大手学習塾における2024年の公立高校合格実績が概ね揃いましたので、過去の推移データとともにご紹介します。
25年の最新データを反映した記事を公開しました。
以下のリンクからどうぞ。

Part1の今回は、旭丘高校・明和高校・向陽高校の各塾の合格実績をご紹介します。
Part2の菊里高校・瑞陵高校・千種高校の各塾の合格実績は以下からどうぞ。

対象とする塾と学校
対象とする公立高校
Part1の今回は、愛知県尾張地区のTOP3である以下の3校を対象としました。
- 旭丘高校:偏差値69.4
- 明和高校:偏差値68.0
- 向陽高校:偏差値66.0
※上記偏差値は各高校の合格者の23年全県模試平均偏差値
対象とする塾
今回、対象としたのは、以下の6塾で、河合塾だけは「wings」と「wings+グリーンコース」の2種類集計しています。
- 佐鳴予備校
- 河合塾(wings/グリーンコース)
- 名進研
- 野田塾
- 秀英予備校
- 明倫ゼミナール
- サンライズ
ちなみに、河合塾の合格実績はwingsとグリーンコースを合算したもののみが公表されています。
しかしながら、河合塾グリーンコースは名駅と千種(と豊橋)にしかなく、やはり教室数が多く身近なwings単体の実績も必要と考え、こちらのページに掲載されている各教室のブログで公表されている実績を合算して、wings単体の実績も可視化しています。
(参考)高校受験における大手塾と個人塾
以前から少し触れている通り、愛知県の高校受験は、中学受験と異なり本番の試験以外にも内申点が重要です。
内申点で高得点を取るためには、普段の定期テストからコツコツと実績を積み上げる必要がありますが、その目的を達成することを考えると、各公立中学校の定期テスト傾向等を熟知している地域に根ざした個人塾や小規模塾の優位性はあるのではないかと思います。
小規模校や個人塾の実績データを広範囲に集めるのが実質上不可能に近いため、実績紹介は大手塾のみを対象としましたが、個人的には大手塾以外も検討する価値はあると思っています。
そういった大手以外の塾選びは結構難しいですが、判断基準の1つとして、
情報収集(と発信)をしっかりやっている塾か?
というのは見ておいて損はないかと思います。
これは、近年愛知県の高校受験はルール変更が頻繁に行われており、しっかりとした情報収集が非常に重要になっているからです。
たとえば、2023年の3月からは、愛知県公立高校の一般入試はマークシート方式に変わりましたが、この内容について、しっかりとした情報収集を行えなければ相当不利になってしまうのは明白で、こういった部分のサポートができる塾を選びたいところです。
(※「発信」を入れているのは、我々が知ることができるという理由もありますが、ちゃんと理解していないと塾ブログ等で発信することができないため、塾の理解度の証拠にもなるからです。)
例えば、当サイト(および当サイトのTwitter)でよくコメント等で応援していただいている「名学館小牧新町校」さんなどは、ブログ等で非常に積極的に情報発信を行っており、上記のようなルール変更も非常に細かく解説されています。
それ以外にも、オススメの参考書情報や各高校の進学実績を書いていたりするので、非常に幅広く情報収集や対策検討を行っていることがわかります。
(そもそもこんな小さな当サイトを見つけていただいている時点ですごい…)
もちろん、情報収集と発信だけで塾を判断する事はできませんが、判断基準の1つとして利用するのはアリだと思います。
データについて
合格実績データとその期間
今回、各塾の進学実績データは以下のように処理しています。
- 実績は基本的に各塾の公式ホームページから取得
- 過去データはインターネット・アーカイブ等を活用して収集
やはり過去データは公式ホームページ上から消されてしまうため、今回もインターネット・アーカイブに頼る事になりました。
ただ、中学受験データと異なり、歯抜けとなっている年が多くなってしまっています。申し訳ございません。
また、データは可能な限り各塾に定期的に通っている生徒の実績のみに絞っていますが、明確な記載がないケースもあるため、一部のデータで模試や春・夏・冬季講習のみ通った生徒の数が入っているかもしれないことをご了承ください。
生徒数は不明
大学合格実績では、各学校の生徒数が概ね分かっているので合格率が出せますが、各塾の生徒数は非公表なので単純に合格数のみを比較しています。
合格数は単純に規模の大きな塾が有利になってしまうため、
合格数が多い塾が必ずしも良い塾というわけではない
という点はご注意いただければと思います。
個人的には母数が分からないデータは好みではないですが、
- 各塾が変化する受験環境にどこまで対応できているかの把握
- 生徒に選ばれている大手塾はどこなのか
といった傾向は読み取れると思います。
なお、2016年と2023年の各塾の尾張地区における高校受験対応校舎数は以下の通りになっていました。
(佐鳴の2016年校舎数は、どう頑張っても出てこなかったので空欄になっています…)
引用元:以下の各塾公式サイトの公表データより作成
佐鳴予備校/河合塾/名進研/野田塾/秀英予備校/明倫ゼミナール/サンライズ
各大手塾の合格実績
旭丘高校
旭丘高校の合格実績は以下の通りとなりました。
引用元:以下の各塾公式サイトの公表データより作成
佐鳴予備校/河合塾/名進研/野田塾/秀英予備校/明倫ゼミナール/サンライズ
旭丘高校は愛知県におけるトップ校ということで、各塾で最も力を入れている高校だと思います。
トピックとしては、
- 河合塾が首位を奪還
- 佐鳴は大きく合格数を減らした
- 河合塾wings単体は横ばい
- 昨年大幅減だった名進研は少し数字を戻した
といった感じでしょうか。
マークシート式となって2年目ですが、昨年合格数を異常なほど伸ばした佐鳴が大ブレーキで、首位を河合塾に明け渡しています。ますます旭丘元校長の最高顧問就任が怪しく見える…
とは言え、23年を例外だとすると、数字自体は伸び悩んでいるわけではなく、河合塾と肉薄しているため不調とも言えません。
逆に、精力的に教室数を伸ばしている河合塾wings単体の実績はもう少し多くても良いように感じます。
wingsは小5から公立高校対策のために通塾するうえ、入塾するだけでもそれなりにハードルが高いと聞きますしね…
その他の塾は、サンライズは規模を考えれば好調をキープしていると言えますし、名進研も昨年の大幅減の半分ぐらいは数字を戻しています。
秀英予備校は大幅減(約3割減)ですが、23年が特に好調だった事を考えると、例年通りとも言えそうです。
明和高校
明和高校の合格実績は以下の通りとなりました。
引用元:以下の各塾公式サイトの公表データより作成
佐鳴予備校/河合塾/名進研/野田塾/秀英予備校/明倫ゼミナール/サンライズ
明和高校は常に尾張地区におけるNo.2の学校で、こちらも各塾は力を入れている学校であるのは間違いありません。
また、近年は中高一貫校化されるというニュースもあり注目度が上がっている学校です。
今年のトピックとしては、
- 佐鳴予備校が好調をキープし2位との差を広げた
- 河合塾はwingsもグリーンコースも減少していて不調
- 昨年大幅減だった野田塾は数字を少し戻した
- 結果的に大手塾で昨年比で数字を伸ばしたのは佐鳴と名進研のみ
といった感じでしょうか。
長期目線で見ると、河合塾は昨年までは勢いが良いように見えていましたが、今年は不調。
トップである佐鳴予備校が数字を伸ばしたため、差が広がってしまっています。
トップ2塾以外では、野田塾が昨年4割近くも合格数を減らしたのがか、かなり戻してきたのが目立ちます。
とはいえ、結果的に大手塾で昨年比で数字を伸ばしたのは佐鳴と名進研のみという状況です。
向陽高校
向陽高校の合格実績は以下の通りとなりました。
引用元:以下の各塾公式サイトの公表データより作成
佐鳴予備校/河合塾/名進研/野田塾/秀英予備校/明倫ゼミナール/サンライズ
向陽高校は偏差値的にも尾張地区で3位で、大学合格実績でもかなり良い実績を出している実力校です。
今年のトピックとしては、
- 佐鳴予備校の合格数が減少
- 2位の河合塾は数字を伸ばし、特にwingsが好調
- 昨年大幅減だった野田塾は数字を戻せていない
といった感じでしょうか。
佐鳴予備校は去年大幅に合格数を増やしましたが、今年は(旭丘ほどではないにしろ)合格数を減らしています。
2位の河合塾は合格数を伸ばしており、特にwingsが好調。wingsは単体でも野田塾を抜いていますね。
一方の野田塾は昨年合格数を大幅に減らして今年は正念場だったのですが、大きく数字を伸ばすことができずに微増といった感じです。
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以上、今回は
[2024年データ]大手学習塾の公立高校合格実績とその推移 Part1
をご紹介しました。
なお、各校の大学合格実績は以下の記事でまとめているので、ご興味があればどうぞ。

次回は、各塾の菊里高校、瑞陵高校、千種高校の実績をご紹介する予定です。
皆様の参考になれば幸いです。








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