今回はリニアゲートタワー名古屋の事前紹介Part2として、周辺地域の水害想定について調べましたのでご紹介します。
リニアゲートタワー名古屋の記事一覧は以下のページから飛べます。

物件の公式ホームページはこちらです。
提示する情報によって受けた損害について、当サイトは一切の責任を負いかねます。
また、情報は2022年6月時点のものです。
ハザードマップの状況
実は、全国的に2022年6月よりハザードマップが改定され、より厳しい基準に改められました。
今回はその最新版の地図を使ってこの物件周辺の水害関連の状況についてご紹介します。
洪水について
洪水に関するハザードマップは、「風水害ハザードマップ」として以下のページで公開されています。
風水害ハザードマップは
- 内水
→大雨などでマンホール等の下水道から水が溢れる場合の想定 - 洪水
→河川の水が堤防を超える・堤防が決壊することで河川の水があふれる場合の想定 - 高潮
→台風等で高潮が発生し、氾濫が発生した場合の想定
という3種類があります。
結論から言えば、堤防が決壊する等で河川の水があふれなかった場合も~1.0m程度の浸水が予測され、河川の水があふれたり、高潮が発生した場合は~3mの浸水が予想されている地域でした。
また、1階の住居を検討する際は、この水害リスクは充分に考えておいた方が良いという事もわかりました。
詳細は以下をご確認ください。
内水ハザードマップ
これは、前述の通り
「大雨などでマンホール等の下水道から水が溢れる場合の想定」
の浸水状況想定です。
引用元:名古屋市ホームページで公開されているハザードマップより作成
河川の水があふれなかったとしても浸水が予想されている地域であることがわかります。
浸水の高さは、0.3m-0.5mまたは0.5m-1.0m程度が予想されています。
ただ、後述の通り、この内水に対する対策は市が進めており、その恩恵を受けられる地区でもあります。
洪水ハザードマップ
これは、前述の通り
「河川の水があふれる場合の想定」
の浸水状況想定です。
引用元:名古屋市ホームページで公開されているハザードマップより作成
上記の通り、河川の水が溢れてしまった場合は最大で3m程度の浸水が予想されています。
3mの浸水、というとあまりイメージが湧きませんが、「2階まで来るぐらい」というイメージで良いかと思います。
浸水の高さに関するイメージは、名古屋市のハザードマップページに説明があります。
引用元:名古屋市ホームページで公開されているイメージより抜粋
高潮ハザードマップ
これは、前述の通り
「台風等で高潮が発生し、氾濫が発生した場合の想定」
の浸水状況想定です。
引用元:名古屋市ホームページで公開されているハザードマップより作成
上記の通り、高潮で氾濫が発生した場合は最大で3m程度の浸水が予想されています。(2階まで来るぐらい)
リニアゲートタワー名古屋は1階にも物件が存在しますが、洪水/高潮ハザードマップで示されている最大級の被害が発生した場合は、この1階の住居は浸水することになります。
まだ詳細な価格表が出ていないのでこのあたりの事情が価格に反映されているかわかりませんが、頭に入れておいたほうが良さそうです。
浸水対策
名古屋市も名駅前は洪水対策に力を入れています。
このあたりの話はおそらくモデルルームで話があると思いますが、今回のリニアゲートタワー名古屋の周辺は、名駅の東側で作っている「名古屋中央雨水調整池」の恩恵を受けられるようになる可能性があります。
名古屋市の名駅周辺の洪水対策である「名古屋中央雨水調整池」は、名古屋市最大の雨水調整池で、主に大雨などでマンホール等の下水道から水が溢れる事を防ぐ効果がありますが、下図の通り、今回の物件は、
- 物件のエリアは排水のための流下管を新たに作る計画がある
- 名古屋中央雨水調整池とは離れているが、既存・新設の流下管で繋がる想定がなされている
- 上記2点により少なくとも内水による浸水リスクは下がる可能性が高い
という状況になっており、名駅周辺である、という事のメリットはここにも現れているように感じました。
引用元:名古屋市水道局「名古屋市内における浸水対策について」より作成
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以上、今回は、
リニアゲートタワー名古屋 事前紹介2 周辺地域の水害想定について
をご紹介しました。
次回は時間が開いてしまうと思いますが、外観や内装仕様についてご紹介する予定です。
皆様の参考になれば幸いです。
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