2024年 東海地区私立中学の受験者数・倍率・偏差値の変化まとめ(男子編)

今回は私立中学の受験者数・倍率・偏差値の2024年データが概ね揃いましたので過去のデータと併せてご紹介します。

今回は男子編ということで、男子校+共学校の

  • 東海中
  • 滝中
  • 南山男子
  • 名古屋中
  • 愛知中
  • 愛工大名電中
  • 春日丘中

を対象としました。

女子編(女子校+共学校)の記事は以下からどうぞ。

2024年 東海地区私立中学の受験者数・倍率・偏差値の変化まとめ(女子編)
2024年の東海地区の中学受験では受験者数・倍率・偏差値がどう変化したかまとめました。 今回は女子編ということで、女子校と共学校についてまとめました。
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偏差値の推移

2013年から2024年の日能研結果R4偏差値の推移は以下のようになりました。

なお、「日能研R4偏差値」とは、日能研の全国模試における合格率80%のラインの事です。
ざっくり言ってしまえば、
合格率が80%となる偏差値
だと思っていれば良いと思います。

また、今回使用する偏差値データは上記の通り、日能研の全国模試なので、名進研の偏差値と異なり関東や関西の超難関校(開成や灘など)を受験する人も含めた全国の偏差値になっているので注意が必要です。

[2024年結果版]名古屋地区における私立中学の偏差値推移(男子)

[2024年結果版]名古屋地区における私立中学の偏差値推移データ(男子)

出典:日能研ホームページ 結果R4偏差値およびオンザロード2024配布資料より作成

2023年→2024年結果の偏差値変化のポイントとしては、

  • 名古屋中のR4偏差値が53に上昇
  • 名電中と愛知中の偏差値が同一に

という2点が大きなトピック。

なお、以前、X(Twitter)でポストした気がしますが、ここ10年の全体傾向として東海地区の偏差値は上昇しており、今回ピックアップした学校の平均偏差値は”4″前後上昇しています
これだけ偏差値が上昇すると、受験対策の内容はかなり変化があるので、
「こんな大変なはずじゃあ無かった」
というご家庭も増えたのではないでしょうか。

名古屋中のR4偏差値が53に上昇

特に名古屋中は偏差値上昇が著しく、2016年から偏差値が9も上昇しています。
日能研の基準で言えば、2019年以前は上位クラス(Mクラス)じゃなくても充分合格が狙える学校だったのが、「上位クラスじゃないと容易に合格できない」という学校に変化しています。

巷でよく比較される南山男子との偏差値差は”3″のままで、昨年の大学合格実績を見るとそこまでの差は無いものの、もともと南山男子のほうが偏差値が上だった事を考えると大きな変化です。

なお、名古屋中入試前の日能研が予想していたR4偏差値は”51″でした。
この事から、名古屋中の難化は大手塾の予想以上に進んでいる事が分かると思います。

名電中と愛知中の偏差値が同一に

2024年の名電は偏差値こそ上昇しなかったものの、愛知中と偏差値が同じになりました
さらに言えば、合格率50%の偏差値(R3偏差値)も両校ともに”40″となっているため、ほぼ同じレベルの学校になったと言っても良い状況になりました。
近年で最も偏差値差が大きかった2019年から5年で追いついたというのはかなり急成長だと思います。(しかも偏差値差6を埋めたわけですし)

また、後述の受験者数のデータを見ると、傾向としては名電人気の上昇は続きそうな気がしますね。

なお、両校の昨年の大学合格実績には差がありますが、これは学校の方向性の違いもありますし、偏差値差が縮まってからまだ日が浅いので今後表面化してくるのだと思います。

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受験者数推移

2013年から2024年の受験者数推移は以下の通りです。

なお、愛工大名電中における受験者数、倍率データは、奨学生入試と一般入試の合計を使用しています。

[2024年結果版]名古屋地区における私立中学受験者数推移(男子)

[2024年結果版]名古屋地区における私立中学受験者数推移データ(男子)

出典:日能研ホームページ 倍率速報および各校の発表情報より作成

やはり1番のトピックは
「名電中の受験者大幅増加」
ではないでしょうか。

同一偏差値帯で比較すると、愛知中、春日丘中が減少しているなか、名電中だけが増加しています。
特に偏差値が同一となった愛知中と比較すると、2016年では2倍の差があったところから約100人差まで差が縮まっており、ここからも名電を選択する層が増えている事が伺えます。

以下は2016年を基準にした受験者数の増減割合ですが、本当に名電中だけ勢いが別次元であることが分かると思います。

[2024年結果版]名古屋地区における私立中学の受験者数増減割合推移(男子)

[2024年結果版]名古屋地区における私立中学の受験者数増減割合推移データ(男子)

出典:日能研ホームページ 倍率速報および各校の発表情報より作成

その他の学校は大きな変化はなくほぼ横ばい、という感じです

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倍率の推移

倍率データは受験者数÷合格者数で算出した実質倍率のデータです。

[2024年結果版]名古屋地区における私立中学の実質倍率推移(男子)

[2024年結果版]名古屋地区における私立中学の実質倍率推移データ(男子)

出典:日能研ホームページ 倍率速報および各校の発表情報より作成

実質倍率トップは相変わらず南山男子で3倍超をキープ。
南山男子は名古屋中との比較では厳しい状況が続いている中、高倍率を維持しているのは”本当に南山が好きで通いたい”という根強い人気を感じますね。

他の学校では軒並み倍率が下がっているか横ばいという感じですが、トップ校である東海中は倍率が上昇していて、こちらも根強い人気を感じさせる結果でした。

なお、受験者数が大幅に増加した名電中ですが、倍率は大きく下降しています。
これは”受験者”が増えただけで”名電への進学者”が大きく変化していないためこうなっているわけですが、今回、データとして「愛知中と同格になりつつある」というのが明確になったので、来年以降はこの倍率の傾向も変化する可能性がある気がしています。

これまでは「名電と愛知の2校から進学先を選ぶ」という場合に、”偏差値は愛知のほうが上だしな…”という心理が働いていたわけですが、これが変わりつつあるわけですからね…
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以上、今回は
2024年 東海地区私立中学の受験者数・倍率・偏差値の変化まとめ(男子編)
についてご紹介しました。

なお、少し本文中でも触れていますが、この偏差値データと進学実績データを見比べると面白いと思うので、進学実績の記事へのリンクを貼っていおきます。
ご興味があればどうぞ。

[2023年]中高一貫私立校の進学実績とR4偏差値(男子編)
2023年の中高一貫私立校における大学合格実績と2023年の予測R4偏差値をまとめました。 やはり東海は実績面で相当強く、滝と比較して大きな差があります。

皆様の参考になれば幸いです。


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