザインが決まっているランドセルと、セレクトオーダーで自由に選べるランドセルの2種類があるため、どこを見れば良いか把握するためにも、この最初の説明は聞いておいた方が良いです。
なお、ランドセル工房生田の見学では
「外に出て写真を撮ったり色を確認できるスペースが店舗横に用意されている」
という点が鞄工房山本と大きく異なります。
実際に外に出るとランドセルの色合い等のイメージも変わるので、こういった点は非常に嬉しいポイントだと思います。
もちろん、全てのランドセルを持ち出して写真を撮ることが可能です。
↓のような形で写真撮影をすることが出来ます。
また、取っ手の有無以外全て決まっている鞄工房山本と異なり、
- 肩ベルトの形状選択
- 取っ手の有無選択
- セレクトオーダーの場合は色や鋲の選択
があり、それぞれ店員の方々に相談することが可能です。
セレクトオーダーの色サンプルも店舗内、店舗外両方に用意されており、いくつかの組み合わせはサンプルのランドセルもあるため、そちらを参考にすると良いです。
どちらかと言うと、鞄工房山本に比べて店員の方が積極的に案内してくれる印象で、私の場合は
- 肩ベルトの形状がどちらが向いているかの確認
- 用意されている重りをランドセルに入れての試着
をしていただきました。
特に肩ベルトの形状(立ち上がり or ノーマル)は実際に背負っている子供の状態や肩ベルトと背中の隙間をしっかりとチェックしていただき、オススメの形状を診断していただいたのでとてもありがたかったです。
ランドセルはどうだったのか
ランドセル工房生田のランドセルは実物を初めて見ましたが、品質が高く、デザインも想像通りで非常に良かったです。
特にスペシャルブランドランドセルは鞄工房山本に引けを取らないデザインの良さがあり、どのモデルを選んでも満足できるものだと思います。
また、外に出て見ることが出来たのも非常に大きく、室内と屋外ではイメージが結構変わってくるので、余裕があればやはり店舗で見るのが良さそうです。
そして何より背当て・肩ベルト裏も天然の牛革(ソフト牛革)が使われており、またネームプレートも有料ですが付けることが可能で、その点は鞄工房山本よりも上だと感じました。
見学時間はセレクトオーダーがあるためか50分間設定されているため、鞄工房山本よりもゆっくりと見ることが可能です。
私の場合は最初からデザインが決まっているランドセル(スペシャルブランドランドセル)を選ぶつもりだったため、鞄工房山本に比べてかなり余裕を持って見学することができました。
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鞄工房山本とランドセル工房生田の違い
まず、ランドセルの厚さが異なります。
下図の通り、横から見る分にはあまり差がないように見えるのですが、
金具側(下側)から見るとイメージがガラッと変わります。
※上の画像の鞄工房山本のランドセルは、店舗で写真を撮り忘れてしまったので、数年使用した家にある鞄工房山本のランドセルを撮影しています。
鞄工房山本は大マチ+ポケットの2段構造
であるのに対し、
ランドセル工房生田は大マチ+アコーディオンマチ+ポケットの3段構造
になっているため、上記のような差が出るのだと思います。
つまり、
鞄工房山本:見た目はスッキリだが収納力に劣る
ランドセル工房生田:見た目は分厚いが収納力に勝る
という違いがあります。
これはどちらが良いといったものではなく、何を重視するかで決めるものなので明確な優劣はありません。
その他、細かい点で言えば、
鞄工房山本はベロの部分までしっかりコバ塗りされているのに対し、ランドセル工房生田は革の部分が切りっぱなしになっている
などの違いはありますが、上記以外で明確な違いはないように感じました。
(背当て・肩ベルト裏の素材は前述の通り異なります)
また、前回書いた通り、
何よりもランドセルを使用するのは子供なので、子供が気に入ったランドセルを選んであげるのが一番
という原則に従って選択するのが一番良いように感じます。
実際、私もランドセル工房生田がイチオシでしたが、息子が気に入ったのは鞄工房山本のランドセルという結果になり、このまま彼の気が変わらなければ鞄工房山本のランドセルを選ぶことになりそうです。
とはいえ、実物を見なければ分からないことも多く、また現地で重りを入れたランドセルを背負ってみたり、肩ベルトの形状のどちらが良いかを見てもらえたりするので、店舗や展示会は行ってみる価値はあると感じました。
今回は以上です。
皆様の参考になれば幸いです。
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