前回、名古屋市各区の世帯年収についてまとめましたが、今回は、
「他の大都市と比べて名古屋の世帯年収は高いの?低いの?」
というのを見ていきたいと思います。
使用するデータと注意点
使用するデータは前回と同様、「住宅・土地統計調査」という統計調査の令和5年版および平成30年版にて公表されている各市区町村毎の世帯年収データを使用して算出しました。
(分布から中央値を算出する際は按分比例で算出)
なお、分析自体は
- 全体の中央値
- 持ち家世帯の中央値
の2種類行います。
今回、比較対象とする大都市は
- 札幌市
- 千葉市
- さいたま市
- 東京23区
- 横浜市
- 名古屋市
- 京都市
- 大阪市
- 神戸市
- 福岡市
の10都市とします。
なお、“世帯年収”の比較なので、共働き世帯が多い方が数字が高くなることには注意が必要です。
調査年度は少しズレますが、令和4年度に行われた「就業構造基本調査」の結果を用いて、上記10都市の共働き世帯の割合を簡易的に算出すると以下のようになりました。
(※調査対象世帯を母数として、”夫が有業”かつ”妻が正規雇用”の世帯数の割合を算出した)
出典:令和4年「就業構造基本調査」より作成
イメージ通り東京23区のみ突出して高いという結果。
2位、3位も関東の都市で、名古屋市とは1-2%程度の差があります。
意外にも大阪や神戸は下位でした。
大都市の世帯年収中央値ランキング
それでは本題。
上で挙げた10都市の世帯年収中央値をランキング化してみました。
全世帯の年収中央値
まずは、全世帯の結果を見ていきましょう。
名古屋市は5位という結果でした。
上位陣は関東の都市が占めており、特に東京23区との差はそれなりにあり、年間約50万円前後低いという結果でした。
5年前の数字と比較すると千葉、札幌以外は大きく上昇していますが、特に23区の上昇具合が激しいですね。
なお、これは前述の通り共働き割合が影響する数字であることに注意する必要があります。
(それでも横浜市、さいたま市は強いんですが。。。)
持ち家世帯の年収中央値
次に、持ち家世帯の年収中央値です。
持ち家世帯に限定すると、名古屋市は4位という結果でした。
全世帯の中央値と比較すると、トップの東京都とは約30万円の差ということで、差は縮まっています。
5年前の数字と比較すると、東京、福岡、大阪、京都の4都市は大きく上昇していますが、それ以外の都市は大きく変化していませんね。
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以上、今回は
[23年データ]名古屋の世帯年収は他の大都市と比べて高いのか?
をご紹介しました。
次回は、今回ご紹介した都市の各区の比較と、各都市の生活費から、”各都市の実際の収支”という視点で分析したいと思います。
皆様に参考になれば幸いです。







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