当サイトで長期に渡って見に来ていただいているのは、以下の「名古屋のおすすめ学区」を紹介している以下の記事です。

実は、この記事は、「どこが人気か?」というお話はしているのですが、「どんな学校か?」という部分には触れていません。
もちろん、各学区の詳細をご紹介した記事は書いているのですが、作るのに非常に時間がかかってしまうため、今回はおすすめ学区の学校基本情報をまとめようと思います。
Part2の今回は中学校の情報をまとめます。
小学校の情報は以下の記事をどうぞ。

生徒数/学級数について
生徒数の状況
名古屋の人気学区における各中学校の生徒数は以下のようになっています。
引用元:名古屋市 教育調査統計データより作成
ポイントを挙げると、
- やはり神丘学区の人数は頭ひとつ抜けており、約1,000人を要する学校である
- 汐路中学区は小学校の人数は少なくなかったものの、中学校では少ない部類に入る
- ほとんどの学区は1年生の人数が3年生の人数と同等かそれ以上になっており、少子化の中でこの傾向は人気の高さが現れている
といったところでしょうか。
神丘中学区は進学元となっている小学校の2校の人数がそれぞれ1位と3位なので、人数が多いのは当たり前といえば当たり前ですが、それでも2位の萩山中の1.5倍近くあり、人気ぶりが現れていると思います。
汐路中に関しては前回の小学校編でご紹介した私立中学進学率の高さがここに現れており、進学元となる小学校がそれぞれ7-800人を擁している事を考えると、やはり少なくなっています。
学級数の状況
名古屋の人気学区における各中学校の学級数は以下のようになっています。
引用元:名古屋市 教育調査統計データより作成
傾向としては小学校と同じような形になっています。
中学校で10学級ある神丘中がやはり目立ちますね…
ちなみに、神丘中学区の紹介記事でも少し触れていますが、人数の多い人気校である恩恵は多少あるようで、校舎の建替えが早かったり、モデル校に選ばれて制服が最新のもの(ブレザー)になっていたりするそうです。
最近の生徒数の変化
以前書いた記事で触れている学校もありますが、2016年からの5年間で各学校の生徒数がどう変わったか、というのもまとめてみました。
下図の増減率は、2016年の生徒数を基準として、2021年で何%増減したか、という数字を表しています。
例えば、2016年で100人だった学校が、2021年で120人になっていた場合は+20%といった表記になります。
引用元:名古屋市 教育調査統計データより作成
最も特徴的なのは冨士中の減少傾向です。
前回少し触れていますが、富士中の進学元となっている学校は、長期、中期、短期全てで生徒数が大幅に増えていましたが、中学校では明確に減っている、という逆の結果になっています。
これは、生徒数の部分でも少し触れていますが、私立中学の進学率の高さの伸びが、生徒数の伸びを上回っている可能性が高く、地区としての中学受験熱の高まりを感じます。
似たような傾向は汐路中や萩山中でも見られるため、後述の内申点を考えると、意外と狙い目なのかもしれません。
私立中学進学率と内申点
前回の再掲ですが、各中学校別の私立中学進学率推計値は以下のようになっています。
引用元:愛知県ホームページ「学校一覧」より作成
前述の通り、30%前後の生徒が私立中へ進学している学区が目立ちますが、逆にそこまで私立中進学率が高くない学区もあります。
これに関係し、上位公立高校進学に必要となる内申点を確保することを考えると、意外と私立中進学率が高い学校が狙い目ではないかと思います。
というのも
- 私立中への進学を検討する家庭は、ある程度教育熱心な家庭である
↓
- 教育熱心な家庭の子どもは成績が上位である可能性が高い
↓
- 上位層が抜ける割合の高い中学校は内申点の争いで多少有利ではないか?
という考え方ができるのではないか?と思ったからです。
もちろん、人気学区はベースとなるレベルが高くなる傾向になるとは思いますが、私立中進学率が15%の学区と、私立中進学率が30%の学区では明らかに後者の方が内申点は確保しやすいのではないかと思います。
そういう意味では、上位公立高校進学を考えているご家庭でも、私立進学率が高い学区だからといって、その学区を避ける必要はないのではないでしょうか。
もちろん、人気学区はどこもレベルは高いので、楽ができるという事はないのですが…
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以上、今回は、
名古屋の人気学区の学校情報まとめ 中学校編
をご紹介しました。
皆様の参考になれば幸いです。
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