最近受験ブログみたいになってきたので、今日は別の話題を。
題材は名古屋市科学館。
いつかは触れようと思っていた名古屋市科学館ですが、一度に書くのは無理があるので、少しずつ書いていくことにしました。
名古屋市科学館のホームページはこちらです。
さて、皆様は名古屋市科学館にある
「極寒ラボ」
ってご存知ですか?
名古屋市科学館の常設展示は基本的に自由に触れて体験することが可能ですが、以下の4つは定員が定められています。
- 極寒ラボ→整理券制
- 放電ラボ→先着順
- 生命ラボ→先着順
- サイエンスステージ→先着順
今回はこのなかから、唯一整理券をGETしないと体験できない「極寒ラボ」に行ってきたのでご紹介することにしました。
極寒ラボって何?
一言で表すと、
「めっちゃ寒い部屋が体験できる」
というもの。
公式ホームページの説明も実にあっさりしていて、何が見られるのか分かりにくいですが、内容をざっくり箇条書きにすると、
- 南極に関する展示がある
- -30℃の世界を体験できる
- 南極の氷を見て、触ることができる
- 氷について学ぶことができる
- 南極の昭和基地について知ることができる
という感じ。
やはり目玉となるのは「-30度の世界を体験できる」というところでしょうか。
体験するにはどうしたら良いのか?
極寒ラボに入るには整理券を確保する必要があります。
実はこの整理券を確保するのは結構大変で、あらかじめ、
「今日は極寒ラボを体験するぞ!」
という気持ちで行った方が良いです。
というのも、1日に体験できるのは、
平日:110人/日
休日:120人/日
という非常に限られた数だから。
30分に1回の体験会で10人しか体験できないのです。
年間130万人が訪れる規模の施設ということを考えると、非常に少ない数だと思います。
タイムテーブル
基本的には昼休み(12:00~12:59)を除いて10時~16時の00分と30分に中に入る事ができます。
(13:00の回は土日のみ)
つまり、
10:00/10:30/11:00/11:30/13:00(※)/13:30/14:00/14:30/15:00/15:30/16:00/16:30
の12回です。(※土日のみ)
各回は10人しか入れないので、土日で120人、という事になります。
整理券の確保について
整理券の配布スケジュール
整理券の配布スケジュールは平日と土日で異なっており、以下の通りとなっています。
【平日】
- 10:00/10:30/11:00/11:30
→開館時から配布 - 13:30/14:00/14:30/15:00
→13:00から配布 - 15:30/16:00/16:30
→13:00から配布(※)
※:4月4日~6日、5月1日~2日、7月21日~8月31日は15:00から配布
【休日】
- 10:00/10:30/11:00/11:30
→開館時から配布 - 13:00/13:30/14:00/14:30
→12:30から配布 - 15:00/15:30/16:00/16:30
→14:30から配布(※)
土日の場合、各配布回毎に40人しか整理券を受け取れないという事になります。
最も楽なのはやはり開館と同時に確保する事ですが、40人なのですぐ埋まってしまうんですよね…
整理券の待機ルール
整理券の配布およびその待機列の形成は極寒ラボのある理工館の5階で行われます。
エスカレーターで5階に上がってすぐ左のところに整理券配布カウンターがあり、待機列もそこから形成されるので迷うことは無いと思います。
(案内の方もいらっしゃいます)
開館と同時に確保する場合以外は、この待機列に並ぶ事になりますが、以下のようなルールがあります。
- 体験希望者5人に対して1人並べばOK
- 配布時には体験希望者全員が揃っている必要がある
- 並ぶ時点でどの回が何人空いているか教えてもらえない
上の2つのルールはそこまで注意する必要はないと思います。
5人に対して1人だけ待機列に並んでいれば良いというルールは結構ありがたく、残って待機列にいる人押し付けられたパパ以外は常設展示を見に行く事が可能です。
やっかいなのは最後のルール。
列の前方に並んでいる場合はさほど気にする必要がないルールですが、待機列に並んでいる人が40人ギリギリといったケースだと非常に面倒なことになります。
極寒ラボではプラネタリウムと異なり、待機列の案内をする係員の方は並んでいる方々がどの回を希望するか把握していません。
つまり、
「最後の4人でギリギリ並んだ」
という場合、整理券を受け取る段階で、
15:00に1人の空き、15:30に2人の空き、16:00に1人の空き
という状況で、家族やグループ全員が同じ回に入れない、という事態が起こりえる、という事です。
複数人のグループ全員で同じ回に入りたい、という場合や、プラネタリウムの時間の関係で特定の回にしか入れないという場合は特に注意が必要。
せっかく長時間並んでも諦めざるを得ない状況が出てきてしまうリスクがあるのです。
これについては、30人程度が並んだあたりから、待機列の案内をする係員の方から注意事項として伝達されますが、
「前に並んでいる人たちに希望を聞いてくれよ!」
と毎回思います…
無事、整理券を確保したら後は指定された時間に極寒ラボ入り口に行けば体験できます。
どれぐらい前に並べば良いのか?
何度か休日に極寒ラボの整理券を取っていますが、基本的には
「配布開始の1時間前でも厳しい場合がある」
という感じ。
その日の入館者数にもよると思いますが、最低でも1時間は待機する覚悟が必要です。
さらに言えば、夏休みや大型連休などはもっと早く待機列が埋まってしまう(40人並んでしまう)ケースが多いです。
極端に混んでいる休日の場合、12:30からの配布が終わった直後から、14:30配布開始の列に並ぶ方も居るほど。
やはり入館直後に頑張って整理券を確保するのが一番効率的ですが、プラネタリウムの券も確保したい場合はそれも難しかったりするので悩ましいところです。
(場合によってはプラネタリウムに入らない人用の列が作られ、優先的に入場させていたりします)
現地の様子
前置きが長くなりましたが、ここからは極寒ラボの中身についてご紹介します。
体験の流れ
体験は以下の流れで進みます。
- ガイダンスルームで説明を受ける
- コートを着る等の準備
- 極地情報室で体を慣らす(-10℃)
- 極地体験室で-30℃の世界を体験
- 極地研究室で常温に戻る準備をする(-10℃)
メインとなる-30℃の体験は5分、全体では20分程度の体験でした。
説明と準備について
最初のガイダンスルームでは展示内容や注意事項などの説明があります。
ペットボトル飲料の扱いや、スマホの扱いに関する説明はよく聞いておいた方が良いです。
説明が終わると準備開始。
準備と言ってもコートを着るだけですが、少し大き目のものを選んでおいた方が良いです。
ちなみに、コートはファスナーとボタンが両方ついているものがありますが、使用できるのはボタンのみ(ファスナーの金具は外されている)
たまにファスナーの金具を必死に探している方が出てきますが、使えるのはボタンだけです。
準備が終わると、いよいよ寒い部屋に入ります。
極地情報室
この部屋は-10℃ですが、冷凍庫よりもまだ温かい温度。
壁には南極・北極に関する情報が色々と書いてありますが、メインの部屋に向けたワクワク感であまり頭に入ってきません(笑)
ここで体を慣らし終わったら、ついにメインの部屋に進みます。
なお、寒さに弱い人は、次の部屋に入る前にフードを被っておく事をおすすめします。
油断していると、次の部屋で耳が痛くなります…
極地体験室
いよいよ-30℃の世界を体験する部屋です。
ここの見どころは色々ありますが、個人的には
「南極の氷に触れる」
というのが一番テンションが上がりました。
それ以外にも、天井にあるドームには実際に南極で撮影した映像が映し出されていたり、氷の結晶が分かりやすく展示されているなど、様々な展示があります。
でもやっぱりメインは「とにかく寒いこと」ですね。
部屋の中には大きな温度計も設置されているので、その前で写真撮影をしている方も多くいらっしゃいました。
ここの体験時間は5分ですが、寒さに弱い方は数分で
「早く出たい!」
と言い始めたりしています。
前のパートで触れましたが、とにかく肌が出ているところが痛くなってくるので、フードを被っていないと耳が痛いです。
極地研究室
最後に、常温に体を慣らすために-10℃の部屋でしばらく過ごします。
-30℃の部屋を体験した後だと、この温度でも暖かく感じるから不思議。
完全に消化試合感満載の空気が流れますが、ここでも色々な展示があり、南極の昭和基地の暮らしの様子や、実際の南極のライブ映像などを見ることができます。
この部屋の後は、最初の部屋に戻ってコートを返却すれば体験終了です。
===
以上、今回は名古屋市科学館の極寒ラボについてご紹介しました。
極寒ラボは整理券確保の労力はかなりかかりますが、貴重な体験ができるので、個人的には一度は行く価値はあると思っています。
ちなみに、極寒ラボを体験するのにオススメな季節は「冬」です。
夏はオススメしません。
というのも、汗をかいていると寒いですし、スカートや短パンで中に入ると、直に冷気に触れている足が痛くてしんどいから。
「涼しそうで良いじゃん!」と夏の軽装で極寒ラボに行くとしんどいですよ…
今後も名古屋市科学館については細かくご紹介していく予定です。
皆様の参考になれば幸いです。
コメント