大手学習塾における2024年の公立高校合格実績が概ね揃いましたので、過去の推移データとともにご紹介します。
Part2の今回は、菊里高校・瑞陵高校・千種高校の各塾の合格実績をご紹介します。
Part1の旭丘高校、明和高校、向陽高校の各塾の合格実績は以下からどうぞ。

対象とする塾と学校
対象とする公立高校
Part2の今回は、愛知県尾張地区の上位校である以下の3校を対象としました。
- 菊里高校:偏差値65.5
- 瑞陵高校:偏差値64.7
- 千種高校:偏差値63.3
※上記偏差値は各高校の合格者の23年全県模試平均偏差値
対象とする塾
今回、対象としたのは、以下の6塾で、河合塾だけは「wings」と「wings+グリーンコース」の2種類集計しています。
- 佐鳴予備校
- 河合塾(wings/グリーンコース)
- 名進研
- 野田塾
- 秀英予備校
- 明倫ゼミナール
- サンライズ
ちなみに、河合塾の合格実績はwingsとグリーンコースを合算したもののみが公表されています。
しかしながら、河合塾グリーンコースは名駅と千種(と豊橋)にしかなく、やはり教室数が多く身近なwings単体の実績も必要と考え、こちらのページに掲載されている各教室のブログで公表されている実績を合算して、wings単体の実績も可視化しています。
なお、このブログを書いている時点で、
- 河合塾wingsの長久手教室
- 明倫ゼミナール
は25年の実績情報が更新されていませんでした。
しかしながら、新学期に入り塾選びの参考情報と考えるとまとめを作るタイミングとしては限界なので、記事化することにしました。
そのため、実際のwings単体の実績はもう少し多い事にご留意ください。
(河合塾全体の数字は河合塾wingsの長久手教室の実績も入っていると思います)
また、野田塾は24年から瑞陵・千種の実績公表が無くなったため、その部分は空白となっています。
(参考)高校受験における大手塾と個人塾
以前から少し触れている通り、愛知県の高校受験は、中学受験と異なり本番の試験以外にも内申点が重要です。
内申点で高得点を取るためには、普段の定期テストからコツコツと実績を積み上げる必要がありますが、その目的を達成することを考えると、各公立中学校の定期テスト傾向等を熟知している地域に根ざした個人塾や小規模塾の優位性はあるのではないかと思います。
小規模校や個人塾の実績データを広範囲に集めるのが実質上不可能に近いため、実績紹介は大手塾のみを対象としましたが、個人的には大手塾以外も検討する価値はあると思っています。
そういった大手以外の塾選びは結構難しいですが、判断基準の1つとして、
情報収集(と発信)をしっかりやっている塾か?
というのは見ておいて損はないかと思います。
これは、近年愛知県の高校受験はルール変更が頻繁に行われており、しっかりとした情報収集が非常に重要になっているからです。
例えば、当サイト(および当サイトのTwitter)でよくコメント等で応援していただいている「名学館小牧新町校」さんなどは、ブログ等で非常に積極的に情報発信を行っており、上記のようなルール変更・入試解答速報も非常に細かく解説されています。
それ以外にも、オススメの参考書情報や各高校の進学実績を書いていたりするので、非常に幅広く情報収集や対策検討を行っていることがわかります。
(そもそもこんな小さな当サイトを見つけていただいている時点ですごい…)
もちろん、情報収集と発信だけで塾を判断する事はできませんが、判断基準の1つとして利用するのはアリだと思います。
データについて
合格実績データとその期間
今回、各塾の進学実績データは以下のように処理しています。
- 実績は基本的に各塾の公式ホームページから取得
- 過去データはインターネット・アーカイブ等を活用して収集
やはり過去データは公式ホームページ上から消されてしまうため、今回もインターネット・アーカイブに頼る事になりました。
ただ、中学受験データと異なり、歯抜けとなっている年が多くなってしまっています。申し訳ございません。
また、データは可能な限り各塾に定期的に通っている生徒の実績のみに絞っていますが、明確な記載がないケースもあるため、一部のデータで模試や春・夏・冬季講習のみ通った生徒の数が入っているかもしれないことをご了承ください。
生徒数は不明
大学合格実績では、各学校の生徒数が概ね分かっているので合格率が出せますが、各塾の生徒数は非公表なので単純に合格数のみを比較しています。
合格数は単純に規模の大きな塾が有利になってしまうため、
合格数が多い塾が必ずしも良い塾というわけではない
という点はご注意いただければと思います。
個人的には母数が分からないデータは好みではないですが、
- 各塾が変化する受験環境にどこまで対応できているかの把握
- 生徒に選ばれている大手塾はどこなのか
といった傾向は読み取れると思います。
参考程度ですが、2016年と2025年(3月時点)の各塾の尾張地区における高校受験対応校舎数は以下の通りになっていました。
なお、佐鳴の2016年校舎数は過去のアーカイブからカウントしましたが、高校部専門校(大学受験専門校)の除外で多少の誤差が出ている可能性があることにご留意いただけますと幸いです。
引用元:以下の各塾公式サイトの公表データより作成
佐鳴予備校/河合塾/名進研/野田塾/秀英予備校/明倫ゼミナール/サンライズ
各大手塾の合格実績
前置きが長くなりましたが、菊里高校・瑞陵高校・千種高校に対する各塾の合格実績をご紹介します。
菊里高校
菊里高校の合格実績は以下の通りとなりました。
引用元:以下の各塾公式サイトの公表データより作成
佐鳴予備校/河合塾/名進研/野田塾/秀英予備校/明倫ゼミナール/サンライズ
菊里高校は公立高校志向の強い人気学区が近くにある人気校で、偏差値も高いです。
今年は佐鳴と河合塾で明暗が分かれる形となっており、佐鳴は増加した一方で、河合塾(&wings)は大幅に減少しました。
菊里高校は旭丘高校との併願が多い学校ですが、河合塾では旭丘がそこまで大幅に減っているわけではなかったため、旭丘-菊里ルート(尾張1群)を受験した生徒の層が若干薄かったのかもしれません。
昨年は河合塾と佐鳴の差がかなり縮まっていたのでどうなるか気になっていましたが、ここまでの差になるとは思っていませんでした。
他の塾を見ると、やはりサンライズの好調が目立ちます。
昨年までは4位でしたが、今年は河合塾wingsの実績に迫るほどになっており、来年どうなるか非常に気になるところです。
瑞陵高校
瑞陵高校の合格実績は以下の通りとなりました。
引用元:以下の各塾公式サイトの公表データより作成
佐鳴予備校/河合塾/名進研/野田塾/秀英予備校/明倫ゼミナール/サンライズ
瑞陵は相変わらず佐鳴が強く、河合塾の2倍弱の合格数を出しています。
ただ、河合塾も今年は数字を大きく伸ばしており、wingsでは2倍超、河合塾全体でも1.5倍の伸びを見せています。
今年の河合塾は尾張2群の明和・瑞陵の実績が良かったのですが、同じく尾張2群の向陽の結果が芳しくなかったので、一概に”今年は尾張2群に受験生が集中した”とも言えないのがモヤモヤします。
(まぁ、グループの関係で明和と向陽は併願できないので”明和に優秀な受験生が集中した”、”予想以上に向陽の合格のハードルが高かった”という可能性もありますが)
その他の塾も名進研以外は数字を伸ばしていますね。
千種高校
千種高校の合格実績は以下の通りとなりました。
引用元:以下の各塾公式サイトの公表データより作成
佐鳴予備校/河合塾/名進研/野田塾/秀英予備校/明倫ゼミナール/サンライズ
千種も尾張2群の学校で、グループ的には瑞陵との併願が出来ない学校ですね。
こちらはで目立つのは
- 佐鳴の大幅減(前年比2割超の減少)
- 名進研の大幅増(前年比3倍弱の増加)
の2点でしょう。
佐鳴は同じ2群Bグループの瑞陵も合格数を減らしており、2群Aグループは明和が微減、向陽が大幅増となっていることから、”優秀な生徒が向陽に集中した一方、層はそこまで厚くなかった”という感じだったように見えますね。
名進研は昨年比2.8倍の合格数となっており、大幅増ですが、昨年が10人とかなり少なかったので、その分ブレは大きいという影響はあると思います。
こちらも、野田塾の実績が非公表なので何とも言えませんが、まだ佐鳴1強は続きそうな気はします。
====
以上、今回は
[2025年データ]大手学習塾の公立高校合格実績とその推移
をご紹介しました。
今回の表題画像はAIが考える
「満開の桜の木の下で入学式の記念写真を撮る日本人高校生とその両親の様子」
(A Japanese high school student and her parents pose for a commemorative photo for the entrance ceremony under a cherry tree in full bloom.)
です。
“両親”だと言っているのになんでオッサンが2人やねん!w
まぁ多様化の時代…という言い訳も出来ないわけではないですが、凄い違和感がある画像に仕上がりました。
なお、各校の大学合格実績は以下の記事でまとめているので、ご興味があればどうぞ。

皆様の参考になれば幸いです。








コメント